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hatsukoi
榎田尤利さんの作品ですが、珍しく私にはミートしませんでしたね。
タイムスリップもの、だけどちと違う(事故ってる時の夢?)感じで、作品としては面白かったのですが、どうも攻めの心情に寄り添えず。
いじめの津田さんもスパイスやエッセンスに思えず、二人の心情が上滑りしてしまってる感がありました。
ご両親が病室に来て、和解しちゃうところもなんだか???リターンの記録はどうなった???
元々、17歳の時にはなんとも思ってなかった教師に成長した自分が惹かれたポイントは何だったのか?(深く関わったから?)
津田のイジメ事件を臨場感を持って見たから、両親の不仲の中で葬儀に行った曽根の自殺理由を聞いたあとだったから、債務で力になれるとおもったからか?
大人になった自分が当時の人間関係に別の感情を持つ、その背景が今ひとつしっくり来なかったのかな。
読んでみると若干古さを感じさせる作品です。
それは、ここ数年のBL小説が変容したせいかもしれません。
ですが、いい作品であることには変わりはない。
定番で先の読めるBLでしたが、安定の面白さがありました。
十年後、また読み返してみると感想が変わるのかもしれません。
えださんの作品はそんな魅力があります。
設定を見て、なんて面白そうなんだろう!と期待していました。二度目の高校生。逆行小説が大好きなのでわくわくして読み始めたのですが、攻めの一人称が「わたし」でキャラクターとして好みではなくちょっと残念でした。
大人と子供の差別化としてもこの一人称は作品として正解ですし大人の初恋は最高です。
高校生の頃ならきっと好きにならなかったし、大人になった自分だからこそ見えることがたくさんあり、惹かれて恋をした。
はじまりがお葬式なので、どうなることかと思いましたがハッピーエンドで本当に本当によかったです。
時間をおいてしばらくするとまた読みたくなる作品の一つです。
榎田作品は再読したくなることが多く何度読んでも面白く、時間を経て受け取る感想が変わったり登場人物への思いも変化したり新たな発見があるものです。
以前読んだときは久我山の自己中でオレ様なところが嫌いで、こんな男が過去に戻るという不思議体験くらいで急にいい人になるのか?
なんて思いもしましたが、17歳のガキの強がりや知ったかぶって人生舐めきってるようなところを、31歳の心で自覚してみたら、それがどれほど子供じみた意気がりだったか、そして井の中の蛙だったことを知り大いに反省するわけです。
自分以外の誰にも興味を持たない孤高の男。
それが、他人に冷たく人がどうなろうと知ったことではないと思いつつも簡単に切り捨てきれない思いが芽生えてくるのです。
やがて困っている人を助け正義の味方をしたいわけではないけれども、放ってはおけないやさしさとなっていきます。
思春期まで親から愛情を注がれた記憶がなく、親の不仲で壊れた家庭しか知らずに育ったけれど、やり直したい時間の中で生き直せたことで他者を思いやる感情が育ったのだと思う。
家庭に恵まれない幼少期を哀れんだ神様からの贈り物のような気がします。
17歳で出会った時は全く興味がなかったのに、2度目の17歳での再会で生まれた恋心。
14年後に自殺することがわかっていて止めたいのにうまくいかない焦燥感が上手く描かれていて主人公と一緒に焦れ焦れしました。
大人に見えて子供に見えないこと。BLの枠を超えて、ふとしたことに考えさせられたりしました。
未来を変えるために過去へ、というのはとっても好きでわくわく読み始めて、まず受の曽根の通夜から……えっ死んじゃうの?!と焦り。はじめは久我山も高校時代の担任を覚えておらず、少しハラハラするようなはじまりでした。
このお話はよくある(?)未来を変えるために過去へ、ではなく、久我山は事故でなぜか17歳に戻ってしまいます。もちろん望んでいたわけもなく。当然死んでしまった曽根も生きていて……知っている過去を生きる中で、17歳の時と31歳の"私"(この私というのがなんだかたまらない)では曽根の姿が違って見えて、恋に落ちる。17歳の体に入っている31歳は大人であるはずなのに、恋でまた成長して行く姿。甘酸っぱいし爽やか!
