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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
綺麗で可愛くて、ちょいとレトロ…少女漫画黄金時代の、
90年代前半的感性でいっぱいのお話です。
薔薇に囲まれたアンティーク店の店主の古風な館で、
古式ゆかしい執事と、洒脱な客人と、美貌の店主に囲まれて、
天涯孤独な少年が前世からの運命の恋に落ちるって…ねえ…。しかもゴスロリ系お洋服!
もうベタすぎて様式美です、このお話~だから好き☆
(↑そういえば…90年代の少女漫画誌「プリンセス」では、
このテの設定が絢爛豪華でしたよね。嗚呼…懐かしや☆)
ハードBLにささくれた心を、安心して癒せる甘さでいっぱいのお話です。
…が、そんなことはどうでもよろしい。今回、注目すべきは主役じゃなくて脇役!
お話の最初から最後まで出ずっぱりの執事さんに注目です。
クールビューティーで萌える執事のオチは「猫」、猫さんですよ☆
(↑ネタばれ、ごめんなさい…でも語らずにはいられません。)
主を待って幾年も、人型になるまで待ち続けて300年…。
主役を食う存在感、いえ…萌えには、感動することしきり。
たぶん今回、読者心を鷲掴みにしたのは、この執事「黒慧さん」でございましょう。
いうなれば「助演男優賞」でもあげたいレベル(笑)
BL読者の中には必ず、何割かの割合で「脇役萌え」ってのがあります。
脇カップルにすらならない脇役に萌えるという..
(↑結果、読者アンケートあたりからスピンオフ化されて、主役に出世するわけです。)
実はこの猫執事さん、脇役萌え要素の宝庫なんです。
まずは人外の者が人型で、人間社会に生息するという(それなりに)ドラマな設定!
おまけに主役をはれるほどの美貌…ここまでだとかなりベタなBL設定なんだけど、
自分は執事やりながら日陰に徹して、ご主人様のために生き続けるという、
わざわざ苦労を買った生き方に、読んでる側はただ萌える。
だからやっぱり…エキセントリック設定×美貌×苦労性って、
最高の脇萌え要素だと思うのよねぇ☆
というワケで、黒慧さんの恋話も見てみたいですよね?
(↑だって、この人…絶対、秘めた恋人とかありそうな雰囲気ですし…
ストイックな色気ありますものねぇ~だから、スピンオフに期待しませう。)
主役のお二人に関しては、次巻に期待しましょうね。
さて…お楽しみのアノ場面…黒慧さんには皆無だけど、
主人公受・紅音ちゃんががんばっておりました☆
骨董品店「アンティーク・ローズ」で住み込みで働く事になった紅音(受け)は、オーナーである蒼(攻め)に初対面なのに何故か懐かしい不思議な気持ちを感じた。
ある夜、紅音はグラスで指を切り血を流したが、その血を見た蒼の様子がおかしくなる。
瞳は紅くなり、紅音に深く口づけをする蒼。
紅音が蒼の名を呼ぶと蒼はふと我にえるが、気を失い倒れてしまった。
蒼の様子も気になるが、自分のモヤモヤした気持ちに戸惑う紅音。
翌朝、昨晩の事を蒼に尋ねてみるが、蒼はまったく記憶になかった…。
ファンタジーものです。
ですが、1巻では少しだけしか意味が分からないので、何と感想を述べれば良いのか…。
遠い昔、恋人だった二人がこの世で再び出逢うお話です。
紅音は素直で可愛い男の子です。
騒がしい子ではないですし、私好みの受け子ちゃんです。
(*´∀`*)
蒼は優しく素敵な男性ですが、記憶障害の為に、天然なんだか強気なんだかはっきりしません。
「蒼」で言うとすごく優しく紳士的な男性です。
紅音が前世の記憶を思い出し、それを知った黒慧が涙を流した顔がすごく可愛かった。
(*´∀`*)
普段クールで美人な黒慧なのに…。
萌ぇ(*°∀°)=3
本を読んでいるだけで、バラの香りが漂ってくるようなお話です。