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24時間365日 ずーっと君を見てるよ
短編集です。
どのお話も、明るくてテンポが良かったです。絵はすっきりしててキレイなんだけど、エッチが若干変態風味なのがポイントかな。
一番好きなお話は、『秘かに育つ恋の場所』です。
お隣さん同士で仲良くなって、最初はチビッコだった攻めくんが、いっきに大きくなったのにドキっとしました。
成長をずっと見守ってた年上受けの気持ちとか、攻めが受けを意識しはじめてからの葛藤とか、想像する余地がたっぷりあって萌えます。
こういう話、もうちょいページ数長めで読みたいな。
エッチが、はじめてにしては手慣れすぎかなって部分だけが残念です。これは、全体的に言えることだけど。
・「わかるかな!?」※表題作
攻めと受けの出会いは12年前に遡る。でも受けは、攻めがあの時の人と同一人物だとは気付いていない。。。この攻め、まだ小学生の受けに欲情しちゃってるし、その後もストーカー行為をしてるし、犯罪なんだけど! 雰囲気的にアリな感じ。それに、何気にしっかり、一応大きくなるまで待ってるから許せる。
・「好きの記憶 恋の予感」
森崎功志(事務用品の営業マン)×西川和巳(小中学生対象の塾の講師)
実はこれも再会ものだったりする。そして、ショタものではないけど、受けが講師をしてる塾の子供がたくさん登場するのでショタっぽい。
・「恋を知らなきゃはじまらない!」
八坂武一(20歳、昔からのご近所さん)×守口千秋(16歳の高校生)
攻めのお兄さんの方は、ずっと昔から受けを好きだった。しかし年頃になった受けは女の子とデートしてみたりなんかする。不安に駆られた攻めは映画館まで受けを追っていく。それはまだいいとしても、いきなり映画館で隣りの席まで確保してるし、受けに手コキもしちゃってるし、それは明らかに異常だわ。でもそのシーンが一番萌えましたが。
・「秘かに恋の育つ場所」
森本宏明(出会った時は小学生)×小島直己(出会った時は23くらい?のゲーム製作者)
これもご近所さんものだけど、攻めるのは年下くんの方です。昔、小さかった頃に、よく預かっていた男の子は大きくなったらとてもカッコ良くなり、しかもその仲の良い近所のお兄さんを好きでもあるという。職業的にも引き篭もり気味だし、年の差はあるしだけど、カッコ良い攻めが惚れてくれて良かったねって感じです。
・「犬の気持ち」
良隆(遠縁の親戚の高校生、ワンコ)×秋緒(クールビューティーなリーマン)
これ結構好きですねぇ~。ワンコ攻めが自分の萌えポイントなわけじゃないんだけど、だんだんそっちもイケるようになってきたということかもしれません。付き合うとき、土下座して受けに頼んだというエピソードが気に入ってます!
・「わかっちゃう!?」
表題作の番外編です。ストーカー癖のある変態じみた攻めですが、ここでもまた変態的行動をしていて、それは二人のプレイを撮影すること・・・。ギャグで面白オカシイでした。
短編集だけど、どの話も一つ屋根の下で暮らしてる(同棲)のは共通してるから、それによって家庭の温かさみたいのがありました。そして、受けはみんなエッチで可愛くて料理上手だし(これは攻めが料理担当な場合もあるが)、いい奥さんになれそうな人ばっかりです。萌え萌えモワ~ンとした気持ちになる短編集でした。