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kemono no hinkaku
野兽的品格
職業がシステムエンジニアの作品を探していた時に見つけて、
初めて知った作品です。
『ケモノの品格』
システムエンジニア同士のお話です。
一晩で職場のモチベーションをガラリと変えた攻めがカッコ良かったです。
また、攻めがヘッドハンティングされることで職場が騒がしくなった時に、
攻めのことを庇った受けもカッコ良かったです。
受けのツンデレっぷりも良かったです。
『ケダモノの品格』
SPと社長のお話です。
自由奔放で気まぐれな受けの社長に翻弄される攻めのSPです。
SPとバレないように秘書見習いのフリをしていたのに
直ぐにバレてしまったり、どこか抜けているところがある
攻めが可愛らしいと思いました。
それでも、いざという時には受けを護って、
受けに対するセリフや行動がカッコ良かったです。
『ケモノの品格~仕込み編~』
『ケモノの品格』の番外編で、慰安旅行前の二人のお話です。
タイトル通り攻めが受けに仕込む内容となっています。
マーキングされずに済んだと思った矢先、
結局はマーキングされてしまった受けでした。
受けも攻めも、いちいちカッコ良かったです。
今回は「萌×2」と「萌」で迷いました。
絵とストーリーを切り離して、絵だけ、ストーリだけ
それぞれ別々に評価するなら迷うことなく「萌」にしていたと思います。
『ケモノの品格』も『ケダモノの品格』も、
いかにも「ケモノ」、「ケダモノ」って感じがとても伝わってきて、
話の内容も面白くて良かったです。
作品の面白さが伝わってきたのと、やっぱり楽しく読めたと思うので、
ここは深く考えず、この作品のように本能的に感じたままの評価を
素直につけようと思い、最終的には「萌×2」にしました。
エリートサラリーマンで…
冷血な仕事一筋の城戸の上司・篠塚。
その性格のせいで周りからは…怖いイメージで
遠ざかりに見られている。。。
だが…そこに外部から出向してくる
ちょっと不思議な性格を持つシステムエンジニア・城戸。
その城戸は…なぜか、しつこく迫って告白してくる!!
戸惑いながらも…なぜ俺なのか?と謎になる篠塚は…逃げる。
そんな中、次の日になると…遠ざかりに見ていた周りの奴らが
積極的に話を掛けてくる事に不思議に思う篠塚だったが…
それが…城戸の行動であった事が分かる!!
その中、城戸が意外な掛け事を言い出す!!
それに乗ってしまう篠塚は…大変な結果へと繋がっていく。。。
+違う物語も前篇と後編である!
それも見所があるぜ★
誘い受けの色気…フェロモンに流されるという感じだ。
確かに、ケモノでケダモノ。
攻め、受け共にフェロモンがムンムンって絵です。
切れ長の細い目で、流し目がちな視線を送って、お互いに誘い合っている。
でも、いくらマンガでも、こんなフェロモン満載でスーツ姿が色っい鬱陶しい髪の男だらけの職場は、萌えすぎて仕事にならないかも。
それから、不思議なことに、スーツ姿だとすごく色っぽいのに、裸になっちゃうとそんなに色気を感じないの。
ネコ耳の4コマネタはかわいかった。
短編のタイトルから丸ごと1冊同じ主人公のお話かなと思っていたら違いましたね。^^;
一つ目の作品の本編が終わった時点で、受け様を仕込むお話が読めるのかなと期待してしまいました(笑)。
でもそちらはちょこっとだけですが、描き下ろし漫画の方で読めてよかった。読者の希望をよく心得ていらっしゃいますね~^^。
さて、作品についてですが、真山さんの作品にはカッコ良くて自立していて男らしいキャラが多いかなと思うのですが、今回もそんな作品でした。
受け様にはそれに加え、ツンデレや美人という要素が加味される場合が多いかなと思います。
はっきり言ってこの作品を読み始めて暫くは、真山さんの他の作品のキャラと被ってしまって、目新しさはあまり感じませんでした。
ただ、お互い対等な立場でやりあってる主人公たちはカッコイイと思うし、時々ホッと力が抜けるコミカルな部分は面白い。
個人的な好みとしては後半に収録されている「ケダモノの品格」の方が好きでした。
受け様の我が道を行く的な性格や、「これ、どっちがケダモノなんだろう?」と思わせる展開が面白かったです。
最初と作品の間のページに描かれてるチビの獣ミミキャラも可愛かったんですが、獣ミミキャラは初心者だそうです。
で、でもちょっとツッコンでもいいですか?…欄外に狼とチーターと書かれてたんですが…受け様の柄がヒョウになってますぅ~!(笑)
でも、チーターでもヒョウでも可愛いと思います。^^