大人よりも子供のほうが見方がどうのこうのとか見かけるような気がするけど、大人じゃないとわからないこともある、ということ。当たり前だけど、気付かされたような感じがしました。
久我山の曽根の恋はハッピーエンドだし、本当によかった。それにしても、久我山は自分の不思議な体験を曽根に全て話さないのだろうか。生きていて良かったと思い合う二人は末永く幸せになってほしい……本当に。
31歳の久我山が事故にあい、高校時代にタイムスリップしてしまうというSFものでした。
頭は31歳なのに体と設定は17歳というギャップが面白かったです。
本当の17歳時代には気づけなかった、曽根の熱血漢や苦しみを31歳の久我山が察して守ろうとする一生懸命な姿が良かったです。
最後の最後まで二人の関係が進展しないのでどうなるのかと心配でしたが、最後はそういうオチだったのね~と納得です。
紆余曲折あった二人の思いが、15年の時間を超えて通じ合えてよかったです。
あと、両親の離婚話を聞いてしまった久我山が可哀想でした。
我ながらびっくりですが榎田尤利さんの作品を初めて読みました。(…このフレーズ、つい最近、別の有名作家さんでも書きましたが…)
心温まるタイムスリップファンタジーです。小難しい印象はなく、複雑になりそうな展開がシンプルに読みやすくまとまっていました。要所々々に涙腺にグッと来るシーンがあって、読んで良かったなぁと思います。
俺様な主人公・久我山の一人称で書かれているため、序盤はその傲慢で身勝手な物言いに呆れたりツッコミを入れたりしながら読みました。三十一歳の視点で送る高校生活に戸惑う久我山の様子や、変わって行く曽根との関係にドキドキする中盤を経て、確かに傷ついていた十七歳の頃の自分と向き合い、二つの人格がせめぎ合う終盤へ――。
曽根とのことは言うまでもなく、私は、両親の離婚が決定的になる場面を十七歳の自分に体験させたくないと足掻く三十一歳の久我山にとても感銘を受けました。
全くの余談ですが、どうやら自分は久我山と同学年のようで、作中の「現在」である2008年と比べて何もかもが不便な14年前…高校2年生だった頃のことをあれこれ思い出して、「ひく」は確かに浸透してなかったな、「キモい」は言っていた気がする…と、なんだか不思議な気持ちでした、
まるごと一冊がひとつのストーリー。
大人が高校生の頃まで時代を遡るファンタジー作品。
最初に読んでいる時には、なんとなく先が見える気がする・・・
と思いつつ読んでいましたが、さすが榎田さん・・・ドキドキ
ハラハラしながら、ストーリーにグイグイ引き込まれました。
時には「なんて傲慢な人間だっっ!」だとか
「しっかりしろぉー先生!」だとか一人こころの中で憤りつつw
少々強引に感じるストーリー展開もあったように思いますが
そこは、ファンタジー!
とにかく、”じんわり”響く感覚がココロとカラダに
感じられた作品でした^^
「夏の塩」「夏の子供」と思いきり文学っぽい作品を読んだ後だからか、私にはどうもなじめませんでした。頭がうまくBL脳に切り替えられなかったので、萌えず。
あらすじだけでほぼストーリーが読めてしまうし、そこでの体験にも新鮮味が感じられませんでした。
また、曽根にしろ荻野にしろ、正直子供を持つ親としてはこんな教師嫌です。まじめに仕事してほしい。ということで、私の地雷は教師だということに気付きました。
そのおかげで、まったく萌えず☆
でもこれまでにも教師もの読んだことはあるし、平気だったんですけどね・・・。キャラの問題でしょうか…。
シリーズもの以外の榎田尤利作品でおすすめを…と言われたら一番に挙げたい作品。
あらすじは皆さん書いてらっしゃるので省略しますが、
小説として十分に面白く、かつ受も攻も恋に落ちてからの心の機微が本当に可愛くて、
何度も読んだし手放せない本です。
傲慢で自己中で計算高い31歳の弁護士・久我山が、
17歳の自分の中に入ってしまい、過去の出来事を追体験する。
一種のタイムスリップものなのですが、
この作品で重点が置かれているのはタイムスリップそのものではなく、
17歳の自分と、31歳の自分の視点の違い。
31歳の視点であらためて見る高校時代のクラスメート、教師、そして17歳の自分自身。
当時より経験を重ねたからこそ見えるものがある、という「感じ方」の違い。
この「31歳視点」が実にリアルで、このあたりの描写がさすが榎田さん。
主人公・久我山と同世代以上の人、社会人を何年か経験した人なら
きっと何かしら身につまされるものがあると思います。
まさしく同世代の私はいちいち共感、どっぷり感情移入して読んでいました。
多少気になったのは「眼鏡美男子」なんて言い回しは一般人はしませんよ…ということと(笑、
終盤の急展開が若干唐突に感じられたかな…ということくらい。
急展開の前にワンクッション、何かあっても良かったかなと。
でもその後に収録されている受視点の「はつ恋のゆくえ」が
素晴らしく可愛かったので全く不満はありません。
久我山視点に感情移入しまくってわんわん泣いて、どきどきして、はらはらして。
曽根視点の「はつ恋のゆくえ」でさらにどきどきして、にやにやして、ほろりとして。
重すぎず軽すぎず読みやすく、かつほんのりと気持ちのよいものが胸に残る作品でした。
この作品に関してはもう書きたいことたくさんありすぎてうずうずするのですが、
