雀影
前半、TJ視点のマンガと、後半は文章。
本編「コーリング」に完全に組み込まれる番外編
信乃のことを気にしつつも、何も進展がないTJ。
一方、信乃とシキはそれぞりの思い人を思いつつ、捨てられた子猫のように一つのベッドで温め合い。
TJと信乃、圭吾とシキ、それぞれの思いは、、、、
みたいな、マンガと
御手洗がTJを尋ねてきたあたりと、御手洗と信乃が一緒にお蕎麦を食べに行く話を文章で。
この文章が、とっても雰囲気あって、小説としても十分なクオリティで、読みやすい。
マンガって作画に時間がかかるから、長いお話だと、ストーリーが進むのにとっても時間がかかる。
とくに、この作品みたいに、不定期連載だと、一体、この先、どれほどかかるのか見当も付かない。
それをゆっくり待ちながら付き合うのも、悪くはないけど、これだけの文章が書けるなら、小説としてさっくり出しちゃってくれないかなぁ、とか、思ってしまうくらい。
同人誌のお楽しみは、表紙絵とか、装本の割合が大きい。
この本、裏表紙の、TJの正面顔が、実に男前。
私が宮本さんを好きなのって,多分、この「顔」が好きなのよねぇ。