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2巻のレビューで、光也が何故この世界に来たのか分かったかも…みたいに書きましたが、大分違ってたかも知れない。
慶光が仁の想いを受け入れなかった事を悔いていて、その結果光也が…って予想したんだけども、そんなライトな話じゃなかったみたいです。
まあ上記のような後悔ももちろんあるのかもですが。
3巻、現代に生きるあるキャラが光也と同時期にこちらの世界に来ていた事が明らかになります。
光也と関係が深いこの人物の登場により、仁の心が掻き乱される様が良かった。
これから起こる事態について光也が気づき、運命に逆らおうともがく。
慶光の願いとは別に、自分の意思で仁を守りたいと動き始めた光也の心の動きにほんのりブロマンス的なモノを感じ、萌えました。
現代から大正時代へタイムスリップしてきたのは、
実は光也だけではなかった!?
1巻にちらりと登場した「彼」が再登場し、
光也や仁と深く関わってきます。
光也と彼が大正時代に飛んできたのは何故か?
彼等は現代へ戻ることが出来るのか??
ますます謎は深まるばかりです。
今回はもうひとりの現代人登場で、
物語が急速に動き出したような気がします。
時を超えた人間が持つ葛藤に、突きつけられた問題。
内容は結構シリアスなのですが、
どこかほのぼのと笑いを誘うコミカルな雰囲気は
作者の持ち味なのでしょうか?
そして光也に近づく「彼」に、嫉妬全開の仁が可愛すぎます。
嫉妬のあまりにグラスを噛み砕いて、口を切り、血だらけになる仁。
どれだけ光也が好きなんだ!少しは落ち着いて!と言いたいです(笑)
そんな慶光ラブ!な仁に、やや引き気味だった光也が。
祖父の意思ではなく、自分自身が「仁を助けたい」と思うようになっていき、
BL的にもドキドキです。
光也と仁の微妙な距離感がたまりません。
1巻で登場したイトコの慶、実は彼も地震で過去へ来ていた。
光也の聞いた声を聞かず、直接相馬家や春日家に関わらず暮らしていた慶。
彼が過去へ来た理由や、これから来る確実な未来など、シリアス面が強くなってきます。
歴史を変えてはいけないという不文律、そこを変えてでも友人を助けたい光也。
不文律に捕らわれて、愛する女性を抱きしめてあげられない慶。
どちらも分かるし、どちらも正しい。だからとても苦しいです。
それでももがくそれぞれ、展開は衰えません。