あらすじ
第一次世界大戦のさなか、アラブ独立運動のために、アラブ人を率いて戦う碧眼・金髪の英国人がいた。
彼の名はT・E・ロレンス。
アラブに魅せられた、エミール・ファイサル付き軍事顧問である。
彼の指揮する「アラブ北軍」は、死の砂漠ネフドを越え、アカバ攻略を果たし、ダマスカス入城を目指して進んだ。
そんな彼をアラブ中がこう呼ぶ。
「エル・オレンス」、「白いアラブの預言者」と・・・。
だが、その一方で、ロレンスの心は、英国人にもアラブ人にもなりきれない苦悩に満ちていた。
いつしか彼の心は、アラブからも離れ始める・・・。
ロレンスの数奇な生涯を描いた神坂智子のライフワーク大作、その第二弾・・・!!(裏表紙より)