お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
欧州を駆け巡るシャルル&ディーンのお話・7冊目です。
舞台はイスタンブールへ、そしてコペンハーゲン、フィレンツェからパリへ…
世界中に情人がいるディーンに、世界中どこにいても(!)
なぜか遭遇してしまうシャルルも相変わらず健在。
それでも…あまたの魅力ある情人をつれなく扱うあのディーンが、
シャルルにだけは嫉妬心を燃やしたり(!)
シャルルはシャルルで、ようやくディーンへの恋心を意識し始めたり…
とまあ、プラトニックな意味で、進展のある巻でした☆
それにしても、ディーンの情人達(この場合、セフレね。)の絢爛たること!!!
ひときわ異彩を放つのは、イスタンブール・シンジケートの大ボス・ハミト氏です。
ちょっと神秘的な黒髪・黒眸の物静かな好青年で…土産物屋の店主…
いえいえ、中身はとんでもない!
彼はシンジケート「アリョーシャ」のイスタンブール支部を締める大ボスで、
実は、スルタンの末裔でもあります。
そして、フィアンセを心から愛し、彼女の仇を探す、健気な男でもあります☆
(↑こういう男に、女は弱いのよねぇ。
途中、ディーンと情人関係だけれどね…。)
そしてもうひとつ…こういう男には敵わない! …と徹底的に思わせてしまうものは…
舞台がここイスタンブールで、彼がスルタンの末裔だという事実です。
(よくあるでしょう? パリジェンヌとか京女とか聞かされると、
女はとりあえず、自分よりも格上と感じさせられちゃう、あの感覚です。)
ええ、それはそうでしょうとも!
別に貴族コンプレックスが無くっても、歴史とか古都とかいうシロモノは、
どうしてもそれだけで、重厚&神秘&妖怪オーラを放つものですからねぇ…。
(これは、ビバリーヒルズに住んでるとか、
ハリウッドセレブのジュニアであるより、かなり格上感が漂います。)
そんな妖怪のような男が、大エメラルドを所有し、シンジケートを締めるのですから、
これはなかなか、絵になります☆
いやそれよりも、古都でハミト氏をボスにスカウトした元締め・アリョーシャがスゴイのか!?
それはそうでしょう、こうやって現代の妖怪をプロデュースしちゃったんですからねぇ。
さて、主役(のはず)のディーン&シャルルは、ちょっとだけ進展しました。
あくまでもプラトニックですが、長い目で見守ってあげましょうね☆