ぎが
コミックス『日曜日に生まれた子供』の収録作である『先生のとなり』及びその続編同人誌『Worry about you』の続編である表題作と『不機嫌な赤い薔薇』、これらとは何の関係もないJ-Garden26配布のコピー誌の再録『大地のホモサピエンス』(ちなみに中表紙の表記では、「大地のホモ」までのフォントがものすごく大きい)を収録する同人誌。
『Ashes…』は『Worry…』の直接的な続編で、平坂先生の息子・青藍の同僚・関の性癖(かわいい顔して実はバリタチ)が明らかになったり、エレベーター内に二人でいるところを何人もの人に目撃され関係を怪しまれたりと、青藍にとっては不幸な、でも読者にとってはおいしい展開の1作。
前作同様、青藍による肛門に関する一言が秀逸。
オヤジ二人は相変わらず、すがすがしいほどのバカップルである。
『不機嫌な…』は平坂先生の還暦話(なので、数年前の話)の超短編(6ページ)。
直也が平坂先生の還暦祝いに薔薇の花束を送るのはタイトル通りなのだが、秀逸なのは息子・青藍からのプレゼントだ。
青藍は父に、ウケ狙いでシルクの赤褌を送りつけたのである。
なお、この時点の青藍は当然、父に男の恋人がいることを知らない。
お祝いの品々の中に赤褌を見つけたときの直也のだらしない表情といったら…!
BL作品を読んでこれほど爆笑したのは久しぶりのことのような気がした。
『大地のホモサピエンス』は上記の通り、『先生のとなり』とは全く無関係の短編で、マンモスのかけずり回る原始時代の話である。
せりふは全くなく、危ないシーンになるとどこからともなく現れる黒子執事(推定60歳)や黒子羊が局部描写をそっと隠してくれるという非常に上品な(笑)作品。
なんともシュールである。
「日曜日に生まれた子供」内収録のおじBL、「先生のとなり」の同人誌。
同じく同人誌の「Worry About You」の続編です。
「Worry〜」に出てきたゲイの同僚・関さんが青藍(平坂先生の息子)にちょっかいを出すお話からスタート。
青藍は遠距離の恋人と別れ、社内の女性といい雰囲気らしい。
しかし、関さんから「俺バリタチだけど、平坂とならリバでもいいよ」と迫られる。(←ここは青藍の反応を面白がってからかっているのか、本気まじりなのかは微妙。)
迫られて転び、頭と腰を打つ青藍。関さんに抱えられた所を女性社員たちや上司たちにも見られて、何か誤解をされています。
家では相変わらず父と部長がイチャイチャと。
でも、彼らは土になり灰になり塵になってもバカップルなんだろうなぁ、と心の中で納得する青藍です。
「不機嫌な赤い薔薇」
ちょっと過去。
平坂先生60才、還暦の誕生日に真っ赤な薔薇60本の花束を贈る直也。
部屋には息子から届いたという「赤ふんどし」が!
エロ妄想にたぎる直也。先生に赤ふんプレイを……(している。)
「大地のホモ サピエンス」(←サピエンスだけ小さい字。)
これは「先生のとなり」とは無関係の、原始人BL⁉︎
元はライバルの美形原始人2人。
はじめモテていた「白」。「黒」は「白」を妬み毛嫌い。しかし「白」は怪我をして狩りができなくなり…
肉を分けてやる「黒」のアソコに肉汁が垂れ、それをしゃぶる「白」。
欲情し、ソウイウコトになる2人。
原始、BLことはじめはこうだったんでしょうかねぇ………⁇