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稲荷屋氏の美麗な表紙に思わず手が伸びました。
軍服をテーマにしたアンソロジーです。
やはり軍服モノは稲荷屋氏がずば抜けてよかったです。
ドイツを思わせる軍隊と、ドラゴンの化身と彼を操る将校。
ファンタジックでダークで、短めでしたがこのアンソロの中ではずば抜けて一番でした。
九州男児氏のものは、まるで学生服の詰め襟のような服装で、あとは柔道着と、軍が舞台というだけですが、一見シリアスに見せかけてギャグで迫る笑いが好きです。
ストーリーとしては、軍服にまつわるジンクスとテーラーのお話の「ひとつの注文」がよかったです。
他には、皇帝に忠誠を尽くす騎士団の話、海軍と陸軍の将校の愛、入隊した上官に可愛がられる新人の話、潜水艦の艦長と新人曹長のラブ、海軍へ入隊する青年と彼に仕える執事の愛。
それそれにバラエティーに富んだラインナップになっております。
アンソロですから好みは色々ですが、自分的にはやはり骨太なものが好みです。
線の細い軍人や軍服姿は好みでないので、この本の中では上記に上げた3作品以外はちょっとハズレな感じでした。
しかし、軍服といえばもうひと方大御所様がいらっしゃるのですが、出版社の関係で載っていないのでしょうか、それが残念でした。