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hachigatsu no mori
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
海辺の小さい町で生まれ育った、
懐が広くて温かくて純朴な蒼太が
東京から来た転校生に恋をするお話。
簡単すぎるあらすじですが、
これはもうスルメ作品です!
(読めば読むほど味が出るとかそういうヤツです)
なんでしょうね、普段Men's Love好きなんですけど、
こういう胸キュンなお話を読むと
「やっぱ高校生も良いわ…」と思ってしまいます。
乃亜の気持ちを気遣いながら、
自分の想いを素直にぶつけて振られて、
やっぱり諦めないって…真っ直ぐだなー!
すごく好きなセリフがあります。
「人にしろ 何かにしろ 大事なのはどれだけ好きかって事でしょ?
他の事はあとからついてくるってだけでさ。
傷ついても傷つけられても別に死ぬ訳じゃないし
でっかく構えてろよ」
気が強い割に気が小さくて
虚勢はってる乃亜に蒼太が言うんです。
人としてデカイよ、蒼太!
高校生でこんな風に達観できないでしょ、普通は…。
これだもの、好きになって当たり前ですね、乃亜も。
記憶障害は起こって欲しくなかった気もしますが
この二人だからこそ、それでも新しく恋を始めて
もっと絆を深くできたのかなーと思います。
蒼太の記憶が完全に戻らなくても…。
社会人になってからのお話が、カバー下含めて5ページしかなくて
かなり残念です!
蒼太は坊主も似合ってたけど
やっぱり短髪いい感じ!!
乃亜のスーツも素敵ー!いやっほう!!
…やっぱり『リーマン>高校生』なのか、私…。
じいちゃんの習字の生徒、女子二人が
いい味出してるわーw
じいちゃんもだけど、いや、登場人物皆が
口は少し悪くても、情が深くて人間味が溢れてて
特別な何かが無くても、刺激的じゃ無くても
安心して暮らしていけるような環境。
あー、切なくなりつつもホッとできるお話です。
H無しが残念ですが、作品的にそれでいいのかも。
でも、勿論妄想で補います!
経験済みの乃亜がチェリーの蒼太をリードしてくれるんだろうか…。
蒼太はテンパリそうだな…w
乃亜はちゃんと好きな人とするのが初めてだろうから
これはこれで…うふふなわけですな。(オヤジですみません)
『ホリゾンブルー』は、うって変わって暗いです。
じいちゃんの戦後のお話だから、それはしょうがないんですが、
救われるような最後でした。
じいちゃんの明るさと優しさが沁みる…(泣)
あとがきで、『ホリゾンブルー』が先で
『八月の杜』が後っておっしゃっててびっくり!
読み切りから、こんな良作を生みだせるなんて凄い!!
TATSUKIさんは絵もお話も大好きです!!!
ギャグセンスも光ってます!
…だからお願いです、またコミックス出して下さいぃぃぃ!!
これは直接ファンレター書くしかないのだろうか。
ちょっと恥ずかしいなぁ…w
Cab掲載時からずっと気に入って読んでいましたが、やっと一冊になって自分のものになる作品ということで、本当に嬉しかった!
この作品の感動はうまく言い表せないのだけれど。
「きっとまたお前のこと好きになると思うよ」
このラストのセリフに全てが凝縮されているのです。
このセリフが現れた時に胸がブワーって熱くなって、何か涙が出てきちゃう!
それは”運命の相手”とかいう便利な表現ではなくて、魂の部分で繋がっていることを証明する言葉なんだと、
彼を好きになったのは単なる興味でも、欲情でも、同情でもなく、人間そのものだったと。
そんな繋がりが心を揺さぶるお話だったのですね。
田舎の漁村が舞台だからか、登場人物達が皆純粋で明るくて、素朴で、あったかい。
それは蒼太だけでなく、蒼太の友達、おじいちゃん、家族、みんなみんなみんな、、なんです。
『ホリゾン・ブルー』は蒼太のおじいちゃんのお話でしたが、これも胸に浸み入りました。
だからなのか、妙に蒼太に理解があったんですねww
あと個人的にお気に入りだったのが、岩雄です!
