あなたがくれた、たくさんの「初めて」

告白

kokuhaku

告白
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×26
  • 萌8
  • 中立2
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
9
得点
55
評価数
21
平均
2.9 / 5
神率
4.8%
著者
可南さらさ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
六芦かえで 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
シリーズ
告白
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784877249823

あらすじ

彼を見た瞬間、胸の奥がきゅっと熱くなった…。由緒ある男子校・鷹ノ峰学園に入学した彼方は、桜の下で恋に落ちた。相手は、黒い噂の絶えないクールで毒舌な生徒会副会長・寒河江。少しでも彼に近づきたくて、彼方は生徒会の雑用係になる。けれど寒河江は彼方の存在を無視し、向けられる言葉は叱責ばかり……。叶わない恋とわかってる。でも、好きでいていいですか――。不器用で一途な学園ラブ。
出版社より

表題作告白

寮長でもあり生徒副会長でもある
可愛らしい後輩

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数9

王道たる全寮制学園もの

ストーリーは割愛させていただきますが、すごいベタベタでコテコテだけど…
私は好きだなぁ。

受けの彼方が健気で一途でとにかくかわいい‼
彼方と一緒に胸がきゅんきゅんしちゃうくらいにかわいい‼

乙女より乙女ですが、片思い一直線で全くぶれないから最後まで安心して読めました。
天然で健気で純情キャラではあるけどあまりバカっぽく感じさせず、攻めの寒河江の言葉が足りなすぎるためにぐるぐると思い悩むのに同情を誘われました。

寒河江はマイナスなイメージからのスタートで、しかも皆の前で見せしめのように冷たい言葉をなげつけておいて、強姦未遂の恐怖体験直後に甘い言葉一つもなく最後までいたした時にはそれはないだろうと思いもしました。甘い言葉に不器用な彼なので気持ちにブレない彼方だったから成立した恋愛だったのだろうとも思います。
でも、その時のことを彼方は 『先輩のやさしさにつけ込んで美味しくたべっちゃったのは俺の方』発言があり脱力しましたが ww

ただ、彼方の兄のはる兄とひーちゃんの話の方がおもしろそうかと。
学園生活当時も現在もなかなか刺激ありそうです。

2

はい!王道

王道の作品の中で、たまに安心して読み返してみたくなるお話です。

切なさもあり、ほっこりもあり、好きだな。

1

コッテコテ

作者さんご自身があとがきで「コテコテを楽しんでいただけたら」と書いているので、そういうものと思って読むのが良いと思います。ザ・ボーイズラブといった感じで楽しかったです。

ちょっとボンヤリしていて危なっかしい受けの子は、お約束のようにレイプされかけます。そしてまたお約束で、攻めの生徒会長が助けに来ます。いや、でもこのお約束がまぁ意外と萌えたりもするんです。

そして、お約束といえば、生徒会というシチュエーションそのものもそうなのですが。BLにおける生徒会というのは、どうしてこうも重要な組織なんですかね?(^_^;) この物語の生徒会も結構なものでしたよ。自分の高校時代を振り返ってみると、生徒会なんてあったかしら?というくらいの存在でしたよ。多分誰も似たような感じですよね。少なくともカッコイイというイメージがなかった。

でも、まぁいいのです……。

仕事がバリバリできる攻め(まだ高校生だが)と、トロイ受けという構図。上手くできないところを教えてもらっていたり、ときにはしかられていたり……。王道は王道で、確実に萌えどころというのがありますね。それと、挿絵で、生徒会長がメガネなのもポイント。どこまでも外さないコテコテです。

そうそう、あとがきには、かなり昔の作品であることが書かれていました。同人誌に書き下ろしを大幅に追加してできたリメイクなんですって。








3

学園モノ→定番行き

全寮制男子校生徒会モノ・・・
コテコテでしたよwコテコテ。

入学式にうたた寝してたクールな副生徒会長に
一目惚れしちゃう一途なかわいい1年生v
またこの副生徒会長がメガネでツンデレwww
頭もキレるけど、武道もたしなむという・・・どこまでもコテコテw

天然で、ぼんやりでどんくさい小型犬受けが
一途に一途に攻めを追っかけていくんですよ。
でっかいお目目で、ぷるぷる震えながらw←チワワかよ!