ネタバレになるのでこのへんで我慢。
ちなみに直接的なエロ描写はわりと控えめなのでBL初心者さんにもおすすめです。
エロ控えめでも愛はたっぷりなので、物足りないとはちっとも感じませんでした。
(私自身はハードな濡れ場大歓迎、でも何より心理描写が大事。と思ってます)
31歳でやり手の弁護士、久我山は、高校の同級生で今は歯科医の本城から、高校2年生のときの担任だった曽根の訃報を聞きます。
久我山が夢を見ていると思ったら、彼が居る場所が今はもうないはずの実家、自分の家、なのです。そして、17歳のころにタイムスリップしていると自覚してしまうのです。
もう一度17歳をやり直すことになった久我山ですが、大人の彼もすごく冷めているのに、今更なにかときめくような青春は待っていないのです。それどころか、31歳の自分からしたら、新米教師が子供のように見えるという白けた日常が待っている有様なのです。
曽根の授業にかける熱意、曽根の視線、曽根が付き合っていた彼氏、久我山の家族の事情…。それらを大人側の久我山に見てしまうのは、彼が知らなくてもいいことをわざわざ知らしめてしまったり、辛いことをもう一度見させてしまうようでちょっとかわいそうでした。
しかし、結末が分かっているのなら、未来を変えてしまえばいい。久我山は曽根が多重債務で自殺しないように、何とか策を考えるのです。ずるさや弱さも描かれていますが、ここには「賢さ」も確かに存在しています。そして、久我山はすでに、冒頭で書かれていた彼ではなくなっているのです。
同じ辛いことなら何度も経験したくないものですが、そのときの受け止め方は本当に様々で、次も同じように思うのかは分かりません。それでも大人になってよかったと思えるような作品でした。
弁護士という職業に若干あぐらをかいている久我山、31歳が高校時代の恩師、曽根の葬儀の帰りに事故にあい高校時代(17歳)に時間が戻され曽根と再会?当時を再び体験するというタイムスリップもの。
久我山が当時のことをあまり覚えていないことに違和感を感じましたが時をさかのぼったことでその理由が見えてきます。
31歳の心のまま17歳を再び体験するなかでたくさんのことに気づき久我山は曽根に恋をします。
過去に干渉して未来を変えてしまうとか、変わりすぎだろう久我山とか、BLというジャンルの反則技を遺憾なく発揮した作品(笑)
先ず表紙が凄い好き!小山田さんの淡い色使いがまさに胸きゅんで甘酸っぱくてはつ恋って感じがしますですぞ!
31歳敏腕弁護士・久我山〔攻〕が、あまり印象の無い教師・曽根〔受〕の通夜に参加してその帰りに事故にあって、17歳の高校生時代に魂だけ戻ってしまうのですね。
SFだとよくあるパターンの話ですが、人生にやや冷めていた久我山が17歳の身体の中で、31歳の視点で大人達を見つめ、そして顔さえもよく覚えていなかった曽根を認識し17歳当時には気付かなかった曽根の魅力に気付いて魅かれて行く。
ラストはどうなるのか、作中で出てきたシザーハンズの様に悲劇で終わるのか、それともハッピーエンドを迎えるのか、読み終わるまでどうラストを持っていくんだろうと。
高校生時代に戻ってのはつ恋、そして現代への戻って再び始まる、はつ恋のその続き。
流石、榎田さんと言うべきか素晴らしい読後感でした。
うはぁ~。また榎田先生の手腕にひっかかってしまう読者がここに!
なんだぁーこれは。このタイトルでこうくるか!!!?
今の気持ちはそう「悔しい」ですw
見事に転がされました。うーん時間軸飛び越えるとは。。。
何故かタイムトリップしてしまい、高校生活をもう一度送る久我山。
過去の時間軸で生きて、彼はどうなるんだろう?という逸る気持ちが沸き立ち、とにかく止まらず読み進めるしかなかった。
主人公の久我山はというと容姿は良いし、頭脳明晰、仕事はできるし評価も高い。でも利己的でドライ。。女は意のままに転がすw
弁護士という仕事上、ある程度苦労は垣間見える。
でも、人間味が欠片もなく淋しい男だ。
最初に登場して、まぁーびっくりするくらい共感できない主人公。この主人公が紡ぐ物語に、いったい私はどうシンクロしていくのか?と思いながらページを進めて…気付いたらあれよあれよと無我夢中(汗)
マイナスからのイメージアップ推進力は、すごいです。
そんな久我山が、かつての担任曽根先生に初恋するお話。
タイトルからは恋のお話と思えますが、それだけでなく、久我山が本当の意味で大人の男になる…という軸もあります。
高校生くらいのときの物の見方というのは、結構狭いもの。
その時期の全力の客観性でもって記憶を刻めど、やはり自分の主観の脳を通った限りなく勝手なデータだったりします。
脳の基本は見たいものしか見ないんですもんね。(←榎田先生の他作中で書かれてました)
大人になってもそれは変わりないと思いますが、視野が違う。人によってレベルは違えど、いろんな可能性の選択肢によって、物事の見え方の正確な方向を見極められます。
そういう意味で31歳の久我山が、もう一度当時の曽根を客観視できる設定がとても面白かった。
17歳の久我山には見えなかった世界が、31歳では見えることによって、曽根の印象はまったく違うものになっていく。最初は若造だと思っていたのが、少しずつ変わり…
果ては男の曽根に…。まさかの…初恋!!