ガンコ寿司のキャラみたいな、まんま厳つい顔が~でもとってもイイ性格で、好きですv
この本、是非是非みなさんに読んでもらいたいなー。
優しい気持ちになれます。
じーんときて、じわじわっと心の奥のほうから染み出てくるような涙がぽろん。優しくて切なくて、でもとても暖かい涙。
田舎を舞台にした派手さのないストーリーですが、萌えとは違う感情でハート鷲掴みです。
レビューが少ないのが悲しい。
もっと読まれるべき名作だと思います。
主役は、都会からやってきたひねた転校生と、田舎の純朴な坊主頭くんです。
この二人の関係性が、日常が、会話が、もうもういちいち可愛いんですよ。
坊主頭くんのひまわりみたいな陰りのない明るさに、ひねた転校生くんが癒されていく。坊主頭くんは途中からラブ全開なんだけど、友達としての距離はきちんと守るんだよね。
衝撃的な事件やら特別な臭いセリフなんかじゃなくて、「なんでもない日常」が転校生くんを変えていくのが良かったです。
ありがちと言えばありがちなお話かもですが、こういうお話って逆に説得力をもって描くのはすごく難しいんじゃないかなと思います。
ありがちと言えば記憶喪失ネタもそうですね。ぶっちゃけ記憶喪失ネタは食傷してて、それを使われるだけで評価を下げたくなるほど好かんのですが、この作品ではストーリー上の必然を感じたし、むしろ感動が増しました。
嫌いなのは記憶喪失ネタそのものじゃなく、それを安易に使われることなんだなと。結局は作品次第なんだなァと、改めて思いました。
はー、
しかし良かった!
こんな作品をもっと読みたいです。
あとじーちゃん最高!
これ好き(*´▽`*)
短い青春の一ページといいますか。
バカやって、笑って、爽やかで、まっすぐで。
本当はそんなつもりなんて一つもなくて。
人を好きになるっていう「ハジメテ」に戸惑って。
出会いから、距離が縮まって
本当の自分、本当のあいつ。
好きになっていく過程がすごく自然でよかった。
ちょっとバカやってる感じも好き。
田舎町の素朴な作品なのですが、またそれがいい。
読んでるこっちまでホノボノしてしまう作品だったなと思います。
エロなしです。
それがまたいいなと思いえる読後。
もっと早く読めばよかったー!!
蒼太の住む田舎に、東京から転校生がやってきた。
堂崎乃亜。向こうで問題を起こしたとか、何かと噂の人物だ。
乃亜と関わるうちに、蒼太は徐々に乃亜に恋心を抱いていって…
お手本のようなラブストーリーなんですが、もうめちゃくちゃキュンキュンものでした。
乃亜と関わるうちに、乃亜の過去が明らかになり、知りたくなかったような知りたかったような
微妙な感情になる蒼太。
それでも、乃亜に対する思いは止まらず、真正面から乃亜にぶつかります。
一方の乃亜も、過去のトラウマから、しばらく恋はするものかと思うのですが
蒼太の、自分に向ける真っすぐな思いに揺れ動かされ始めます。
今までいい加減な恋愛ばかりしていた乃亜も、こんな真剣でピュアな恋は初めてで。
二人の不器用な恋に、もうときめきっぱなしです。
坊主頭で男っぽい蒼太と、不良みたいで軽そうな乃亜。
そんな二人の青春まっしぐらな恋愛です。
乃亜と付き合えて幸せ絶頂の蒼太に対し、実は恋愛に対して臆病な乃亜。
うまくいっているように見えて実はすれ違っていて…。
そんな二人にある事件が…!
物語はここからがクライマックスです。
今まで二人が築き上げてきた関係とか、乃亜の蒼太への想いとか
蒼太の乃亜への想いとか、そういうもの全部なかったものにされた乃亜は
自分から別れを切り出したくせに、蒼太の自分へ向ける思いはそんなものだったのかとショックを受けます。
好きになりすぎるのが怖い、と告げたくせに、結局蒼太が自分を好きでなくなるのは
嫌でたまらないんですよね。
時折見せる表情がすごく切ないんですけど、そんな自分勝手なところも乃亜の魅力かな…
そして、ようやく思いが通じ合った二人。
“きっとまたお前のこと好きになると思うよ”
もう……。
涙が溢れました。
日本のこんな小さな田舎で二人は真剣に恋をして。
一生懸命一生懸命恋をして。
「好き」の気持ちはこんなにも尊いものかと思わせてくれる作品でした。
オシャレ漫画もいいけど、やっぱりこういうノスタルジーな漫画って大好き。
なんだか懐かしくて、私も心が洗われるような気持ちでした。
エッチもなくて、キスシーンがちょっとあるのみなんですが、
もうこのトキメキはハンパないです!
恋愛は心でするもの。…蒼太男前すぎ!!!
同時収録は蒼太のおじいちゃんの話。
そうか…おじいちゃん、こんな過去があったのね。
この物語を読むことで、本編がより一層深く味わえると思います。
BLというよりは、それよりもっと壮大な人間愛のお話だったのかな…?
