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今市子さん、こいでみえこさんなど有名作家さんが名を連ねていますが
やはり目玉は山田ユギさん!
コミックス「青年14歳」内収録の『花とおじさん』
妻を亡くした男やもめである従兄・よっちゃんに恋をした明博の切ない片思いが実を結んだお話でしたが
その続編でもある『ぼくのおじさん』が収録されています。
ユギさんが同人誌として描かれた作品で、まだコミックス化はされていません。
前作で
「手がほしいな よっちゃんの手… 今年は左手 来年は右手 次の年は脚 頭…」
と名告白をした明博。
今作はその2年後で、よっちゃんは38歳で相変わらず小説家を続けており、明博も23歳になり出版社に勤めています。
明博の告白を受け入れ、従兄弟以上恋人未満の関係になっている二人は
それでもいまだプラトニックな関係を保ち続けていました。
そんな折、明博にドイツ転勤の話が持ち上がって…
ことあるごとに年の差に悩んでいたよっちゃんは、この機に別れようと考えます。
あれから2年。よっちゃんの心の中では明博の存在がどんどん大きくなっていました。
明博に触られる度に自分の中に「女」を感じ、そんな自分に戸惑い
自分が変わっていくことを恐れていたのでした。
自分の心の中で、明博への思いがどんどん大きくなっていることが怖かったんです。
そんな自分をよっちゃん自身が認めたことで、ようやく前に一歩進むことができました。
前作から2年、ようやくよっちゃんの思いが明博の思いに追いつきました。
明博のこの2年間を考えると、とっても切なくなりますが、ついに彼も報われる日が来て安心しています。
2年たち、今はすでに「両手は明博のもの」になっていますが、ドイツに行く間の「3年分まとめてプレゼント」のシーンは必見です!!
明博に抱かれながら、よっちゃんは妻を亡くした日のことを思い出します。
あの日から明博はずっと、よっちゃんのことを支え続けたんですもんね
11年という長い片思いも無駄ではなかったです。よかったよ、明博!
また、ラストのよっちゃんが可愛いくて可愛くて…!!
「これが俺の出した答えだ」
いや~その答えは私の想像の上をいっていましたよ(笑)
今まで散々焦らしてくれたよっちゃんですが
覚悟を決めたらここまで可愛くなるものなのかと!
そして、随分思いきったなーと感じたのですが、よっちゃんにしたらもうここまでの覚悟ができていたのかもしれないですね。
やっと身も心も結ばれた二人に感動です!
手に入りにくい作品ですが、『花とおじさん』を読まれた方はこちらも読んで下さい。
この作品を読まなけりゃ『花とおじさん』は無事ハッピーエンドを迎えたとは言えません!
ちなみによっちゃんの友人・黒田が主人公の同人誌『雨にぬれても。』もありますよ!