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一目惚れの相手は大嫌いなクライアント!? 天敵同士の勘違いラブ!!
omae nankani horetenai
互いの素性を知らずに寝た相手が実は仕事先の人だった話。
ツッコミを入れたくなるシーンも結構多かったのですが、全体的には面白かったです。
攻めの佐藤視点で話が進みます。
佐藤が鈴木(受け)と初めて対面した時のドキドキを、仕事のストレスによる条件反射だと思い込む流れが良かったです。
やっぱ恋じゃん! と気付くシーンがあるともっと萌えたかも。この時この瞬間と言ったシーンはなく、その辺はサラッとしていました。
ひたすらモダモダではあるのですが、中盤で付き合い始めます。
付き合い始めてからも、初対面時のイメージの押し付け合いが原因でモダモダ。
モダモダはどっちもどっち……かな?
二度目のセックスが受けから攻めへのイメージを固めてしまった気がします。ヤリモク男っぽかった(笑)
とにかく話し合いをしろと言いたくなる二人でした。
誤解が解けた後の鈴木のプロポーズが良かったです。
予想の出来る展開ではあるのですが、萌える。
それまでずっと佐藤から動く事が多かったので、鈴木からのアプローチが一段と刺さりました。
付き合っては居たけどお互いに遠慮しまくり勘違いしまくりだったので今後上手くいくかは普通に心配。
とりあえず佐藤の職場が労基に罰則を科されますように!
酒場で出会って意気投合。
「あんたなら男でも抱ける」と言うノンケの攻め。
「(バリタチなので)抱かれた経験はないが、俺もお前が相手なら抱かれてもいいと思える。」と返すゲイの受け。
酒の上での戯言とは言え、初対面でこんなに盛り上がってしまった二人。
なに、こいつら♡♡♡
「元攻め」の受けっていいですよね。
バリタチだけど、あいつにならお尻を許してもいいというところに特別感を感じて萌えます。
おまけに初対面同士なのにこんな会話をしあってて、どんだけビビッと来まくりなの?あんたら……♡
そして盛り上がってそのままベッドインするも、お互いの正体を知り天国から地獄へ……。
そんな微妙な空気の中でも連日のように電話のやり取りを、さらには顔を合わせて仕事しなくてはいけないという心理的なキツさ。
そしてパワハラ上司&トラブル頻発のシステムのせいで、社畜化&過労死レベルのお仕事っぷり。
このお仕事描写がかなりリアルなので、リーマンもの読んだー!って気分になれます。
やがて受けのことが好きだと自覚した攻めが告白するんだけど、困惑してなかなか返事をしない受け。
おまけに付き合ってからも何かと攻めを避けるんですね。
ツンデレレベルではなく、別れの予感が漂うほど避けまくる。
ちょっとここは読んでてトーンダウンしちゃいます。
攻め視点なので、受けの気持ちが見えてこない。
おまけにこのすれ違いが結構長い。
コミカルならこのもだもだっぷりも楽しめるのだけど、仕事面でも攻めが追い詰められてるわ、受けともうまくいかないわ……で読んでてしんどいこともあり糖分不足に。
それなのに、誤解が解けたあとのイチャコラパートは短いので、えっ!ようやくいい感じになったのに、もう終わりなんですか?と。
受けの本音はめっっちゃ可愛くてギュインと萌えるものがあったけど、なんせ短い。
後日談があるなら読んでみたい二人だと思います。
勢いで体をつなげた相手は、実は厄介な取引先相手だった。
というお話。
欠陥だらけのシステムの修正を一人で押し付けられたプログラマーの佐藤には天敵がいた。
それは、そのシステムを使用している会社の鈴木。
彼は、システムにエラーが出るたびに昼夜問わず電話をしてきて、佐藤はその対応に追われる日々。
そんな中、居酒屋で出会った美人と関係を持ったところ、その相手が天敵の鈴木であることがわかって……
とまあそんな感じの犬猿の仲が公私ともにパートナーになる話です。
佐藤の勤めている会社はちょっとひどすぎるんじゃないかって感じもしますが、リーマンラブとしては、メリハリが聞いててとても面白かったです。
『理想の男の作り方』に大感動してしまって『成宮さん祭』が始まってしまったためこちらも読了。
打って変わってこちらはとても楽しいお話でした。
残業続きでくたくたに疲れて、居酒屋で隣り合った同業の美貌の男性。
話しているうちに盛り上がり酔った勢いで同衾したら、実は電話でしか対応したことのない仕事相手(それも「感じ悪い」と思っている奴)だったという悲惨。
……これ、自分の身に置き換えたらとても怖ーい!
