ロータス イーター

lotus eater

ロータス イーター
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×214
  • 萌16
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
12
得点
144
評価数
39
平均
3.7 / 5
神率
20.5%
著者
天禅桃子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックス
シリーズ
wonderful days
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784862525833

あらすじ

「好きにはならない」そう言って、告白をしてきた神田をあっさり振ってしまった里一。心密かに惹かれながらも、神田を拒絶し続ける里一には、どうしても踏み切れないある事情があってーーー? 男たちの心の葛藤を描いたアダルトラブ。

せいぜい誘惑させてもらうよ

出版社より

表題作ロータス イーター

神田浩司,居酒屋店長,バツイチ
深津理一,21歳,大学生,居酒屋バイト

同時収録作品シュトルム ウント ドラング

上原 昴,中3,バレー部主将
百瀬,保健の先生

その他の収録作品

  • ロータスエフェクト

レビュー投稿数12

男前受、万歳!!

「wonderful days?」で大好きだったりっちゃんの恋の話。
一見おとなしそうなのに、とっても男前のりっちゃんが大好きです。
15歳で家を出て、甘え方もわからず、今まで生きてきたりっちゃん。
とある理由でノンケとバイは好きにならないと決めているんだけど、好きになってはいけない人を線引きしてるなんて哀しいですよね…
今回りっちゃんに告白してきた神田もバツイチのノンケだったんですけど、
りっちゃんはもう始めから気になってた…っていうか好きだったんでしょうね。
告白されるけどノンケだから付き合えない…
で、神田がまた天然なんですよね、まっすぐすぎるというか。
普通に男に告白するし。ノンケのくせに。
天然タラシなセリフいっぱい言っちゃうし。反則ですよねー
でもりっちゃんの言葉だけで真っ赤になって喜んじゃったり、可愛い大人です。
そんな神田に惹かれながらも、好きになったらいけないから牽制する。
でも心の奥底では甘えてたんでしょうねーりっちゃんのツンな部分はそれの表れだと思います。
しっかり者だけど、好きな相手には甘えてツンってしちゃう。あぁかわいい…
そんな男前なりっちゃんも、心の奥底では大好きな神田にまっすぐな思いをぶつけられて、ついには陥落。
「おれのそばにいろ」というりっちゃんの男前な告白と、舞い上がりすぎて「うちの親に会ってけ」という神田のやりとりが何とも…萌えるわけでして!!!
そのあとの駅でのキスとか、描き下ろしのHとかもうホントたまらーん!!!
昼間はツンとしてサバサバした態度だったのに、夜は「いい加減やらせろ」って!
りっちゃんホント可愛すぎる…!
ツンデレっていうか、昔から一人で生きてきたから、甘え方を知らなくて強がっちゃうんでしょうねぇ。懐かないネコみたいで可愛い…
虎視眈々とリバを狙うりっちゃんも素敵。あんな男前を抱きたいのか!そんなかわいい顔して!!
あぁ…ほんと満足です。りっちゃんの恋が見れて、そして幸せそうでよかった。
小悪魔りっちゃんに振り回されながらも幸せそうな神田さんが好きです。

私、天禅桃子さんの描かれる美人だけど中身が男前な受がめっちゃ好きみたい。
りっちゃん然り、「ラ・サタニカ」の真下然り。
受が男前って素敵ですよね…

2

りっちゃん 大好き

私が天禅桃子作品を初めて読んだのがこの作品で、表紙に惹かれて購入しました。
それまではショタ寄りのかわいい受けが好きだったのですが、りっちゃんに完敗。タバコを吸う受けでもこんなにかわいいなんて!ツンデレ万歳!
カバーの4コママンガのりっちゃんにニヤリ。
魔性の魅力がりっちゃんにはどこかあります。


天禅先生の作品には攻め受け問わずタバコを吸うシーンが必ず出てくる?のですが、なんか素敵に見えるんですよね。

0

ノンケのオッサンがガチでゲイを口説く武勇伝。

ゲイっ子にほだされるノンケっていっぱいいるけど、ノンケにガンガン押されてほだされるゲイっていなかったかも…!!何気なく読んだのに、めちゃめちゃ面白かったです。
どっちのキャラも骨があって、自分なりに思考していろいろ恋の駆け引きに臨んでるのが非常によかった!!
「そうくるか…!」とか「そこで、そう返すのね…」と、いい意味で驚かされるふたりのやり取りが見物です。既刊の『wonderful days?』より全然好きでした!