ずっーと攻めは冷たいんだけど、ただのツンデレだしw
そうこうしてる合間に、あて馬に無理矢理犯されそうになって
危機一髪助けに入った攻めは超強ぇw
襲われそうになったばかりというのにヤっちゃうんだぜ?
純情一途な受けには酷じゃね?と思うんだけど
すんなり受け入れちゃうんだよ。このチワワ只者じゃねぇなwww

付き合うようになってからも
お決まりの噂に振り回されたり
交際を反対されたり・・・

もぅどこまでも学園モノの定番線路から
脱線することのないしっかりとした走りっぷり。
定番とはいえツンがデレるのは、読んでいて楽しかったですv
しかし2回は読まないな。うん。

3

どこまでも王道

男子校、寮生活、生徒会というまさに学園物BLの王道設定。
頭良し、顔良し、喧嘩強し、そして毒舌クールな寒河江×可愛い容姿で天然・健気で皆のマスコット的存在の彼方。キャラクターも期待を裏切らず王道。さらにストーリーもこれまたお約束展開です。全てにおいてコテコテなラブコメでした(笑)
可南さん自らあとがきで「コテコテ」と公言していらっしゃいますので、王道な展開を楽しみたい時におすすめです!

冒頭部でいきなり告白っていうのは中々面白い!振られても諦めずに片想いし続けるのがすごいな~。一途な彼方が可愛らしかったです。
本編後半から寒河江のデレが加速。初エッチ後の寒河江視点ではお前誰だ!ってくらいデレデレ。
でもハッキリと「好き」だと伝えていないので、彼方が勘違いしちゃってます。目を覚ましてすぐに自室へ帰ろうとする彼方に焦る寒河江が良いですね~。

続編は付き合いだした二人の話です。ただ、彼方は相変わらず同情で付き合ってもらっていると勘違いしてます。本当に天然さん。
年上の幼馴染の響が教育実習生として現れたことで、寒河江の機嫌が露骨に悪くなります。彼方は響よりも学校新聞の方を気にしちゃってます。寒河江は彼方への告白の言葉を完全に間違えましたね。「好き」ってストレートに言ってればこんなことには(笑)
最終的には誤解もあっさり解け甘々なお二人でした。
寒河江が嫉妬深いのが萌えでした。彼方が坂田に唐揚げもらうのも見てたのね。
立佳×響のCPが気になるー!ドSなお兄様に攻められる響が見たいです。

1

コッテコテの少女漫画風味

「約束」が凄〜く好きなので、関連作品のこちらも読んでみる事にしたんだけど、途中からほぼ流し読み状態に…

というのも、まんま少女漫画なんですよ。
受けは男だけど、ヒロインといったほうがしっくりくる。
ノロマだけど頑張り屋さん☆で周囲からは何かと手助けされる愛されキャラ。
おまけに何かとやたら泣く。

で、お相手は、アイツだけは絶対にやめとけ!と言われる生徒会副会長。
そんな彼に一目惚れして、身近にいたいが為に、生徒会のお手伝いをする事になるも、彼は何かと受けに辛くあたり……
この攻めときたら、とても高校生には思えない貫禄で、そこが一昔前って感じ。

おまけに吐く言葉、吐く言葉、きっっっっい。
心にグサっどころか、ミジン切りになるレベル。

受けがキモい先輩に触られてフリーズ状態なのを見て、他の生徒にも聞こえるように
「ここは場末の盛り場じゃない」
とか、
「事務処理より男とイチャつくほうがよっぽど得意に見える」
だの
「ここへは男漁りに来てるのか?」
だの受けにだけ非があるように責める。

お約束のようなキモい先輩からのレイプ展開があり、傷だらけ&制服ボロボロで茫然自失の受けを攻めは抱こうとするんだけど(そこも酷い)、抵抗しない受けの様子に
「あの男の前でも、こんな風にされるがままだったんじゃないか?」
と、からかう。

この瞬間、攻めの舌を引っこ抜きたくなりました。

「大丈夫か?怖かっただろ」みたいな優しい言葉一つかけられないくせに、口を開けばそれ??

