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太陽みたいなキミと、いつまでも手を繋いで。
futari no namida ame
もっとしんみり系のイメージを持つ
たんにしんみりさせるだけだと一辺倒なのですが、そんなこと全然ないない。
むしろ基本線ドッタンバッタンしたコミカル風味の展開なのに
気が付けばじりじりとシミジミ感が累積されてる感じ。
「あー、面白かった」だけじゃないんですね、この本も。
そしてしみじみとするだけにはとどまらずこの人の描かれる筋肉が…
ムチムチしすぎないスジ筋とチンコがあまりにもセクシーで、
「ちゅうちゅうしてしまう」のも「体をきっかけに好きになる」のも
いちいちごちゃごちゃ語らんでも共感できてしまうのです。
ボロ傘もボログローブもカンジも・・・
そして、「お願いおネエさん」にはない要素である「ぶっさいく」な男の表現も
あー、これはこんぷれっくすもつのもみがくのもわかるわと思わせる納得の絵の説明力!
時間のあるたびに手にとっていろんな視点から何度も読み直したい本です。
「Baby」で活躍中の海野先生の初コミックスです。バラエティ&意外性に富んだ短編集です。どのお話もヒネリがきいていて、どうなっちゃうの?とハラハラしながら読みました。
■「ふたりの涙雨」
擬人化もので、いろんな思いがこもっているモノが人間の形に見える高校生・江見と、彼に拾われた雨傘の話です。雨傘は大柄ながら、長い黒髪の柔和なキャラクターに描かれています。「まだ使える」と江見に拾われたことに恩義を感じて、雨の日に学校まで迎えに来てくれる傘がけなげでかわいい、やさしいお話でした。
■「バイバイ、サンキュー」
こちらも擬人化もの。元ボクサーの高校教師・花村と、彼が目の故障で引退してからもずっと大事に部屋に置かれているグローブの話。
グローブは人の姿で花村の前に現れるものの、なかなかそうと気付いてはもらえません。けれども、もうボクシングができないことに葛藤を抱える花村を、グローブはただそっと黙って見守ります。「人」と「モノ」でありながら、ずっと寄り添ってきたふたりのふれあいは、きゅっと切ないものでした。
■「ボンボンクライズ」
心優しいヤンキー・みっちゃんと、彼にやましい想いを抱く同級生・ハジメのお話。
これが一番エロかった!!みっちゃんは見た目がド派手なヤンキーなのでしょっちゅう絡まれる&ドジっ子なので転んだり動物に噛まれたり、で生傷が絶えません。一見おとなしそうなハジメは、幼馴染のみっちゃんの怪我を毎度手当てしてあげながらムラムラきてます。この関係だけでもういやらしい!!手当てをしてもらいながら「しみる」と涙目になるみっちゃんのエロさは必見です。
■「ノット・イーヴン」「放課後イーヴン」
高校生のタマキとカンジのお話。
タマキはカンジの体を欲望の入り混じった目で見つめながらも、「メガネかけてないから見えないよ」と誤魔化しています。けれどもあるとき、ダテメガネだということがカンジにばれてから、二人の関係は微妙に変わり始めます。このお話は怖かった!!カンジが若干ヤンデレ入ってました。
■「ロマンストリッカー」
マサムネとユーリ、二人のモデルのお話。
マサムネは高校時代、デブでオタクでいじめられていたのですが、たまたま目にしたメンズ雑誌の表紙を飾るユーリが、彼の愛するアニメの登場人物にあまりにも酷似していたため、ダイエットをして一躍モデルデビューを果たします。と、ここまで書いただけでも気合の入ったトンデモぶりを発揮しています。その後も超展開が続き、「ユーリ怖い!」と涙目になると同時にゲラゲラ笑わなくてはならないという大変な作品でした。
■「シュガーBOY・ハニーMAN」
留学生のアルと、工事現場で働くチヨの話。
迫られて動揺する筋肉受のチヨのかわいさを説明する言葉など、私は持っていません・・・!!
『ふたりの涙雨』
長い年月の間に特別な想いが宿ったモノが、人として見える特殊能力の持ち主の千晴君と、コウモリ傘のお話。
「そんなこすったら・・・ッ・・・ひっ、開いちゃうッ・・・」
・・・傘だけに。名言です(笑)
学校にもって行くたびに傘を壊してくる我が家の息子に、千晴君の能力が備わればいいのに!
『バイバイ、サンキュー』
千晴君の学校の花村先生とボクシンググローブのお話。
これまた擬人化ですが、ちょっと民話っぽいところがオイラの琴線に触れまくりなのかな。もったいないお化けだもんね、これ。
『ボンボンクライズ』
気が優しくてケンカが嫌いなみっちゃんは、見た目が怖いせいでいつも絡まれケンカを売られ、抵抗しないから生傷が耐えない。
ハジメはそんなみっちゃんが心配でたまらないくせに、みっちゃんの苦痛に歪む泣き顔に欲情してしまう。
可愛い見た目に反してプチ変態臭漂うハジメ。なかなかのグッジョブです。
『ノット・イーブン』『放課後イーブン』
これまた変態はどっちだっていう勝負もの(笑)違うか。
親友のカンジにこっそり大欲情している真面目メガネのタマキ君と、どこまでが天然か計算かわからないチャラ男のカンジ君。
これすっごい好きです。カンジがたまらんです。
『ロマンス・トリッカー』
引く手数多の人気モデル男子二人の、知られざる過去!
いや、おもろいけど。可愛いしおもろいけど。かなり笑ったけど…
結局…見た目が大事ですよねってことかな。
『シュガーBOY・ハニーMAN』
真夏の猛暑に路上で倒れた外国人を助けたガテンな人。
「感動ですチヨ!!やまとなでしこ」
再び名言です(笑)
いやーどの作品も、くすっと笑える箇所がチラチラあって、ほどよくヘンタイで、ほんとこの1冊、気に入っちゃったな~。とにかくものっすっごおく邪道カップルばかり。
可愛いメルヘンチックな表紙絵に期待して買ってしまった方の中には、ぎょっっとなった方も多かったかもですね。私は心から好きだけど。
帯『太陽みたいなキミと、いつまでも手を繋いで。』
この作品好きですー、擬人化、モデル業界、学園モノから筋肉ガテン受までバラエティに富んでてどれもおもろい。
受攻がはっきりしないのもあるんですが、それもどっちなのかなー、この2人~と想像して楽しめる余韻を持った感じに仕上がってます。
あとパッと見の絵柄では分からないんですが実は脱いだら結構身体が凄いとこが萌えましたー!ガチムチまではいかないんですがこれは良い腹筋ですよん。
どの話もハズレ無しで、登場人物がみんな魅力的。
受はヤンキーに見える受とか、ガテン系受とか、どちらもワンコ系かな?
表紙絵は作品読んだら背後の虹がより爽やかに見えちゃいます。
自分のは表紙絵のポスカが付いてました。
これは良い短編集、エロ有りと無しとの配分もいい感じ。
三白眼気味キャラスキーとしてはぐっと来る絵柄。