エゴイズムの塊のような共感できない男が?まったくの意外な落とし穴に落ちていくギャップ。
久我山が本当の恋を知り泣きじゃくるシーン。冒頭でマイナス印象だった久我山が愛しくなっている、私の心の動きのパラメータの激しさにも驚きですw
曽根の生き方を31歳の目で見て、久我山はこれまでの自分の生き方を省みるようになる。
自分に関わる人間関係から得た大切なことを、ずっと忘れてしまっていたと気付かされます。
それを思い出させてくれたのが、曽根。31歳の久我山にとっても、24歳の曽根は先生だった。まさに久我山という人間にとっての先生だったんですね。
そして久我山は真実、恋を知ることによって、サイボーグから人になるのです!!(涙)
やっと氷の心が溶けた久我山は、本当に人間らしい。
人の弱さを身にしみて感じ、自分自身をも大切に思えるようになる(涙)
自分のことを好きだと思えるようになれるってすごいことです!(号泣)
そして必死で久我山の幸せを願い、尽力する久我山はかっこよかった!!!恋の病に苦しめられる姿も、切なさ満載!
大人とはやはり、年齢でも経験だけでもなく、経験力だなと思った。。。
自分に起きた出来事をきちんと客観視し、判断し、身につけられるだけの力。久我山は恋をして、それが曽根だったからこそ、大人になれたんだなと思います。
そんな久我山の、心から曽根を大切に想う…強い気持ちが未来を変えさせた!(号泣)
そして一番心に響いたのは、ラストで二人ともがお互いを「生きていてくれてよかった」と思うシーン。とても印象的でした(涙)
この気持ちを二人ともに同じ場面で思わせる神業テクニック(><)
もう作中に多々好きな表現があるので書ききれません。
ほんとに素敵なお話でした。
幸せなのに泣きたい恋にキュン♪したい方!ぜひにご堪能あれ。
ありがとうございました
うはー、面白かったなー。
さすが榎田尤利さん。お話づくりが上手い。
あらすじは他レビューに詳しいですが、タイムスリップモノです。生活に飽きた三十路男が高校生に戻ってしまい、その時代に担任だった男に恋をする、という。
これSFではよくある設定ですが、何度読んでもワクワクこそばゆい気持ちになれる良設定ですよね。
高校生には戻りたくねぇぞ!色々痛かったぞ私は!などと思いながら読んだのですが、そうか、もし今の脳ミソのままで高校生に戻れたら、いまだに同窓会のたびに笑いのネタにされるアンナコトやコンナコトを無かったことにできるんだよなァw
この作品、どこをどう誉めていいか分かんないんですが(誉めるところがありすぎて)、オトナの初恋にめっちゃ萌えました。
途中、もどかしくてもどかしくて死にそうな気分になったりもしましたが、そのすべてが良い「焦らし」となってくれて、ラスト結ばれたときのキュンキュンを高めてくれたなと思います。こういう焦らし、最高だ。
結ばれたときの二人ってさ、経験値ありまくりのオジサン二人なんだよね。なのに、まるで初体験の高校生同士がエッチしてるかのように爽やかで。
「互いに慣れてて最初から相手と自分に快楽を与える術を知っていること」と「レモン味のキュンキュンした新鮮で不器用なセックスができること」、この二つが噛み合ったエッチに矛盾を感じなかったのは、このストーリーだからだからこそだなと思いました。
(BLでは、セックスのシーンだけ『浮いてる』作品によく巡りあうんだよねー。どんなに濡れ場の描写がエロくて素晴らしくても、ストーリーとの食い合わせが悪いと萌えることができない。)
あと、もとの時代に帰ってきてから、攻めが待った「半年」という期間が好きでした。
この半年間の攻めの心情を想像するだけで、キュンキュンご飯三杯ぶん萌えることができる。
『はつ恋』というタイトルからもっとカルピスソーダのような(笑)ものを思い描いていた私ですが、
この内容にはいい意味で裏切られたと思いました。
まぁ30代の男性と40代の男性のアレですから、そんな甘酸っぱい話では無いはずなんですが、でもなぜかちゃんと甘酸っぱさは感じれました!
