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作家さんの新作発表
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前巻でどう収拾をつけるのかと思っていたら、まさかの展開。
・・・そうきたか。
いろんな状況を拾いつつ、ハッピーエンドに持ち込んでいました。
少し、「超展開?」と思わなくもなかったですが。
受けのことをどうして好きになったのか、とかも出てくるんですけど、だったら1巻でのあの表情はなんだったんだ!?と思わずにはいられませんでした。
もっとお話をしっかり練って、丁寧に書けばなかなかいい作品になったんじゃないかという気がして、やっぱりもったいない感がぬぐえません。
まさか、そんな風に展開するとは思いませんでした。
有森が悩んでいた過去の事故も、桐谷が引きずっていた疑惑も、(犯罪か否かは別として)誰一人悪い人は存在しないで解決に向かいました。
どちらかと言えばこの事故に関係してしまった二人は3年間も、抱えなくていい悩みを抱えていたわけです。
二人だけが男同士の関係かと思いきや、老いも若きも愛憎渦巻く複雑なチェーンとなっていて、これでは前巻のうちに結末を予想しようと思っても無駄だったことが分かりました。
問題解決の糸口になる伏線が、前巻ではほんの少ししか明かされていなかったのは、サスペンスとしてルール違反な気もしますが、この展開でまぁまぁ納得できたのでOKとします。
そして、復讐の目的が霧消してしまって、後悔ばかりの桐谷に、有森が強気に迫る場面はなかなか良かったです。
全編を通して、外科医というお仕事(正しいか否かは別として)もたっぷりやってくれたのも良かったと思います。