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これは中世フランス宮廷の、華やかで残酷な、謡曲のようなSM小話です。
ブルゴーニュ大公の弟・ゾーネック公の小宮廷は、華やかで淫らなことでは、とりわけ有名。
12歳の侯爵夫人・ラウリーヌが、17歳の少年伯爵・ヴィーサと出会ったのもこの城の中でした。
このとき既に…ヴィーサは公の人質で、小姓で、残酷な遊びのための慰み者!
そして数年後…未亡人のラウリーヌと、公に反旗を翻すヴィーサはめでたく婚約しますが…
ゾーネック城での長すぎた日々は、二人に残酷な現実をもたらします。
実は…ヴィーサは血を見ることと、責め侵されることが何よりも好きな、呪われた人種!
公を恨みながらも、公に魅かれ、やはり公のもとに戻って行くヴィーサ…!
…ラウリーヌが探し当てたときには、彼は責め犯されて虫の息。
彼が最後に望んだことは、愛する貴婦人の手で殺されることでした…。
腐女子たるもの、多少のことでメゲてはいけないと思いつつ、
やはりメゲてしまって…でも読み返してしまうようなお話です…よね?
一般女子がBLにハマる時期と、腐女子がSM系BLにハマる時期は、ほぼ同じ心理状態でしょう。
ずばり、心を癒されたいとき!!!
まあ、初めは怖いもの見たさなんですよ、こういうゲテモノの類に近寄るときって。
それから、だんだんと深みにハマり…
もう、そこんじょそこらの過激さくらいじゃダメってなってしまう。
かといって、それをリアルに実行しようとは思いません!(思ったら犯罪ですが…。)
いやむしろ、彼女たちは…どこからどう見ても常識人で、穏やかな淑女だったりします。
思いっきりハードなSM系を読んで、ちょっとだけ2次元に感情移入して、
そしてまた、穏やかなリアルの日々に帰っていく毎日☆
「現実なんて、まだ可愛いものよ」とか言いながら…ちゃんと淑女に戻る。
そう、SM系BLに癒されてるんですよ☆
(エステでもアロマでもなく、SMに癒されるなんて皮肉な話!
でもまあ、それくらいリアルの日々のストレスは多いってことです。)
だからこそ、こういう典雅艶麗なSMは必要悪で、アリなんですっ!
で、どうして典雅?って話ですよねぇ??
だって、とびっきり綺麗だと、ハードさもやや中和できますからねっ☆
あさみん
はじめまして★
純情ロマンチカ好きのあさみんと申します。
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