おじいちゃんが、なんでそんなに蒼太の肩を持つのか、これでわかりますね。
あぁ本当にいい作品でした。
久々に「萌え~~~!!!」と叫ばずとも、心に残る作品でしたね。
その後の社会人になってしまった二人にもニヤニヤしちゃいました♪
カバー裏にもいっぱい胸キュンが詰まってますのでお忘れなく!
一度好きになった気持ちは
心が覚えているんだと、
ずっとここにあったんだという言葉に
ただ、もうじーんとしてしまいました。
蒼太の乃亜に向けるまっすぐな好意が
清々しくて、一度断られても
「やっぱ自分の気持ちにウソはつけん」と
言い放つ彼はホント素敵だと思うのです。
ある出来事の後、
蒼太は乃亜と一緒に過ごした場所や時間に
思いを巡らすのですが、
何気ない1つ1つがいつの間にか
忘れ難いものになっていたのですね。
神社の大樹の下で交わす会話が、
揺るぎない幹の大きさと
少し小さく見える彼らとに相まって、
印象に残る場面でした。
蒼太の友人、岩雄君が良き理解者で
いい味を出しています。
短編で蒼太のじいちゃんの
若い頃の話がありますが、
この仄かな想いがあったからこそ
蒼太に理解があったのだと納得しました。
カバー下の漫画は、
確かなものがお互いの中にあるのであろう
程よい距離感が描かれています。
タイトルのおかげで八月になると読みたくなる本でして、再読。
都会からやってきた訳あり転校生ノアと、田舎の純朴な高校生蒼太とのお話。
女の子に興味が持てないと自覚している蒼太がノアに惹かれて衝動的に告白しちゃうも、ノアは過去のトラウマから恋愛はしばらくしないと決めており、早々にあっさり玉砕しちゃいます。
でも振られても蒼太は自分の想いを否定することもなくノアに接する様子が青臭くて、まさに青春だなぁって。
潮の香りが漂う海辺の田舎のゆるやかな雰囲気の中で少しずつ、少しずつ二人が歩み寄っていくのがいいんです。
坊主頭は好きじゃないけど、蒼太は坊主頭がキャラ的にとてもピッタリでいいと思う。
そして途中で蒼太が記憶障害になり、ノアと蒼太の関係を忘れてしまいます。
初めて読んだ時、安直というか古典的な手法を何故この作品で用いる?と否定的に思った記憶がありますが、結局蒼太の記憶が戻らないからまぁいいか…と。これがノアの言葉とか何らかで記憶がパーッと戻ってしまったらかなり評価を下げるところなんですが、結局記憶は戻らなかったので。
記憶がまた無くなったとしても「きっとまたお前のこと好きになると思うよ」と打ち明ける蒼太がいいです。
周囲の人々も暖かくてとてもいいです。理解のあるおじいちゃん、ゲイである事を打ち明けても変わらず接してくれる友達、蒼太とノアをこっそり応援してくれている仲間たち。田舎だけど閉塞感がまったく無いのは周囲のキャラのお陰です。
ノアが自分のことを「サイテーだよ。」と自嘲したのを聞いたおじいちゃんが「サイテーと思う心があるうちはまだ大丈夫、それすら思わなくなったらサイテー人間仲間入り」と答えるのですが、おじいちゃん良い事言うなぁ!と思いました。
同時収録の【ホリゾン・ブルー】
蒼太のおじいちゃんのお話。といってもおじいちゃんが主人公ではなく奥さんの兄、つまり義兄が主人公です。戦地で被弾の末、失明をし妹夫婦の家庭へ身を寄せて暮らす義兄。
義兄は大勢の仲間が死んでいったこと、そして愛した男が隣で息絶えた日を忘れることが出来ず、死への願望に取り憑かれています。
ちょうど終戦記念日にこの作品を読んだので、お腹にズーンとくるものがありました。
良書。
純愛というか奥手というか。
キス止まりの関係が初々しいやら読んでいて気恥ずかしいやらで大変心をくすぐられました。
何度も手に取って読みたくなる作品です。
『八月の杜』
海辺の小さな田舎町にワケ有りで転校してきた乃亜と、坊主頭の蒼太の物語。
なんといっても蒼太がとってもいい子!
精神が健やかで芯がしっかりしていて優しくて、好きな相手(乃亜)に対して真っ直ぐぶつかっていく健全さ!