やっぱり学生の時代にタイムスリップ(といっても中身は30代のまんまw)という部分があるからでしょうねー。
それにしても不思議なお話しでした。
まさかこのタイトルでこんなファンタジーがねじ込んであるとは思いませんでした。
いやはや、さすがというべきか。
事故が原因で高校時代の自分の中にタイムスリップしてしまった久我山。
高校生の体に三十一歳の心。
予想外の出来事になんとか冷静になろうとする久我山に、なにも知らないまま担任の曽根は親切にしてくれる。
昔はただのうっとうしい一教師でしかなかったはずの曽根のことを知るうちに惹かれていく久我山だったが……
十四年後の世界に彼はいなくて……
現在と過去で一粒で二度おいしい感じ。
タイムスリップもの、ということになるのかな。
ネタ的にそれほど新しいというワケでもないけれど、これだけ読ませてくれるのはディテールのリアルさとかのおかげかも。
たった十四年、されど十四年。
微妙に言葉が違ったり、携帯電話がなかったり。
考えてみれば当たり前のことなんだけれども、妙に説得力がありました。
印象に残っているのが主人公の成長、でしょうか。
大人になって子供のころ見えなかったものが見えるようになってくる。
そういうの、絶対誰しもなんかあると思うんですよね。
高校の時はうざい先生でしかなかったまだ若い教師の曽根は、戻ってきた久我山から見れば年下だったりして。
見方が変われば世界は変わる。
なんかこの辺の時系列のねじれのおかげで、当たり前の一瞬一瞬がなんだか愛しいです。普通はもう戻ってこないものだからかな。
この子供から大人への成長の他に、何事にも冷めた久我山が人間的な感情を取り戻すという変化があります。
久我山を替えるのはまわりの情況と、なにより曽根の存在なんだ。
熱血っていうのとは違うけど、まっすぐな曽根は、確かに学生時代に見たらちょっとめんどくさい人かもしれないなあなんて思ったり。でもその不器用さが時間を経てからみると愛しい。こういうことってあるよなあって。
ラスト。
ちょっと都合がいい気がしないでもないけれどこの結末でよかったです。
しかし榎田先生、今だからこのラストだけれど、昔だったら別の展開になっていたのかもしれないとふと思った。
久しぶりに本を読んで幸せになりました。
熱血でまじめな高校時代の担任に タイムスリップした生徒が恋する話
タイムスリップした生徒久我山が攻め、高校の担任が曽根で受け。
弁護士の久我山は仕事に女に不自由のない毎日を送っているが、なぜだかつまらない。
そんな時、高校時代の友人本城から高校のときの担任曽根のお葬式に誘われた。
当時から冷めていた久我山は熱血だったというその担任のことをあまり覚えていなかった。
曽根は借金苦による自殺だという。
そのお葬式の帰り、久我山は事故に合い、病院で意識が眠っている間、なぜか17歳のころの自分にタイムスリップしていた。
外見は17歳、中身は31歳の高校生として時間をすごすことになる。
そして死んでしまう担任曽根がどういう人物だったか、再び関わることになる。
中身が31歳の成長した久我山は曽根に恋をする。
17歳のころではありえない展開だった。
タイムスリップしている時間も徐々に減っていき、曽根に気持ちを伝えるだけで精一杯の久我山。
久我山は曽根の死という未来を変えることができるか。
榎田尤利さんということで購入決めましたが、あまりキュンとしませんでした。
ちょっと残念。
曽根が同僚の荻野とゲイカップルであるところ、
その荻野との痴話げんかなど、あまり私にとって萌じゃないところありました。
ただ久我山のスマートな要領がいい、自分勝手な生き方の描写は面白く、すっと読みました。久我山の両親は不仲で、そんな高校生の久我山の孤独がかわいそうでした。
地位も名誉も手に入れ女にも不自由しない容姿の31歳弁護士 久我山。
だが、なにか物足りなかった。
そんな時、高校からの付き合いの本城から高校の担任であった曽根先生が死んだとの連絡が入り顔も覚えていなかったが本城に付き合い通夜に参列する。
その帰り道、タクシーに乗った久我山は事故に会ってしまい・・・。
目覚めたら17歳にタイムスリップ。というところから始まります。
体は17歳の久我山だが、中身は31歳弁護士の久我山。(某アニメ漫画みたいだ(笑) )
学校に行った久我山は、曽根先生に会ってあまりにも自分が抱いていた暗く自分を変な目で見ていたキモイ教師というイメージとのギャップに戸惑う。
こんなにも明るく生徒に慕われていたのかと、そしてウザいと反発しながらも何かと声をかけてくれる曽根先生にほだされていきます。
この頃、久我山は両親と上手くいってなかったんですよね~
父親は女を作り家にほとんど帰ってこなかったし、母親もそんな父親に当てつけるように男をつくり自分に興味を示さなくなっていたから。
31歳の久我山が嫌な奴(人を信じれない人間)になっていたのは、両親の愛情不足だったんだなぁ~。
そんな時、曽根先生が荻野先生と付き合っている事を知ってしまう。
でも、曽根先生は荻野先生に暴力(DV)を受けていた。
久我山は、曽根先生を守りたくって助言をするが、生徒である久我山にそんな事を心配されてもらう必要はないと拒絶されてしまう。31歳の弁護士の久我山に言われるならまだしも今は、17歳の久我山であって生徒なのだから当然の反応だと久我山は納得するが、曽根先生を守りたくってどーしようもなくって・・・。
ここでやっと久我山は、31歳にもなって知らなかった感情に戸惑っていて今まで気づかなかった・・・曽根先生に恋をしているのだと気付きます。
だけれど、そんな上手くいくわけもなく曽根先生は、生徒である久我山の思いも受け入れられないと・・。この辺のくだり~惹かれあってるのに先生と生徒ましてや同性同士。
曽根先生の気持ち考えるとすごい切ない選択で胸キュンしました(´ε`●))
そして~子供を助けようとして事故にあう久我山。曽根先生が14年後死なないようにと願いながら意識をなくしていく・・・(T_T)
「はつ恋のゆくえ」※曽我先生視点。 久我山31歳×曽根先生39歳。
久我山が知らなかった再会するまでの曽根先生を知ることが出来たし曽根先生視点が何といってもよかった(*´∀`*)
大人になってやっと正直にお互いの気持ちを確かめあえた二人。
思いも体もやっと通じ涙しちゃう久我山はほんとっ可愛い♪
もうっ15年分曽根先生に愛されちゃってください♪
曽根先生もアラフォーなのに可愛い過ぎ~♪久我山を15年分愛しちゃってください♪
“読みたい”誘惑に負けました(* >ω<)=3
面白かったです。榎田さんの作品も久しぶり。
過去へのタイムパラドクスもの。
記憶の片隅にしか居なかった高校教師。彼の葬式の帰りの事故でなんと高校時代へと意識だけが飛ばされてしまう。
そこで再開した曽根先生。記憶の中にあるのはさえない、どこか暇しい存在だったはず。だった。
しかし、若かりし曽根に触れるほどにそれはいとしいという気持ちに変わり。初めての“恋”を知る。
傲慢で大人な男が、高校生の身体にはいり、高校へ通い、恋をする。
そのことによって、意識は31歳のままなのに、雰囲気がどんどん若くなっていくという様子がなんかほほえましかった。
恋を知り、自分が弱くちっぽけな人間だときづく。
失恋して号泣~のシーンが好きです。
最初の頃のあの雰囲気からは想像できないww
ただ、曽根先生って意外と若かったんだな・・というのがある意味一番衝撃的でした。もっと年上かと。。。。。
そして男性経験があるっていうのも。
まさか開発済みとwy・・(殴
おいといて
曽根先生。の出だししょっぱな。
久我山じゃないがキュンとした。かわいすぎちゅうい!!
