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小さい頃から、お兄ちゃんとお兄ちゃんの友達の後をついてまわっていた弟
お兄ちゃんの友達は、お兄ちゃんのことを好きなのだと感じる
結局は兄ではなく、弟を好きだったという、王道設定ですが
大好きです
剣道を通しての話があるようなないような、感じではありますが
部活という設定が必要はだったのかな
この部活設定が私にはいまいちピンとこなかったです
兄と疎遠になり、荒れていた様子もさらーとかかれてはいますが
何かが足りないような
そこそこ面白いけど、
お子様ランチのような
つめこみ・・・
うーーん
でも、可愛いに違いはないのですが・・・
「先輩の好きにして下さい」ー先輩が剣道部に入ってくれるならなんだってするー
そんなあおり文句に、迷い無く手に取った本作品。
学ランの2人が抱き合う表紙はなかなか魅力的です。
しかしながら、大好物のシチュエーションに期待が高まり過ぎていたせいか、思った程の萌えが感じられなかったのが残念でした~。
主人公の悟は、2つ年上の兄と同級生だった佑(たすく)に憧れて剣道を始め、高校に入っても剣道部に所属していました。中2の時に訳あって剣道を辞めたまま悟たち兄弟の前から姿を消していた佑。そんな佑と悟が再会したのは、高校の入学式でした。しかも「同級生」として。
弱小剣道部を救うためという理由で、佑に剣道部入部を乞う悟ですが、佑はのらりくらりとかわすばかり。そして、悟は言ってしまうのです。自分の身体と引き換えに入部してくれないかと・・・!
さて、ここでお待ちかねの”お取り引き”タ~イム♪と思いきや、この佑先輩は結構常識人といいますか、いい人で、悟の精一杯の提案を美味しくいただいちゃったりはせず(お触り程度はありますが)、うやむやなうちに剣道部員になってしまってます。
その後も、一応取引と称して微妙に関係はするものの、イマイチ先輩の積極さが感じられず、悟は佑が自分の兄のことをずっと想い続けているのだと感じて、切なくなったりします。自分と兄の前から姿を消していた2年間の謎とか、結局佑は誰が好きなのかとか、そういう諸々が徐々に明らかになってきて、心温まるENDというのが大体の筋なのですが・・・
なんとなく間延びした印象なんですよね~
絵も可愛いし、シチュエーションもなかなかなんですが。
攻キャラが、結構ハッキリしない感じなので、私的に萌え難いというのはあるかもしれません。世間知らずな受を翻弄する先輩とかそういう方が好みなので、ちょーっとこの先輩は弱かったかなぁ。もっと癖があっても良かった気がします。
受君も、強気なのか健気なのか一生懸命なようでいてクールだったりと、ちょっとキャラクターとしての押しが弱いような気がしました。
そんな中、気になったキャラは、悟の同級生であり剣道部仲間でもある脇役の木立君。クールで無表情で落ち着きがあって剣道も強い(らしい)という、まるで「生徒会長に忠告」の阿久津のような素敵キャラ。阿久津よりスマートな感じでカッコイイです。途中、その木立君→悟っぽいところがあって、そこが一番萌えました。どこか腹黒臭を感じちゃうんですよね~。私がそういうキャラが好きっていうことなのかもしれませんが…。
ちゃんとHもあるし、番外編と描き下ろしは微笑ましい2人の様子が見られるので、淡々としつつもすれ違う恋模様的なお話が好きな人向きでしょうか。刺激を求めるタイプにはちょっと物足りない作品かもしれません。