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youma nofuin
作家さんの新作発表
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ファンタジーです。
古い作品ですが、私にはとても思い入れのある作品です。なので神評価させていただきます。
これは、BLではありません。神にも等しい強大な存在《妖魔の王》が、たわむれにかかわった小さな存在《人間の魔術師》にいつしか心を移し、まことの愛、無償の愛をささげる物語です。
かさねて、BLではありません。妖魔に性別はありませんし、魔術師は彼が美しく、(並みの妖魔なら負けないほど)力ある術者だったというだけのことです。
妖魔の跋扈する世界、人は残虐なかれらにおびえ暮らしている。力ある術者のみが彼らをたおすことができる。
魔術師シバは、なぜドリアスがじぶんの旅についてくるのか解らない。その気になれば自分などひとひねりでつぶせるほどの強大な王が・・・
妖魔の世界には七人の王がいる。彼らの思惑・嫉妬、人間の欲望、それらの中にシバは巻き込まれ・・・世界が崩壊に向かう中、ふたりは・・・?
私事ですが、初めて読んだとき精神的に微妙なときでして・・・泣きました。「ほんとうの愛なんてあるわけない。永遠の愛なんてあるわけない。でもこんな思い、これほどの思いがあるならそれこそ!」
萌えとか、そんなの入る余地のないスケールの大きな物語です。
絵のタッチ等、作者の現在の作品にくらべるとつたなさも感じられますが、若さ、情熱のひしひしと伝わってくる作品です。