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八木×小谷シリーズ第1弾!!
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
梅太郎さんの元々コミックス6巻からなるシリーズの完全版第1巻。
3冊でコンプリートなので、その1冊目ということになります。
個人的にはマンガはコミックスサイズの方が絵を堪能できるので好きなのですが、このサイズはこのサイズでボリューミーで読みごたえがあっていいですね。
お話は、優等生の小谷が同級生の八木と出会って恋をして変わっていく成長っぷりとでも言おうか。
小谷と違って八木は遊び人で。
自分の姉と八木がキスしているのを見てしまい、どんどん意識してしまって。
あっという間に恋に落ちていく小谷の様がかわいいです。
小谷は優等生だった分、恋愛方面には当然ウブで。
でも、そうだからこそ純粋で真っ直ぐに物事をみることができるというか。
いろんな人の立場に立って、というか自分を重ねて物事を考えてみたり。
あまりに考え方の違う八木の言動やらがわからずぐるぐる1人で考え込むことが多いのですが、そういうぐるぐるするところが私は好きです。
一方の八木は軽い印象もあるにはあるんだけども、言葉にしないだけで結構小谷のことを想っているようにも見えて。
小谷が感じ取ってくれればいいと思っている部分もあるんだろうけども、それは真っ直ぐな小谷にはなかなか難しくて。
結局「何考えてんだかわかんない」なんて言われることになってしまったりもするんですが。
実はきっと八木の方が小谷の想う以上に小谷のこと好きなんだろうなーと思ってもみたり。
本編は小谷視点で語られるけど「八木バージョン」で八木視点で見るとそれが明らかで。
消えた小谷を探す必死感とかすごく愛情を感じる。
好きなのは、その必死に小谷を探す八木のシーン。
その前の小谷が女の子に自分を重ねていたのだと八木に言われて知るシーン。
それから最後の淋しい気持ちでやりきれない八木を自分なりのやり方で慰め?ようとする小谷のシーン。
どれもせつなくてキュンとなって、ホントこの方のお話って自分の好みに合うよなーと思う。
梅太郎さん初読みでした。
作品のタイトルも梅太郎さんのお名前も知っていたのに、なんで今まで読んでなかったんだろうと本当に自分の迂闊さが信じられない!
もうっ、もうっ、すっごく良かったです。
萌えって言葉はちょっと使いたくないような、そんな感じ。
この読後感をどんな風に発散させればいいのか分からなくて、結局「よかった」としか言いようのない、もどかしい気分です。
自分のボキャブラリーのなさを痛感するのも、自分の頭の悪さに幻滅するのも、いつもこんな風に素敵な作品に出会ったときです。
高校生の甘酸っぱい感じとか、大人と子供の境界線にある不安定な感じとか、どうしてもどうしても好きな人と居たい切羽詰った気持ちとか、すごくそう言うのが伝わってきます。
何かに追いかけられているわけでもないのに、なんだか焦るみたいに切実に傍に居たいと願う姿が、この年齢特有の、情熱と危うさがふらふらバランスを保ってる感じに似ていて、読んでいてとても胸がぎゅっとなりました。
いろんなやりきれない想いを消化しながら、2人がきちんと絆を深めていく様子が、本当に泣きたくなるほど綺麗なものに見えました。
梅太郎さんの作品で一番好きなシリーズです。もう何度読んだか分からないぐらい読んでいますが、毎回泣けます。大人になりきれない高校生たちの、不器用な恋愛が切なくてキュンキュンします。
遊び人で大人びた雰囲気の八木と優等生の小谷。接点のない二人は、八木が自分の姉とキスしてるのを、小谷が見てしまうことで知り合うのです。
小さい頃からの姉への葛藤や自分にはないものへの憧れから、八木に惹かれていく小谷。
でも、八木が1回だけ寝た相手に会って、不安になるのです。
八木に出会って成長していく、小谷の一生懸命さに惹かれます。
八木視点も収録されていて、お互いの気持ちが伝わって良かったです。
一番好きなのは、実の母親から拒絶された八木を、小谷が全力で欲しがるところです。お互いの存在意義が物凄く伝わってきて、切なくて叫びたくなります。
私の中で、全力でおススメしたいシリーズです。
不良な八木×優等生な小谷。
こう書くと典型的なカップリングですが、とても胸を打つものがあります。
不安、悩み、誤解、学校生活、家族の影が織り込まれながらストーリーは
展開していきます。
別の出版社から出ていたシリーズのコミックスに同人誌+書下ろしを
加えてまとめた文庫本第一弾。
この続きである「彼の制服にキスを」も必見(・ω・)ノ