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ちるちるにも非BL作品として載っていたこの作品。
少女漫画レーベルでのBL風っての最近では珍しくないですが、15年以上前の作品との事で興味を惹かれて読みました。
描き始めから長編予定だからなのかどうか分かりかねますが、登場人物の多さ、人物背景の濃さ、とても1巻や2巻で収まりそうにないストーリー展開にすっかり引き込まれました。
1巻ではBがLする展開になりそうな描写が僅かにあるのみ。ま、非BLなのでそりゃそうですが。
内容もまだ謎だらけといった感じです。
これは8巻あっという間に読んでしまいそう。
レビューは1巻ずつ読んで、各巻の感想です。
本日、ちるちるさんの「た行の作家一覧(作家紹介)」で
高尾滋さんのお名前を発見し、チェックをしてみたら。
なんと!この作品が全8巻、登録されていて吃驚しました!!
ここでも感想を語ってもいいのか…と、嬉しさでいっぱいです。
よし!張り切って感想を書くぞ!と。
ただいまコミックス1巻を手元に置き、読みながら感想を書いているのですが。
この作品が好きすぎて、なかなか上手く文章が書けません。
まず本を開いた初っ端。
「雨上がりの土の匂いが好きだ」で始まる抒情的なモノローグに、
早くもノックアウト。これから始まる物語への期待が膨らみます。
主人公・光也は訳があって異様に過保護になってしまった母親に反発しつつ、
現代を生きる少年。彼の心を支えていたのがバイオリンと、入院中の祖父でした。
そんな敬愛する祖父がふと漏らした「ずっと悔み続けてきたこと」。
『もしも時が戻るなら …あいつをきっと 助けに走るのに』
祖父の悔恨の念が奇跡を呼んだのか?
光也は祖父が若かりし頃の大正時代にタイムスリップし、
祖父が助けたいと願っていた春日仁に出会います。
タイムスリップしてきた光也と入れ替わるように、姿を消した祖父(慶光)。
慶光として大正時代を生き、仁と、そして彼らを取り巻く人々と関わることになった光也。
光也と母親の関係は精神的に痛いですが、
今回のトーンは全体的にほのぼのとしており、どちらかというとコミカル。
コミカルとシリアスの配分が絶妙というか、上手いです。
この1巻では登場人物たちの顔見せに、今後の伏線をちらつかせ謎だらけ。
読者は「この先どうなるの?!」とわくわく・どきどきするのは必至。
感動的なドラマの幕開けです。
まさかこの作品がここにあるとは!!
少女漫画とかの枠に捕らわれて欲しくない作品です。
突然の地震で大正へタイムスリップしてしまった光也は、大好きな祖父の悔やみ続けた過去を、変えられるのか?
過去の事件から、母親に過保護に守られる主人公光也。
異人の子だと、避けられてきた仁。
この2人が出会い、変わる運命。
祖父が変えたかった過去や、登場人物それぞれの想い。
全てがゴールデン・デイズなのだと、是非読んで考えて欲しいです。
涙もろいわたしには、涙腺崩壊の神作品ですw