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描き下ろしは二人のラブラブお風呂エッチ
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
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表紙から受け取るイメージは、暗黒世界の王様に捕らえられた勇者的な人物か、すごく悪い夜の男に魅入られた魔性の受け。
とにかく黒くてシリアスで、うっかりファンタジーも入っちゃう?という印象でした。
読み始めてびっくり。
どこも黒くない。
表紙のイメージは何だったんだろうというくらい、最初からコミカルに進みます。
幼い頃、「町一番の美少女」と謳われた千晶。
「おまえくらいの美女がオレには相応しい」と高飛車にプロポーズしてきた園児にきつい一髪をお見舞いしてから12年の月日が流れて…。
ツンデレというか、ツンツンです。
曽祖父の代から経営してきた南十字学園の財政が破綻して、大企業・王賀グループと合併(実際は買収)することになったことから、千晶の不運が始まります。
王賀グループの御曹司・一成は、あの憎き高飛車プロポーズ園児。
借りを作りたくないという一心で言いなりに体を差し出すっていうのが、プライドの高そうな千晶に似つかわしくないなあと思いつつ読み進めると、負けず嫌いの性格のせいで「できない」と言えなかったのね、と納得がいきます。
だけどツンツンはつらい!
結構顔にも態度にも出てるし、バレバレに思えるから余計につらい!
赤面しながらのツンツンは、見ていて居心地の悪いものです。
さらにスパダリ風に何でもできちゃう一成のビジュアルが…。
センターパーツのヘアスタイルが、若干禿げ上がっているように見えてしまったのと、出だしから衝撃のシーンで相当とろけた表情をしているせいで、イケメンに見えず…。無念!
ストーリー的には頑張るお姫様のピンチを、姫を愛する王子が何度も救うけど、お姫様は素直になれなくて…というものなので、特に「ここが!」ということもなく。
ひとつだけ挙げるなら、幼稚園のときのプロポーズでもらった花束が、ツンツンくんの本心を垣間見せる小道具として使われていたのが、なかなか良かったです。
そしてすごく気になるのは、「またアメリカに戻る」と言っていた一成が、描き下ろしでふつうに学園にいたことでしょうか。
ついでに表紙の左側のひとは本編では見当たりません。
いるにはいるけど、全くの別人でした。
1冊丸ごと表題作のお話で、主人公は2人とも高校生です。
名門校のオーナーの息子として生徒会長を務める千晶ですが、学園が経営破綻し、買収したのが元幼馴染の王賀の父親。
王賀も元々の学校では生徒会長を務めていて千晶の学校へ移ってくるのですが、生徒会長の座は千晶に譲ります。
千晶は王賀に借りを作りたくないと何か世話になった時には王賀に借りを返すのですが、その返し方がちょっと間違ってます…(笑)。
意地っ張りで王賀にライバル意識とも言える感情を持っている千晶ですが、実は精一杯ツッパっていて、余裕がありません。
一方の王賀は一流グループの御曹司でありながら千晶に対しては好意を露わにしていてワンコで外面も気にしてないようです。
その一途な所がギャグみたいで面白い。
でも肝心な時には男前で先も予想する大人なところが頼もしいです。
千晶は逆に結構抜けていて、いつも周りにフォローされてたり、何も準備無しに突っ走ったりと危なかっしいところ満載でした。
そういう所が王賀にとっては放っておけなくて可愛いんでしょうね(笑)。
1冊丸々、一つのお話です。初恋を実らすべく一生懸命アプローチするヘタレ御曹司(王賀)と、弱みは見せたくないと頑なな態度をとるクールビューティ(千晶)の、体から始まるラブストーリーです。
桃季さんの描かれる攻めは、受けを溺愛し過ぎておバカさんになってる人が多いのですが、今回の王賀も、イヤがられてもイヤがられてもアプローチしまくってます。そして、千晶のピンチには駆けつけて、ヒーローのように助けるのがカッコイイです。
一方の千晶は、本当は王賀に惹かれてるのに、子供の頃に女の子に間違われたことを引きずって、なかなか素直になれません。だけど、昔貰った花をドライフラワーにして大事に持っていたのが、本心を表してるようで可愛いです。
そんな千晶が大好きだから、ヘタレなのに大人な態度で振り向くのを待ってる王賀が良かったです。これからも千晶と付き合うのは大変そうだけど、こんなにも深い愛情があれば問題なしと思える、溺愛ぶりが堪能できるお話です。
いつもの書店で新たに特典つきフェアがあり、その時に初めて知り、
フェアの機会に新本で購入しました。
攻めの王賀くんからプロポーズされた時に貰った一輪の花を
大切に持ち続けていた殿丘くんに、その場面が作品の中で一番 萌えました。
今回は、「中立」と「萌」で迷いました。
読み始めてから読み終わるまで、ずっと全体的に
萌えの濃度が薄いと感じていました。
私の感じる萌えと作品の萌えが違うような気がしてしまいましたが、
だからといって、波長が合わないという訳でもなかったため、
評価に困りました。
一つでも決定的に「中立」以下の評価だと断言できる場面などが
無い限りは、最終的には、せっかく新本で買ったということで、
非常に甘く評価して「萌」評価にしました。
曾祖父の起こした学園が経営難で、王賀グループに吸収されてしまった南十字学園を舞台に、王賀の息子一成と南十字のオーナーの息子千晶とのバトル(?)ラブなお話です。
一成が”王”で、千晶が”殿”何だか上手いネーミングだなと、最初に感心したりして。
千晶は生徒会長ですが、王賀と合併したことから元王賀学園の生徒とのもめごとがあると、一成に助けを借りることがあり、負けず嫌いの千晶は借りを返すのに、一成に身体を・・・アソコをなめさせられたり、入れたり(?)などの肉体的御奉仕?
それは一成が熱烈に千晶を愛してるー!!としつこくつきまとっているから。
千晶のこの借りの返し方がもう方向性間違ってますよね!
別に一成は「愛するお前の為なら無料奉仕なんだぞ」って言ってるから、、
それが一成をけん制するために、千晶の友人が吹き込んだ”千晶には男の恋人がたくさんいる”っていうのが、そもそもけん制になってなくて、こういう結果を生んでしまったということに気が付かない千晶達←アホ!
とにかく千晶はそんな対抗意識からツンツンツンツン・・・で一成はヘタレワンコを装いながら本当は、強くて男前でしっかりした千晶より大人な人だったんですがね。
千晶がツンになってしまったのは、その昔幼稚園で一成に女子に間違われ、嫁になれと言われて殴ったこと、そしてそれを謝ろうとした当日一成がアメリカへ行ってしまったことによるのですよ。
それ以来、負けたくないって頑張って、実はそれは一成に認めてもらいたいってことだった、すなわち嫌われたくないって、それは好きってこと!?
そうやって、やっと恋心を認めるという。
なんともツンデレありきのツンデレ恋模様展開でした。
書き下ろしで負けず嫌いのツンデレはエロに発揮されておりました♪
そうそう!千晶くん、そのツンデレの使いかたは大変に正しいと思いまっす!!