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八木×小谷シリーズ第2弾!!
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
それぞれの決断、信じる気持ち、そういうのがギュッとつまっていて、胸がいっぱいになる一冊でした。
八木はやっぱりちょっと言葉が少ないと思うんですが、それでも態度に迷いがないから、小谷は本当に一生懸命、目を凝らして耳を澄まして、八木の言葉にしない言葉を聴こうとします。
信じるってすごいなあ…と、この2人を見ていると、本当にそう思います。
人を信じることで自分も強くなるってことが、本当にあるんだな、と改めて教えられます。
好きな人の隣に立てるように、せめて家族とか傷つけた人とか、2人と無関係ではいられない人たちの前だけででも、その人の傍に居る自分を誇れるように。
そんな風に、少しでも一緒に居られるようにと努力する姿は、とても眩しいです。
得意なことも、育った環境も、友人の種類もまるで違うから、一緒に居られるために選ぶ道ももちろん違います。
小谷は、今まで良い子過ぎて手放していたものも全部手放さず、受験、写真、母親との溝、今出来ることから目を逸らさない道を選びます。
八木は、学校を中退してでも、一日も早く父親の後を継げるよう、社会に出る覚悟を決めます。
離れている間のお守りに…と、2人でとったインスタントの証明写真は、きっと一生の宝物になるんだと思います。
本当は寂しいだろうなぁ。まだ高校生だもん。
好きな人とはただただ一緒に居たいよね。
それでも、今だけじゃなくて、ずっとずっと長く一緒に居られる力と強さを得るために、この道を選んだ2人の強さが嬉しくて、ちょっと震えました。
ぼくらは大丈夫。
この一言で、すっごく泣けました。
寂しいときは、自分に言い聞かせるように、何度も何度も心の中で唱えるんでしょうね。
沢山の人に読んで欲しい、すばらしい作品でした。
梅太郎さんの作品で一番好きなシリーズです。もう何度読んだか分からないぐらい読んでいますが、毎回泣けます。大人になりきれない高校生たちの、不器用な恋愛が切なくてキュンキュンします。今回は、八木の元カノが登場したり、別々の進路へ進むことが決まったり。高校生編は最後になります。
元カノの存在に不安になって、八木に信じさせてほしいと訴える小谷。でも、言葉で安心するのではなくて、ただ八木の今までの全てと八木に選ばれた自分を信じればいいと気付くのです。悩むだけじゃなくて必ず前向きになれる小谷が好きです。その後、八木を守ろうとした行動にキュンキュンします。お互いに奇跡のような出会いと存在を大切にしてるのが伝わってきて、胸がいっぱいになります。
そして、事件が起こり、退学することになった八木。離れることに不安な小谷は、八木に自分も連れて行ってほしいと頼むのです。でも、人目を気にした生活ができるのかと逆に聞かれます。八木は、小谷が自分たちの関係を隠そうとしていたことに気付いていたのです。八木は、以前母親から自分の存在を隠されたことから、小谷のことは隠したくないと決めていたのでした。
悩んで迷って、決めた小谷。小谷が、八木の父親に言い切った姿には、キュンキュンします。傍にいなくても心は寄り添っていると思えて「ぼくらはもっと強くなれる」「ぼくらは大丈夫」と確信できた二人には感動します。
どこを読んでもキュンキュンする、おススメのシリーズです。
完全版シリーズ第2巻。
八木×小谷編はこれで本編終了となります。
八木の昔の恋人が出てきたり。
卒業まで半年と迫った時期になって八木が学校を辞めると言い出したり。
今回も小谷は八木の行動に振り回されることになるのですが。
やっぱり八木は言葉が足りなくて。
でも、正直に何もかもを見せてもいて。
それを小谷がちゃんと気付いて受け止められるか。
八木に試されているような行動に少しずつ小谷が前向きに強くなっていくようにも見えて。
前巻よりぐるぐるしている印象が少ないのも強くなったせいなのでしょうか。
何を失ってもどうしても手離せないものがあるという確固たる信念とでもいいましょうか、そんなものを身に付けたような気がします。
一方の八木も、現在だけでなくこれから先ずっと小谷といるために何が必要か。
将来を見据えての行動を起こし。
それぞれが互いといるためにどうすべきか、強くならなくちゃと別々の場所にいてもお互いのことを想っている姿が印象的でした。
今回のお気に入りシーンは、八木が元カノの残り香をバイト仲間に指摘されてクソッてなってるシーン。
その前のそのシーンで思わず拒絶してしまう小谷のシーン。
八木の母親に八木のことを話すシーン。
ラストの再会のシーン。
あとは八木を退学へ追いやった教師に塔本たちが報復するシーンも。
全体としては1巻の方がぐるぐるしてる場面が多いので自分の好みに近いシーンが多かったのですが、この方のお話はやっぱりなんか雰囲気が好きです。
描き下ろしも甘くてステキ。
2巻目です。
もうくっいていて ラブラブカップルです。
二人は将来を考え始めます。
攻めは 先に働きだします。
受けは 普通の生活をして信じて待つのです。
「僕らは大丈夫」
未来に向け 一歩を歩き出す。
二人の揺ぎ無い決心の表れです。
大人になって行くのだ。
誰もが通る道だから。
時間が合い ホテルでのSEXシーン。
濃厚Hです。
まだお若いのに テクニックあります。
この後 3巻に続くのですが
高校生の姿を見れるのはこの巻で終わります。
かわいかったな。
八木×小谷シリーズの2冊目で、ビーボーイコミック「彼の制服にキスを」「彼のいない教室」に、同人誌収録作品や書き下ろしが収録されています。
1冊目の文庫コミック「彼の触れたくちびる」も3冊目の完結辺「彼を待つくちびる」も未読で読みました。そう支障はなく、これは誰なんだとイラつくこともなかったですが、二人が恋人同士になった状態で始まりますので、馴れ初めが気になってしまい1冊目を買ってしまうと思います。
読後の感想は、「切ない」でした。
高校生はまだ力がないので。親や教師という周囲の大人や世間、距離や時間に振り回されてしまいます。
しかし、それを嘆くだけでなく今の自分ができることをしながら、自分の選んだ道を進んでいく…いいなぁって思いました。
高校生時代の完結の後、十五歳の頃の二人を描いた「十五の冬」「十五の夏」、その後の大人になった二人「彼のいる場所」で、見事にしめられていました。お勧めです。