ただ、2人とも互いに仕事に対して誠実であることが解って、好意を持っていくんですけれど、ノンケとゲイということもあって、誤解が誤解を産み『モダモダ』が繰り広げられます。
この『モダモダ』をニヤニヤしながら楽しむお話。
「好きになった相手に良いところを見せたい」と思うのはあたりまえなんですけれど、この2人の意地の張り合いは「相手に弱みを見せたくない」という部分も感じられるんですよね。
それが嫌味ではなくて可愛らしい。
「ああ、男ってこういう感じで見栄張る奴、結構多いよねぇ……馬鹿だなぁ」っていう可愛らしさ。
この2人は、見目が良く仕事も出来るので余計にそう感じます。
しかし、SEの仕事ってみんなこんな感じなんですかね?
かなりブラックなんですねぇ。
あとね、上司とか、会社の無責任さとか……ホント、理不尽よねっ!
まぁ、私の仕事も人の事を言えないことを考えると「自分なりにここまでの水準で仕事をしたい」って思えば、五十歩百歩なのかもしれません。
そういう意味でも、LOVE的な意味でも、側に寄って「がんばれ」と肩を叩いてやりたくなる2人でした。
がんばれ。
お仕事BLは色々読んできましたが、ここまで自分の仕事(前職ですが)に近いと萌えとともに共感っぷりが半端なくてなんかもう身につまされました。何度も「分かる分かる!」と頷きました。それぐらいリアルにSEという仕事の一面が書かれていると思います。
とはいえ、そんなに理系男子カラーが強い作品ではなく、どちらかというとドライで大人で、社会人としてお互いに尊敬し合える関係のオシャレBLっぽい雰囲気があってさらっと読めました。
真夜中のサーバルームで達成感という勢いのまま致してしまった二人に激萌えでした。いくらパッチのリリースとはいえ作業当日にサーバルームに取引先担当者と二人きりと言うのは、佐藤の会社の規模ではありえないとは思いますが笑
佐藤と鈴木というネーミングも妙にリアリティがあって良かったです。
成宮先生の作品と言えば、仕事と恋愛部分の割合がいい感じにストーリーに組み込まれている作品が多いかと思います。
結構キャラ萌え&胸をキュンキュンさせてくれる印象が強かったんですけど⁉
今回のお話は、メーカーとクライアントの関係&出世やら起業やら何かと仕事関係にお話の重点が置かれていて、そこに恋愛を絡ませていっている感じだったので、リアリティが増していて、逆に新鮮でした。
いつもに比べて、胸キュン度合い少なかったんですけど、腹を割って話していくと…お互いに可愛らしい存在の2人だったので、ギャップ萌みたいな感じでした。
リーマン同士のラブも満喫出来る作品かと思います。
内容は、ノンケのシステムエンジニア• 佐藤 × ゲイで元タチのクライアント•鈴木のリーマンもの。
仕事でオーバーワーク気味な佐藤は、常連の居酒屋にいく途中、男性同士のカップルが痴話喧嘩をする現場を目撃します。
その、片割れだった美人な男と居酒屋で再会し、なんとなく意気投合した2人‼
そのまま一夜を共にすることに…
しかし…鈴木と名乗った男は、仕事先の天敵=鈴木で…と天敵同士の勘違いラブがリアルにハッピーに描かれていました。
二人ともクールで、初対面見栄をはってしまったことで、中々本心が出せず、焦れったい位距離が縮まりません。
お互いの気持ちがすれ違ってばかりで、ジタバタしてるのは微笑ましかったです。
佐藤は男前でクールに見られがちなんですけど、実は割り切った付き合いが出来ないタイプ。
恋には一途で真っ直ぐな天然タラシ野郎でした。
鈴木は本当に不器用で、傲慢で、意地っ張りなツンデレタイプ。
照れている所なんかは、反応が凄く可愛くて、キュンとさせられました。