ノンケとバイは絶対好きにならない、と決めているバイトと彼に惚れてしまった店長(バツイチ)の話。
バツイチで恋愛欲求も薄く、職場ではバイトと距離を置きがちだった店長。そんな彼が、人付き合いが上手いけどどこか冷めたところのあるバイト・深津とは、気兼ねなく話せ、それがきっかけでしだいに彼に惚れていきます。で、気持ちに気づいた時点であっさり告白し、スッパリ振られるわけです。
話の本筋はこっから。
振られた元ノンケの店長が、どうやって取り付く島もない深津を落としていくのか…それがメインの物語です。

この作品の面白さは、2つ。
困難な恋愛と我の強いキャラです。

男同士のセオリーをまったく知らない男と、そんな彼を残してとっととバイトを辞めようとする男…ふたりがどうこうなるのは容易じゃないです。その困難さがいい!!簡単に実ってしまう恋愛より、どうかんがえてもムリだろ…ってくらい困難な方が燃えますよね!!
そして、そんな恋愛に挑むキャラはそれなりに骨があって我が強くなきゃやってられません。つーことで、この作品のお二方もかなりいいキャラしてます!笑
まず、店長。
無愛想で仏頂面が多いけど、これと決めたことに対しては、かなり押しが強くて芯を通すタイプです。こういうタフな男は好きだ!
しかも、バツイチでオッサンってのが非常に好感度高し!!それなりに昔は遊んでたけど、いまは「若ぇなー」と、相手の若さを認められるくらい余裕があるオッサン…かなり私好みです。
でもって、そんな歳で同性に惚れちゃったにも関わらず、外聞とか体面とか細かいこと気にしないで、グイグイ押す図太さが好きだ!!しかも、見境ない若者と違って、ちゃんと深津が許容できるギリギリのラインで様子を伺うあたり、大人だな~~と感心します。
こういう攻め方をされたら、誰だって落ちるだろ…!と思いました。いい男!

一方の深津は、散々店長を振り回してくれた男です。笑
ノンケじゃなければもろタイプだった店長に告白されたにも関わらず、キッパリ振るし、バイトも辞めようとする。線引きをちゃんとしようとするところが好きですね。自分を甘やかさず厳しい方を選ぶけど、ほんとは臆病で甘え方を知らない子。じゃっかん、最後のほう可愛くなりすぎちゃったのが残念でしたが、あまりに個人的な好みの話になるので、…まあ我慢します。笑

エロ描写は少なめ。ストーリーというか、ふたりの駆け引きを楽しむ作品です。
強いて言えば、店長がもちっとオッサン顔でいい。(目元のシワとかあっても渋くて好きです)
あと、最後がちょっとあっさりすぎた。これは、全く別の短編収録するなら、もっとラブラブなふたりのその後がみたかった…!という要望ですが…。
とはいえ、ノンケがガチでゲイを口説く武勇伝ってことで、あの手この手で攻め落とす店長がステキです!本気になった男の口説き文句ってこんなにかっけーのか…!と大変感服いたしましたw

《個人的 好感度》
★★★★・ :ストーリー
★★★・・ :エロス
★★★★・ :キャラ
★★★★・ :設定/シチュ
★★★・・ :構成

0

りっちゃんはりっちゃん。

『wonderful days?』にていい仕事をしてくれたりっちゃんが主役。
りっちゃんはどこまでも『りっちゃん』なんだなぁ…としみじみ。

素直に甘えられずツンとするところも、グイグイと誘惑するところも、すべて好き。
過去のことでノンケとバイには惚れないと豪語するも、好みの男にあれだけ口説かれたら…ねぇ。
いくら誓いをたてても、落ちるときは落ちるもの。
トラウマを超えるぐらいに惚れてしまってはしょうがない。