未来から戻り~なお話。
曽根~の目線でその後が描かれるっていうのも予想外でした。
たしかにこっちのほうがでもしっくりくるかも。
また、視線が曽根なだけに、ちょっとした久我山の動向もいちいちかわいく見えてしまったりするのも良。
かわいい曽根先生の心理が読めるって言うのも面白かったです。
作りもウマ。
先生の新しい恋人の話。
先生の死についての話。
それから~な話。
挿絵も含めて完成度の高い作品になったとおもいます。
あ~・・恋したいなぁ~
外見はエリートでちゃんとした人間だけど、内面はエゴイストな弁護士久我山が、行きたくもない高校時代の担任曽根の通夜に出席した直後、高校時代にワープしてしまう物語。
ワープというのとは違うのかな。高校生の体の中に、31歳の心が宿り、2度目の高校生活を体験します。
いじめられている女子、教師の行動、両親の不仲と離婚、同じものを見ても高校時代とは見方が違っていて、以前は気付かなかったことに気付きます。
そんな中で、久我山は31歳にして初めての恋を経験します。(外見は高校生ですが)
それなりにもてていたくせに、初恋です。
ワープ直前に、事故に遭ったのは確かなので、もしかして死んでるのじゃないかと、ちょっとビクビクしながら読みました。
とってもいいエンドで、読後感もよかったです。
というわけで満点。
私、あらすじを読んで「あ~事故に遭って入院して、留年した高校生の話」って思いこんでたんですよ。なのに、あんな展開が待っていたとはっ!
31歳の弁護士・久我山は、仕事も出来るけど遊びもします。キャバクラへ行き、指名したお気に入りの女の子から法律相談を持ちかけますが、金にならない相談は受けない! とばかりに、電話がかかってきたことにかこつけて逃げ出したり(最終的には切って捨てても何も感じないと思います)……と、正直、「何だコイツ!」な嫌なヤツです。
この嫌なヤツが、高校のときの担任・曽根先生の通夜の帰りに乗ったタクシーで事故に遭い、目が覚めたら“14年前にタイムスリップをして、外見は17歳の高校生なのに、中味は31歳の自分”になってたんです。
学校へ行くと、曽根の授業を受けることになるわけです。曽根の授業は面白かったんだったと、だんだんと当時を思い出すようになります。
曽根の授業や、イジメ、同級生たちのやる気のなさ等々、久我山自身当時は全くわかっていなかったことも、31歳の今ならいろんなことを理解出来るし、先生の思いもしっかり伝わってくるんです。だって、曽根先生は、今の久我山よりも年下だし。
そして曽根に対して“初恋”だと意識し始め、最初はあんなに嫌なヤツだったのに、初恋を知ってどんどんいい男に変わっていくんです。
違うなぁ。
恋を知らなかったから、どんな人間に対しても真剣にならなかったし、優しくもしなかったし、嫌なヤツでも平気だったんだと思うんです。
ですが、好きだと意識すると、その好きな相手のために何かしてあげたいと思うようになるし、もちろん好きになって欲しいから優しくしたり、振り向いてもらおうと努力もするわけです。
初恋を知ったから、いろんなことが変わっていくんです。
ですが、久我山の想いは受け入れられません。そうです、“初恋”は叶わないんです。
14年前ならありえなかっただろう心の傷もたくさん負ったし、失恋に泣いてみたり、それでも、いろんな経験は無駄じゃないはず。
そして『はつ恋のゆくえ』という短編。
久我山が現在に戻ってきてからのことが書かれているんですが、曽根がどんな14年間を過ごしていたのかがわかります。
もし久我山がタイムスリップしていなかったら、曽根もこんな14年間を過ごしてなかっただろうなぁ~と思え、奇跡は起きたんだろうなぁと納得。
かなり強引で、都合がいいぞ~とも思いますが、まぁ、これくらいなら大丈夫かなぁ。
恋をして、人は変わる。わがままで利己的になったり、優しく相手を思いやれるようになったり。誰かに近づこうとすれば、相手に触れた部分が変化するのは当たり前のことだけど、恋はやっぱり格別です。
そんな恋愛の醍醐味が丁寧に描写された作品でした。直球ストレートの恋愛ものに私の心臓はわし掴みにされました。
主人公の久我山は非常に冷めていて、他人と距離を置いて接する31歳のエリート弁護士です。高校の担任のお通夜の帰りに事故に遭い、17歳の自分に戻ってしまい、31歳の頭に17歳の体で、高校生活を送りはじめます。
はじめは相変わらず冷めた目線で周囲を見渡しているものの、31歳の自分よりも年下の担任・曽根との関係を通じて、徐々にその態度は変化していきます。曽根への気持ちが恋だと気付いた後の久我山は、驚くほど人間らしくなります。それまで他人と距離をとるあまりなくしていたもの、生活を彩る感情を、彼は恋をすることによってあまねく手にします。もちろんその中には喜びや楽しさだけでなく、悲しみや切なさもついてきます。曽根に失恋したあとの久我山の独白の切ないことといったら・・・!!