対して乃亜は転校してきた当初は人付き合いもなく近付きにくい雰囲気を醸し出していたけれど、蒼太と仲良くなるなかでどんどん心を開いていきます。
仲良しの男子高校生の日常のひとこまがとてもリアルに描かれていて、二人の距離が近付いていく様子が無理なくスッと心に入ってきます。
蒼太は乃亜の体がふいに近付いてドキドキしたり、体育の授業の着替えでドキドキしたり、告白した勢いと弾み(?)でキスして「すんません」と叫んで逃げ帰ったり(笑)
どれもこれも甘酸っぱい青春の1ページといった趣で読み手の私は胸がキュンキンュンして仕方ありません。
そんなある意味順調に日々を過ごしていた二人に、事故による蒼太の記憶障害という出来事が起こります。
結果的に全ての記憶は戻らないのですが、戻らないという現実を受け入れて関係を再構築していく姿が私にはとても眩しく映りました。
記憶を失ってもまた同じ人を好きになる、記憶はなくても心が覚えてる。
そんな王道ストーリーではありますが、主人公二人をはじめ、周囲のいい味を出しているキャラクター達が物語を手垢のついた“知っている物語”ではない透明感のある作品に仕上げているように思います。
特に蒼太のおじいちゃんがナイスキャラ!
そのおじいちゃんの若き日の物語が『ホリゾン・ブルー』
社会人になった二人のその後が少しだけ描かれていてホッとしました。
なんだかんだ隣で一緒に人生を歩んでくれたら、と幸せなエンディングを望んでやまない物語。
『ホリゾン・ブルー』
戦後の若き日のおじいちゃんと、戦争で視力を失ったたけしさんの物語。
たけしさんはおじいちゃんの妻の兄。
恋、というには淡い想い。でも静かにすべてを受け入れて傍に居るおじいちゃんの姿に孫の蒼太の在り方が重ねて見えます。
おじいちゃんがたけしさんにした“さっさと眠れるまじない”のカタチを借りたたった一度のキスが切なく、秘めた恋心の発露の先が行き止まりであっても、この一度のキスが生涯心に在るのだろうと思わせるシーンでした。
悲恋とは違うけれど、報われることはなかった恋が余韻深く私の胸にも響きました。
2作品とも心の機微が丁寧に描かれています。
純度の高い物語をお探しの方にお勧めします。
二人の気持ちや関係性がじっくり変わっていく様子がとっても丁寧で自然でした。
田舎の風景や学校風景、さらに季節の移り変わりと
うまく重ねあいながらストーリーが進んでいきます。
主人公の坊主頭くんが真っ直ぐでいい子!
とっても爺ちゃんっ子で非常に好感度高いです。
爺ちゃんもまた、柔軟で理解のあるナイスキャラ。
流れるような季節感のせいもあるのでしょうが、
主人公たちが学生時代を一緒に過ごせるのは今だけなんだ
とタイムリミットを常に意識させられ、
ヒリヒリするような切ないような気持ちになるのは
自ら老い先短いと悟っている爺ちゃんの存在も大きいと思います。
皆さん仰るとおり、記憶喪失ネタは使い古されてて安易かなと思いましたが
感情と出来事は別々の場所に記憶されていて、片方が壊れても片方が残っている
という説明の説得力とその後の展開にはうならされてしまいました。
そして決め台詞のかっこよさ。
「話して蒼太に嫌われるのが怖かったんだ」
「俺の愛はそんな薄っぺらな愛じゃねえ」
「それに今のおまえはちゃんとやってるし、俺は今のおまえを見てる」
「もしまた道を間違えそうになったときは、俺が首根っこひっ捕まえて引き戻してやっから」
「ぶっ倒れそうなときは飛んでくから!」
流れに無理がない。自然。セリフに説得力がある。
これからもっと成長し続けていくであろうTATSUKIさんの作品を
追いかけて読んでいきたいと思いました。
と、4月にレビュー書いていうのもなんですが。
◾︎伊藤蒼太,高校2年×堂崎乃亜,東京からの転校生
商業BL漫画を読み始めた初期も初期に読んだ思い出の作品です。今読み返せば後半は"よくあるネタ"…よく自分はレビューで劇薬と表現してますが…を使っちゃってて。劇薬、使えば面白くなるけれど、ある種ありきたりにもなってしまう諸刃のエッセンス。
すったもんだあったので、社会人になった2人が僅かですが収録されているのは嬉しい。
友達の厳雄が男気マンで非常に良いです。
東京の可愛いおなごの代名詞がエビちゃん。時代。
◾︎ホリゾン・ブルー
表題の過去編。戦後の苦しみを描いています。戦争の雰囲気をまとうと、やはり8月が効いてくる。
こういうBLになりきらなかった作品も好きで、表題より好きかもしれない。