二人の愛とベッドの事情

おバカカプのまるっと一冊で満足です。

’95の初出からほぼ一年一本づつ描かれた同人誌を一冊にまとめたもの。
こうして商業誌で一冊にまとまるとなんだか嬉しいですね。
それに絵柄なんかの変遷も楽しめるし、学生服など上着丈が短いのですよ！
いや～懐かしさも兼ね備え、エロの変化も見られたり、お得感のある一冊でした。

かぶとまる作品のコミカル路線ものはいつもどちらかが天然とか、ちょっとおかしな人だったりすることが多いのだが、これもそう♪

『あいのトリコ』が二人の出会い編
高校に入ってすぐ義人に助けられたのがきっかけで好きになって、その義人に女子が告白したという話を聞いて、おもわず押しかけて「抱いて」って告白という捨て身攻撃で付き合うことになったという。
しかし、秀司が健気で一生懸命なのに対して義人は言葉が少なくてぶっきらぼうで、感情表現があまり豊かでないみたい。

巻頭の『ソファの恋人』で義人の気持ちが行動でわかって
『PASSION　PLAY』で酔うとＳになる義人だが、朝になると記憶がないっていう、性質の悪さを暴露して
『First　Love』では義人の従兄弟が、二人の愛の巣に邪魔をしに来るのですが、追い出す為に目の前Ｈ！態度で示すのかよ～オイ、、な義人
『欲情のポイント』では一番Ｈだと思う格好で俺を誘え！と命令する義人。
秀司のとったコスプレは・・・そして秀司も同じリクエストをすると、義人のコスプレは・・・爆笑！！
秀司の萌えは変な方向へ向いているみたいです。

『甘いくちびる』『ドキドキしちゃう』『GO！GO！HEAVEN』はエロ特化でハァハァ、、

いつもこの作家さんの単行本は短編集で、同じカプでまるごと一冊というのを目にしたことがないので、堪能いたします。
力の抜けた、どっか天然風味がいい味だしてますよね。