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kusa no kanmiri hoshi no kanmuri
夏月とヒバナのお話と短編が1作品収録されています。
夏月とヒバナのお話に関しては4巻が多分一番辛いとレビューに書いたんですが、この巻もかなり切ないです。
やはり二人が抱える過去が重くて、若すぎた2人がなんとも可愛そうでやるせない…。
2人をここまで追い詰めたのは、夏月でもヒバナでもなくて、2人を無理やり別れさせた大人たちだと思うよ…。
でも今はヒバナも成長して自立出来ているし、自分で自分の道を選ぶ力も持ってる。
それが救いかなぁ。夏月とまた会えてほんとに良かったと思います。^^
同時収録作は先輩後輩モノ。
4巻に収録されていた同タイトルの作品とは別のカップルのお話で、後輩の子が可愛かったです。
夏月は弱かったし、今も弱いし、ヒバナに比べたら全然成長できてない気がするんですけど、それでも幸せになれたらいいなぁ、と思うほどにはこの2人のことが好きになる作品でした。
夏が終わったら離れ離れにならなければいけないならば、夏であるぼくとずっと一緒に…あーうまい!!!読んでる間はこんなうまい!とか考えられる展開じゃないのですが、振り返ってみてみれば、うまい!タイトルもなるほどね。
夏月の某シーンをモロで見て、その記憶を思い出して、よく吐かなかったなヒバナ…
「3巻からは辛いだけ」というレビューを読んで、相当身構えてしまいましたが、良かった!
良かったですよ!
全体のレビューになりますが、1巻は「この世界には木や花、季節の妖精がいて、人間の中にそういう存在が見えるひともいるよ」という世界観の紹介でした。
2巻は「妖精たちも人間と同じように感情を持っているんだよ」というわけで、猫柳の話が秀逸でした。
3巻から5巻は夏の精になって5年目の夏月が、5年前に恋をしたヒバナともう一度恋をするという話で、もうすごく心を揺さぶられまくりました。
泣きたいくらい胸が締め付けられているのに、逆に涙が出てこないという衝撃を受けたのは初めてです。
夏の精になる前、成績優秀で親からの期待も過剰なほどだった高校生の夏月と、家の事情で転校してきたヒバナの出会いから、ふたりの気持ちが育って、結ばれて、結ばれたからこそ起こった悲劇が丁寧に描かれています。
手に汗握る、とはこのことか、というくらい。
そして3巻の冒頭で出てきた夏月の目の前に迫る電車のシーンは、4巻になって初めてどういうことだったのか分かるわけですが、もう切ない。
本当に切なすぎる。
でも、ヒバナが「夏の間だけ」「この夏が終わるまでは」と願っていた「夏」の精に夏月がなっていたことがすごく嬉しくて、あの夏はふたりにとってつらいだけじゃない、大切な時間だったんだと、じんわり胸に沁みてきました。
ハッピーエンドで本当に良かった…。
そう思えるCPでした。
絵は繊細で綺麗だし、絶対に襲ってくるであろう胸の激しい痛みを乗り越えても読むべき作品だと思います。
おすすめです!
ヒバナを見るたびに号泣するようになってしまったなっちゃん。
そんな二人を応援してた私もやっと安心できる5巻がきましたよ!
グリンに会わない方がいいと言われていたけれど、夏月が気になっていたヒバナ。
一方、生前自分のしていたことで、ヒバナから離れようとする夏月。
それでもヒバナを見ると嬉しい気持ちが湧き出てくる自分を抑えられないようです。
記憶をなくしていたヒバナですが、ずっと面倒を見てくれていた父の弟さんに無理やり押し倒されているところを偶然居合わせた夏月が助けた事で記憶が戻ってきていました。
夏だけでいいからと夏月とつきあうヒバナ。
もちろん記憶が戻っていることは夏月は知りません。
そんな中グリンが目を覚まし、夏もそろそろ終わりに近づいてきました。。。
今日で会うのを終わりにしようというヒバナ、そのまま別れてしまった夏月。
また二人は離れ離れになるのかと心配していたら、グリンが夏月の前に登場。
ヒバナが思い出していることを告げます。
夏月は懸命にヒバナを探し、そして二人は一緒に!
端折りましたが、夏月が探し出した後の二人の会話で涙ぐんでしまった。
本当夏でよかったね!と言いたい。
ここはネタバレしない方がいいと思うので、ぜひ読んで泣いてください。。。
同時収録のなつやすみのとも2もよかった。
淡い恋心がキュンキュンで、爽やか。
勘違いですれ違った思いがまた起動修正するまでのお話。
一緒になったところはないですが、きっとラブラブになったんだろうと思います。
お馴染の作者のあとがきも面白かったですよ。
テクノサマタ先生、面白いな^^