大した用事でもないのに、仕事に託けて佐藤を呼び出したり、元彼女とあっていてヤキモチをやしたりと可愛いんです(笑)
泣きぼくろもエロくて好きでした。
佐藤から告白するんですけど…
佐藤は仕事で色々あって(この部分は結構重くて、読んでいてしんどかったです)
これからの方向性を決断して、その後の鈴木からの告白の返事が良かったんです♡
お互いに手放す気はなかったんだなあ〜とほっとしました。
ただ、この先佐藤は尻に敷かれること間違いなしな展開で爆笑でしたけどね(笑)
紆余屈曲しながらも、公私ともに最高のパートナーになった2人‼
最後はデレデレな感じで、ほのぼのでした。
肉体的には凄く短距離ですが、精神的にはかなり遠回りな恋愛模様。
仕事では出来る大人のいい男2人が、恋愛では右往左往する様がとても楽しく読める作品です。
2人もカッコよすぎて、ドキドキしてしまいました(笑)
成宮さんは、私にとって萌をつんつん突いて下さる素敵な作者さんです。
そして、今回は、イラストもベストマッチです!
SEの佐藤が飲み屋で意気投合した男、鈴木と関係を持ったところ、
この鈴木は、佐藤の取引先の厳しい担当者だったという展開です。
ツボだったのは、醒めた人に見られやすい佐藤は、
実は恋人とべたべたしたい派というギャップ。
そして、ドライな関係を求めてそうな鈴木も、
嫉妬してしまったり、ちゃんと人間味がある展開が面白いです。
お互い嫌われないように、
ドライな関係を持とうとしていたというのが、たまりません。
一緒にべたべたしている2人をもっと読みたいです。
仕事ができる男ってのは、やっぱり素敵です。
真摯に仕事に取り組む男はカッコいいです。はい。
この話は受も攻もそうなんです。
仕事とプライベートをちゃんとわかって切り替える姿が素敵です。
そんな彼らが職場でいたしちゃうのは背徳感ですね。勝手に感じてるだけですが。
それに出会って早々に運命感じちゃったり、体の関係もつのは好きです(^O^)
展開は読めるといえば読めるますが、受けが予定外に可愛くなっていってニヤニヤしてしまった。もっとツンツンかプライベートは軟派で余裕な感じを予想してたのでなおさら。
私的に美人受け(しかも眼鏡)ってだけで評価高いのに、仕事ではデキる男でクレームばっかいってたのに色気ムンムンなのに、あどけない顔とか頬染めとか嫉妬に耐えてるとか…etc
可愛すぎだろっ!
攻めはかっこよくノーマルで好きです。
絵は既出のレビューですが少し物足りないというかあっさりに感じました。文章読んで想像したほうがキャラが魅力的になります。特に表情豊かな受けは。(←体験談(笑))
あと部長はなんとかしてほしかったですね。(こだわらないと思えば気にしませんが)
ということで美人眼鏡受けやらデキる男(というか重役じゃないしガツガツはしてないからソフトデキる男?)、エンジニア職、システムとか萌えならなおオススメです。
リーマン同士、受けがゲイで攻めがノンケ、ツンデレな美人、と私が好きな要素は入ってたんですが・・・余りにも先が読めすぎて物足りなかったかな、という気がします。
タイトルからもっとお互いに反発するのかな~と思いきや、ノンケの攻めが結構あっさりと自分の恋愛感情を認めてしまっているし・・・もっと葛藤があってもよかったかな、とは思うのですが、楽しめた箇所もあったので評価は中立にしました。
IT業界が舞台になっているのですが、結構内容が詳しかったので、そういう面ではしっかり描かれているな、と思います。
成宮さんの小説は個人的に好きだし、話的にはとてもおもしろかったです。
しかし、最後の絡みシーンの挿絵の体のバランスが変だったかな…。と
絵は上手かったのですがちょっと何かが足りないみたいな…。
小説より絵が気になってあまり集中して読めなかったかな?