また、恋する気持ちを知った31歳の久我山は、自分自身に対しても優しくなります。31歳の久我山の意識は、しばしば17歳に戻ってしまい、それは彼にはどうすることもできません。けれど、かつて彼が経験した両親の離婚直前の言い争いを、17歳の自分に聞かせまいとして必死に踏みとどまろうとします。
恋を知らない頃の久我山は、自分自身に対しても愛情を注いでいませんでした。キャバ嬢への態度から明らかなように、頭で考えてより効率の良いほうへと自分の行動を仕向けるあまり、あまりにも感情を置いてけぼりにしていました。その久我山が、17歳の自分のやわな心を守ってあげようと懸命に意識を注ぐのです。恋をして、自分自身を大事にしてあげることも学んだ久我山に、私は鼻水垂らして泣きました。曽根とのシーンよりも、これほど久我山が恋愛で変化したということが現れているこのシーンで私は一番切なくなったかもしれません。
とにかく切なかったです!!読み始めたときは、このタイムスリップ設定はいらないのでは?とも思いましたが、大きな思い違いでした。この設定があるからこそ、彼の内面の成長がありありと見えるんですよね!!
また、久我山が31歳の体に戻ってきてからの、その後の二人も大変おいしくいただきました。曽根は久我山にとっての初恋なんですよね・・・なんかもうそうおもっただけで胸がいっぱいになってしまいます。タイトル卑怯です(笑)
おまけで神評価!
ある意味ファンタジーなので、読みながらムリがある感じがしたときもありましたが、最終的に納得のいくまとまり方だったし、泣けたし、身につまされたし、大人だからこそ共感できるお話だったので、おまけしました。
精神的なタイムスリップと言ったらいいのでしょうか?
ハンサムで仕事ができてモテるけれど、なんだか人格に欠けた部分のある弁護士・久我山は、高校時代の英語教師・曽根の葬式関係のある事故がきっかけで31歳の記憶そのままに17歳の自分に戻ってしまいます。
31歳の目線で24歳の曽根と再会してみると・・・
若い頃の考え方とそれなりに社会経験を積んでからの考え方。
自分のことで手一杯の頃と他人のことまで考えられるようになってから。
人を好きになるという止められない衝動。
などが、久我山という一人の男を通して語られます。
17歳、大人のつもりで周囲がわかっているようで自分で手一杯の頃のこと。
「先生商売」についての一言。
久我山が17歳のからだの中で消えそうな自分を振り返ったモノローグ
『思うに、ずいぶん長いあいだ、私は自分を好きではなかった。
自分に甘かったし、利己的で、自分だけが可愛いといういやな人間だったが、そんな自分を好きだったわけではない。弁護士バッジを外したら、誰からも尊敬されないことは、心のどこかでわかっていた。だからこそ、外見だの、社会的立場だのにこだわった。自分を強く見せなければならないと虚勢を張っていた。
今は違う。
弱くて愚かな自分が結構好きだ。強く見せようと足掻くよりいさぎよい。』
など、共感しながら泣きながら、読みました。
実際に、このお話を17歳の子供たちが読んだとしたら、どう感じるのでしょうか?感想を聞いてみたい気がします。
本編は、現代に戻ってうまい具合にハッピーエンド。
キムとエドワードのエピソードも生かされ、ハグだけだけれど満足できる終わり方でした。
本編は、31歳の久我山目線で語られますが、『はつ恋のゆくえ』は39歳の曽根目線でその後が語られます。
ストッパーが吹っ飛んだ久我山と、ジャムのようにトロトロになっちゃっている曽根の、15年間分ためこんだ思いが爆発のアマアマラブラブエッチです。ごちそうさま。
ハァァァ~悶えました。泣きました。
そうなんですよ、そうなんですよ、大人になって初めて知るあの青い未熟な時間。
いっぱしの大人になったつもりで、粋がっていたけど、今もあの頃と頭は変わっていないとは思っているけど、色々な知識をたずさえて着実に変化しているはずの現在からみれば過去は未熟なのです。
榎田さん、さすがです!もう最後の方涙が出て止まりませんでした。
周りがうっとうしくて、無関心、少しバカにした感のあるうわべの男久我山。
高校時代、印象にもなかった副担任の曽根の通夜に行った帰りに事故に会いタイムスリップ。
体は17歳で頭は31歳。
そんな久我山が印象にも残らなかった曽根と新たに対峙して気がつくこと。