未遂とはいえ、レイプの被害者にかける言葉じゃないよね。
無神経すぎる……

「しゅみじゃない」にしようか迷いましたが、10年前の作品を、今の感覚で評価するのは酷かなとも思うので、中立です。

2

期待していた分…

ネタバレなしで、書きます。

『左隣にいる人』が良かったですし、寮物大好きなので読んでみたのですが…
うーん…

受けは名門・鷹ノ峰学園へ入学した寮生の彼方。
チマチマしたいかにも男受けしてしまう容姿を持つ、一途な少年。

攻めの寒河江は、生徒会副会長と同時に寮長も努める高校二年。
口も態度も横柄で皆に恐れられています。

彼方が寒河江に入学直後、桜の中で一目惚れして、その時はふられるも結局……という。
あまりに内容が薄くないでしょうか(汗

一応ふたりを接近させるべく強度なセクハラ事件があったりはするのですが、同様な事件が起こる他作品に比べてなにかご都合主義な感じで、空々しいです。
主人公の設定もあまりに『彼方は良い子で寮生の中でもアイドル的』という架空すぎ、現実味薄すぎキャラで、言葉が悪くて申し訳ないのですがわざとらしい。

昔のBLは『やおい』というように、『山なし落ちなし意味なし』が多数ありましたが、今はえっちだけでない読ませる作品が多いため、もっと王道と言えどひねりやキャラ設定の工夫が欲しかったです。

6

王子様×お姫様

完璧な姫の受と完璧な王子様の攻が学園&学生寮という閉じた世界で恋に落ちるというだけのお話でした。周囲の登場人物が多彩で、サイドストーリー的なものが存在しそうな雰囲気は楽しかったです。

2009年の作品か~。女の子に置き換えても違和感がない受って、読んでいるとBL作品と思えなくて途中でしんどくなっちゃうんですよね…。

物語が破綻しているということはないので、二人の設定自体が好きな方は楽しめると思います。

3

王道も寮ものも好きですが

クールで辛辣な攻めに小さくて可愛くて少女のような受けの学園ものでした。寮のある閉鎖された学園内のお話は好きですが、そこまで寮ものという感じはしなかったかも。
王道・寮もの・健気な主人公も好きな設定ですが、それを差し引いても読み始めてからどうにも自分には合わない…と思いました。

ストーリーは割愛しますが、合わないと思った理由は分析したら色々あると思います。
主人公のは攻めに一目惚れするのですが、攻めの態度は最初はかなり厳しいです。意地悪と言ってもいいくらい。この意地悪さがどこから来るのか少々不明でした。主人公は慣れない生徒会業務のお手伝いをけっこう頑張ってると思ったので、何をしても意地悪な言葉を吐かれると何がそんなに気に入らないのか不思議で不思議で…
「かっこいい攻め」像からは程遠く「性格がよくない攻め」だなぁという印象でした。

それと、攻めの意地悪な台詞なのですが、いくらなんでも高校生らしくないような。
「ここは場末の盛り場じゃない」とか、「生徒会に男あさりに来てる」とか。(「場末の盛り場」って学生があんまりぱっと浮かばない台詞だと思うのですが^^;)
生徒会がもちろんゲイだらけ…ってわけではないと思うので、何だか不自然な台詞なぁと。

それでも受けが本当は好きなのですよね。この、「本当は好き」「いつの間にか好き」「いつの間にか気になる」という感情が都合がよく、心情変化が分かりにくかったように思います。

もう一つ、主人公が他の男性に襲われ、攻めが助けてくれるシーンがありますが、「お前が一人になったら何が起こるか自覚しろ」とか「襲われてきましたみたいな格好で寮を徘徊したらまた同じ目に遭う」などという攻め台詞があるんですが…いくら男子校だとしても「一人になったら即襲われる子」というのもちょっと古い印象が…。

王道は良いのですが、ちょっと始終チープな感じが否めませんでした。
イラストはとても可愛らしくて素敵だったと思います。

1

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