いざ決めたら、のときのりっちゃんの行動力はあっぱれです。
おっとこまえ!なんだけど可愛いなぁ。

グイグイと攻め込んできた神田さんの、一本気な正確も◎。
照れて赤くなるところがまた評価アップなんですよねぇ。

カバー折り返しの4コマがツボ。
りっちゃんは有るのに我慢はしたくないタイプなのね。

りっちゃんの魅力をたっぷり堪能した一冊でした。

0

攻めの「受け…、可愛い」を堪能しまくれる

『wonderful days』で慎吾の相談役だった深津のスピンオフ。
前作を読んでいなくても問題なく読めます。
そして前作より萌えます。

居酒屋でバイトしつつ、3年遅れで大学に通う深津理一(21)。
居酒屋店長でバツイチの神田は、ふだん愛想がなくてとっつきにくいけど、あるとき、深津は彼の親しみやすい部分を知って…。

タイトルに『ロータス イーター』というのが深いです。
ギリシア神話の食べたら何もかも忘れてしまうという「ロータスの実」の話から取っていると思うのですが、ノンケやバイという「女でも勃つ」男とは付き合わないと固く決めていた深津が、「神田」というロータスの実を食べて、つらい過去もわだかまりも忘れて、すべてを委ねていく過程が素晴らしくて!

深津がツンデレじゃないところが良いんです。
神田相手に語られる彼の過去の過酷さがまた絶妙で、そんなトラウマがあったらそれは抗うよなあと納得できるから、自分を「好きだ!」と言ってくる神田に、「ノンケとバイはお断り!」と冷たくあしらうのも分かる。
その一方で神田という「人間」に惹かれていたのも事実だから、好意を示されて複雑な気持ちになるのも分かる。
そのせめぎ合いで揺れる心理描写が良いんですよー。
ぜひ読んで納得していただきたいです。

神田の方も、元ノンケだけあってグイグイ来る。
おそらく今までの恋愛はこれだけ押すまでもなく、相手が落ちていたという経験ばかりだと思うのです。
むしろ自分が押さなくても押されて流されて、まあ、いっかみたいな。
だから深津に対して見せる「チャンスがあるなら逃さない」感がすごく良くて。
余裕も外聞もなく、とにかく突き進む。
深津を逃したら一生後悔するという勢いで来る。
そもそも自分の好きなタイプのビジュアルで、人柄的にも「仲良くなれて嬉しいな」と思えるような相手にそこまで迫られたら…。
落ちざるを得ない!

やや年の差のある攻めが受けを「可愛い、可愛い」っていうのがたまらん!という方にはまさに「たまらん!」作品です。

同時収録は【シュトルムウントドラング】(疾風怒濤)。
『チャオチャオバンビーノ』のあとがきで言っていた、中学生×保健室の先生の話。
優等生で女子にもモテる人気者。
中3の上原が抱える葛藤と、超中学生級の上原の魅力にふらふらする保健室の先生の、一触即発な空気が良いです。
でも天禅先生の作画だと、中学生がやっぱり中学生に見えないので、「中学生はちょっと…」っていう方も安心して読める中学生です。

0

りっちゃんが主役

ワンダフル・デイズのキュートな男前、りっちゃんが主役のお話。
「ワンダ~」もそうだったけど、ノンケ男の無神経な天然さに振り回される、ゲイの受けっ子ちゃん達。
バイト先の店長さんが、時たま見せる表情に、ついときめいてしまうりっちゃん。
でも、りっちゃんは、自分を守るために、ノンケやバイの男は好きにならないと一線を引いている。
しかし、店長さんの方は、ノンケ男の無神経さで、ズカズカとその線を踏み越えてきて、、、

基本がネコのりっちゃん
店長さんに
「俺の体を好きにしていい」
って言われて、ついいつも通り受けちゃったけど、翌日、ショーコの店で、
「もちろん覚悟のうえだ」
に、後悔しきり。
リバ好きの私としては、今後の展開として、ぜひ、店長さんに襲い受けて欲しいものである。

「ワンダ~」の方は、ドラマCDが、レイ:前野智昭、慎悟:鳥海浩輔ででる。
りっちゃんは岸尾だいさく。
多分「ワンダ~」のCDは買うだろうけど、お話的にはこっちの「ロータス~」の方が好きなので、早くこれもCD化されるといいな。