誰もがきれいごとでは生きていけない悲しさ、他人と関わることのむずかしさ。
題名そのままの初恋の甘酸っぱさ。
自分ではどうしようもない運命だけど、あの時何もしなかった事を少しでもしていたら、未来が少しだけ変わって、自分も相手も幸せになれる。
久我山が少しだけ変わったことで、こんな未来が待っていたなんて。
ネタバレしたくないので、是非読んでみてください。
エロは最後の最後に少しあるだけですが、それでも満足です。
やはり、おぢさんは可愛い☆のがポイントだ。
俺様で傲慢で自己中心的な性格の弁護士・久我山。
高校の担任である曽根の葬式の帰り道、事故に遭い、高校時代にタイムスリップしてしまい、
17歳である自分の体に31歳の自分が入ってしまう――
タイムスリップもの、といっても自分が昔の自分に入ってしまうパターンでした。
外見は高校生、でも中身は31歳の大人。
しかし、そんな久我山の中で17歳の自分と31歳の自分がせめぎ合います。
世の中の酸いも甘いも知りつくした大人の自分と、大人になりたくてもなりきれない自分。
そんな自分に葛藤しながら、久我山は蓋をしていた自分の高校生時代と向き合うことになります。
そして、担任の曽根。
昔は気づかなかった、曽根の魅力。
それは自分が大人になったからこそ気づけたもので。
親身に相談にのってくれたり、かといって31歳の自分から見た24歳の曽根はとても危なっかしくて
そんな曽根に徐々に惹かれ出す久我山。
今まで抱きたいと思った女はたいてい抱けて、何不自由ない生活を送ってきた久我山でしたが、
この曽根に対する気持ちこそが、久我山の初恋なのだと気付くのです。
久我山の、この捻くれまくった性格の原因でもある、両親との関係も明らかになり
私は当初嫌いだった久我山にだんだん同情するようになりました。
このエピソードがあるからこそ、曽根の「人の痛みを想像してください」という熱い思いがさらに引き立ちますね。
高校時代から妙に大人っぽかった久我山の、曽根だけに見せる甘えた態度も萌え。
そして、そんな高校生久我に、惹かれていく自分をなんとか抑えつけようとしている曽根も切ないですね。
あとがきで榎田さんが言われているように、甘酸っぱいのは久我山よりむしろ曽根のほうでした(笑)
こんな可愛くて青春真っ最中なオジサン知らない~可愛い!
7歳の年の差がありますが、久我山のほうが断然大人っぽいです。
そんなところが曽根の魅力なんですけどね!
そんな曽根にもうメロメロのデロデロな久我山も可愛かったです。
捻くれまくった性悪男・久我山が、初めて恋を知ることによってどんな風に変貌して
そして他人のためにどれだけ頑張れるのか、奔走できるのか、
そんなところを見てほしいです。
描きおろしは現代に戻った久我山のその後。
初恋を知り、他人のことまで考えられるようになった久我山の、その後の運命を是非、読んでください。
あのタイムスリップは、不幸な久我山に対する、神様が与えてくれたたった一度のチャンスだったと思います。
それで大事なものを手に入れた久我山は、はたしてどうなるのか…
是非ご自分の目で確かめてください。
かにゃこさん
え、買っちゃいそう??ニヤニヤ
是非是非、買っちゃってくださいw
あんな可愛い高校生みたいなオジサンいませんよ!
萌えて悶えてくださいvv
かにゃこさんもきっと好きだと思う…!
もこさん、こんにちはー
そうなんですよー中身は31歳だけど外見は17歳のままなんで…残念ですww
でもだからこそ、普通の先生生徒モノじゃないんですよね。
年下攻のようで、年下攻ではないですからね。いや年下攻なんですが(どっちw)
31歳の高校生・久我山の成長っぷりもイイですが、
いつまでも変わらないピュアな心の持ち主である曽根が可愛くってたまりません!
榎田尤利さんですから、流石の面白さですよ☆
ちょっと重いテーマも含まれているんですが…
キュンとしてホロリとする、いい話でしたー
是非もこさんもどうぞ!
ミドリさんこんにちはヾ(*´∀`*)ノ゛
31歳の高校生につられましたww
リアルに31歳の学生服想像してしまry(笑)
タイムスリップものでしたか
設定も恋愛の面でも興味フツフツしてきました。
榎田先生なら尚更期待値
過去から未来に戻ったときの展開、二人の関係も面白そうですね(* >ω<)=3