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seiya no sinsikyoutei
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
シリーズ5冊目。
前を読んでいなくともリチャードが伯爵でご主人さま、李悠が執事見習いで恋人と分かればさほどの支障はないかと…思いますが、できれば1冊目から知っていた方がほほ笑ましく思えるかも。
ふたりが無事くっついた後だからか、この5冊目は全体的にほのぼのとコメディタッチな雰囲気でまとまっています。P.G.ウッド○ウスを読んでいるようなノリで、旦那様の役に立ちたいと思う李悠の天然的な考えがリチャードの思惑とは違う方向へ進むのも、ふたりの秘密の仲が(執事にはバレバレですが)日常の中で確かめ合うのをずっと見続けていきたいと思うマンガです。
この絵柄でこの雰囲気だからこそ成り立つストーリーだとも思います。
巻末のアーサーはえみうが思っていたことを代弁してくれました。そしてその解答はリチャードが出してくれ「まさしくその通り・苦笑」と納得。リチャード笑えます。
英国貴族リチャードと執事見習い李悠のカップルの完結巻です。
もう5冊目で甘々な2人はもう安定しているのですが、今回は執事のクレメントや怪盗パピヨンの出番がちゃんとあったので、私としては嬉しかったです。
2006~2008年に雑誌に掲載されたお話の他に、2007年8月号の花音に掲載されたドラマCDレポートも収録されています。
他に短い漫画の描き下ろしはパピヨン視点で描かれていて、収録作品中、一番コミカルでした。
本編の方ではクレメントの甥やリチャードの幼馴染が登場したり、李悠がまた美しい女装姿を披露してくれてました。
最初から最後まで丁寧に描かれている作品だと思います。