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欧州を駆け巡るシャルル&ディーンのお話・5冊目です。
北の国・ノルウェイでの麻薬密売組織の壊滅と共に、
殺し屋・ディーンの過去がまた葬られてしまった…。
たったひとり、シャルルだけを除いて、すべてが秘密に…!
そして舞台はイタリアへと移り…
ヴァチカン法王庁から盗まれた最重要文書「ファティマの預言書」と、
シシリアンマフィアの跡目相続が重なり、
シャルルとディーンは、血で血を洗う争いに巻き込まれることに…。
「メッシーナの太陽と月」と称される、美神のような姉弟の近親相姦と、
「サルドのエレオノーレ」と名乗る少女刺客との出会いなどなど…
シリーズ中、最も背徳的な香り漂うお話です☆
枢機卿をも惑わす美女・アルメリーナは、たぶんシリーズ随一の背徳の女でしょう。
親殺しと近親相姦…キリスト教の最大のタブーを、
それと知っていて犯している、禍々しい悪女です。
今さら近親相姦の是非は問うまでもありませんが…それでも!
この美女だけは、ギリギリで…痛々しくも、美しく見えなくもない…。
「総て私がやるわ、汚いことは総て…
私たちが愛し合うのが罪だと言うのなら、私が神を裁いてやるわよ。」
そう、アルメリーナはいつだってファミリーの首領・父親への怒りでいっぱいで、
愛情は双子の弟・ジュリオだけに向けられているという…。
だから弟のためだけに、犯罪に手を染めてゆきます。
普通…ここまでドロドロとした愛憎が剥き出しになると、
女はまず100パーセントの確率で醜くなるものですが、彼女の場合は別でした。
自覚ある悪女が、それも他人の為…という場合限定で、愛憎もまた芸術的に美しい☆
決して、決して、お勧めはできませんけどねぇ。
で、主役のお二人はといいますと…いまだにキス止まりです。
長い目で見守ってあげましょうねぇ☆