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koi wa houkago ni
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
だそうですが、3/4近くが同人誌再録ってよくあることなんですか?内容より、まずそこに喰い付いてしまいました。すみません。
私はBLは小説メインで、漫画はあまり読み慣れていません。ですから、的外れなことを書いてしまうかもしれませんがご容赦を。
作家さんお2人(合作・ストーリー担当と作画担当らしいです)にとっての初コミックスです。表題作(とその番外編)以外の3編は同人誌からの再録だそうですが、今の同人作家さんってお上手なんだなあ、とまず感じました。
もちろん、同人と商業(プロ)とでは同列には語れないでしょうが、もっと素人臭いものだと思ってたんですよ(この同人誌再録分すべてが、紛うことなくプロレベルかというのは別として)。私は同人の漫画はほとんど読んだこともないので、単なる思い込みなんだとは思いますけどね。
これが今風の絵柄なのかどうかはちょっとよくわからないのですが、特別クセがあるわけでもなく、すごく達者というわけでもなく、でも可愛くてあっさりした読みやすい絵だと思います。
表題作『恋は放課後に』は、あらすじにもありますが、幼馴染みで小さいころからなんとなくキスする関係なんですが、高校生になってこれはおかしいんじゃないかと思い・・・
2編目『さらさら』は、高校美術教師×高校生・野球部員。3編目『きみのて』は、手フェチの映画館員が映画を観に訪れる綺麗な手の高校生に・・・
この2つは、短いのもあってなんとも印象薄いです。あっさり読み終わっちゃって何も残りませんでした。
以上の表題作はじめ3編(特に2・3編目)は、決してキライではないんですが、『可愛くてさらっと読めて、でもあまり残るものはない』感じでした。ただ、作風というか淡々とした雰囲気は悪くなかったです。
私の個人的好みで言えば、最後の『この夜が明けるならば』前後編がいちばんよかったかな。もともとの好みのタイプかと訊かれればきっぱりと違いますが。
言ってしまえば『女装』『子連れ』とまさによくあるワードなんですが、その背景がちょっと異色で、結構面白かったです。
ただ、全体に可愛い絵柄でライトなBLという短編集なのに、最後のこれでいきなり重いというか痛い要素が入って来て、ちょっとびっくりはしました。
私は別に『重い・痛い』ストーリーが好みなわけではまったくないのに、最後のこれがいちばん印象的で好きです。可愛いけど読後に何も残らない薄い作品よりはインパクトありました。
これは短編集だからか、それとも同人誌だったからか(漫画に慣れてないのでよくわからないんです)、特に最後の前後編は終わったけど終わってないような感じで、『エンドマークのこの先』が気になりました。←同人誌では続編がシリーズとして出ています。
トータルでは、イライラも嫌悪も別にないけど、すごく訴えて来るものもなかったんですよね。でも、もうこの作家さんは読みたくないというのでもないんです。
最初だからまあこんなもんかな・・・というところでしょうか。