1

タガが外れる

飄々としている二人は、タイプが違うのにクールな魅力で溢れています。

好きにならないって思ってる時点で、結果好きだと言ってるようなもので。
過去のトラウマによって里一は神田を拒絶するけれど、見た目がタイプならそうはいかないんでしょうね。
まず狭い筈の入り口をいとも簡単に突破している訳ですから。

神田さんのオットナーな筈の態度は実は幼稚臭かったり、可愛かったりして、結構グッと来ました。
里一が時折するあの表情は、「何を諦めていた」んだろうって思っています。
神田が話す、当たり前の事?それとも傷付いた心を浮上させる事?
きっとすべてが含まれていたのかな。

こちらの表題作より、この直後の【ロータスエフェクト】の方が好き。
甘え方が分からない里一の性格に気付く神田は幸せそうで。
神田を好きだと自覚してからの里一が可愛いです。
きっと里一は、素直になるとトコトン甘えて可愛いヤツな筈!!という目論見はあながち間違っていなかった気がする。

そして、【シュトルム ウント ドラング】。
保健室の先生と中学生のお話でしたが、こう、かげのある黒い暗い部分がある感じが何とも好みです!!
中学生の欲望に応えちゃう先生…
この頃の天禅さんの絵柄ともマッチしている気がして、心が激しく騒ぎました。


何か一定量の物を超えると歯止めが効かない、というのをこちらの本で感じられたのが面白かったです♪

1

理一の色気にノンけもやられます

ノンけの店長さんがバイトの里一の時折見せる冷めた表情に惹かれてしまうんですね。もうその時点で包容力があると言うか、弱ってる人を守ってあげたくなる人なんだなと好感が持てます。
一方、里一のキャラはノンけとバイはお断り!とハッキリした性格。その癖、ノンけの店長をメロメロにしちゃうほどの漂う色気がたまに溢れちゃうんだから、天然の魔性なのかなぁ。

好きなタイプなのに告白されてもノンけだからときっぱり断る里一と諦めずにぐいぐい攻める店長がすごくよくて、ニヤニヤしっぱなしでした。


1

男前がたくさんでした

「Wonderful days」からりっちゃんこと里一のスピンオフです。
時間的には「Wonderful days」の後ですが前作は読んでなくとも全然大丈夫(と思います)。

ノンケとバイは相手にしないー
そんな信条をあげているりっちゃんは、バイト先の店長の幻のような笑みやちょっとした雑談に心地よい気持ちを抱き始め、こんな状態が続くといいなぁと思っていた矢先に告白されます。
お断りをしても食い下がらない店長に、りっちゃんは牽制したり信条を保とうとしますが頭と心は一緒になってくれません。
落とそうとがんばる神田、落とされまいと踏ん張る里一。
ふたりの葛藤が絶妙なバランスで描かれていると思います。

えみう的には、男前なりっちゃんの更に上をいく店長・神田さんがりっちゃんに向ける言葉がとても格好いい!と思い、神田さんの名前が「浩」でなんと読むかが気になります。ひろし? それとも浩○でこうなんちゃら?
あと、里一のあごのホクロがとても好きです。

0

前作を読まなくともOK

 スピンオフ作品なのですね。たまにそれらしい人物が出てきて、前作があるのかなーという程度には気になりましたが、内容には差し支えありません。(ただし、前作が読みたくなった)

 この方の作品を読むのは3冊目ですが、スッキリとした綺麗な絵と爽やかな話で読みやすい漫画ですね。
 両思いなのにくっつけない葛藤はなかなかよかったのですが、切ないっ!ってほどではありませんでした。(読む人によるかと思いますが)
 ただ、店長はかっこいいし里一のメガネっぷりには惚れ惚れするし、いい目の保養をさせてもらいました。

 そして、リバ……リバなのっ!!! いや、でもこのカップルでリバだったら、リバ好きの人以外からは大ひんしゅくを買うだろうなーと思ってたら、やっぱりリバではありませんでした。……当然っていえば、当然ですが。

 前作、本屋に売ってるかなぁ~。探したいと思います。

0

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