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tanbishugi
ヴィスコンティ作品は私の親世代の映画ですから、子供のころは存在すら知りませんでした。初めて意識したのは世界一の美少年ビヨルンアンドレセンを知ってからです。若い頃、ある出版社に出入りしていた時期があって、そこのバックナンバーでビヨルンの特集グラビアを見て「なんて綺麗な男の子なんだろう」と興味を持って、自主上映していた映画館を探し出して見に行ったのがきっかけでした。
・『ヴィスコンティの映画のように』
小説家の紫乃をアッシェンバッハ、美少年家政婦の三須をタッジオになぞらえた物語。究極の美の創造を追求していた芸術家のアッシェンバッハは、神が創造した完璧な美少年タッジオの前に、ただ見つめ焦がれることしか出来なかった。紫乃は三須に触れることで彼が望んだ美しい夏を壊して、その欠片で彼に傷をつける。
アッシェンバッハはタッジオの輝くような美しさを瞳に焼き付けて朽ちるように死んでいったけれど、紫乃は三須を失うことで人生で一番美しく忘れられない夏を手に入れたのだろうか…。
美少年とは耽美の代名詞のような存在です。美少女ももちろん耽美な存在ではあるけれど、美少女の未来には美しい女が存在して、美少年の先に存在するであろう美しい男とはイコールではないのです。人生のほんの短い刹那な時間にだけ存在する「美少年」。それはボーイソプラノが少女のソプラノとは一線を画するのと似ています。刹那で稀有だからこそより焦がれるのでしょう。
スペイン映画『バッドエデュケーション』の中で少年時代の主人公がムーンリバーを歌うのですが、私にとってどのボーイソプラノよりも忘れられない歌声です。
・『ロマンティック』
全編に萌えが詰まっています。「おまえのみだらな姿が見たい」という台詞や、彼だけが私を「コンラート」と呼べたというモノローグ。袖口に指をさし入れて、手首をなぞる仕草。そして極めつけは「お前の体に触れる者は皆殺しだ!」ですよ (*´д`*)ハァハァ
そして私にとっての個人的な萌えポイントは一人称「僕」です。←何度語ったことか(笑)須蛾子爵がコンラートに「(お前は)すべて僕のものだ」という台詞があるのですが、「俺のものだ」や「私のものだ」より100倍素敵に感じるのは私だけでしょうか…^^;
・『浄められた夜』
弟は義兄を秘かに愛し、姉は弟を渡すまいと義兄と結婚した。苦しみを消そうと姉を殺したことで、消えない姉の存在に苦悩する義弟の姿に義兄は己の欲望を満たす。姉もまた自分の存在を弟に焼き付けて、歪んだ愛情を満たして死んでいったのだろうか。
姉と弟に血の繋がりは有りません。血縁者の方がよりセンセーショナルになりそうですが、このお話にはその上を行く設定が用意されていました。みんな狂っているが、姉が一番恐ろしい。
・『ヘタリマ!』
ヘタレなリーマンが血の繋がらない弟にタジタジになるお話。
弟の夏津が美しい~ヾ(≧∇≦)ノ"これだけでご飯3杯行けそうです。美しい弟の意味ありげな視線にドキドキする兄とくれば、背徳的な物語を想像してしまいますが、なんと犬神や祟り神にまつわる伝承ものになっていくのです。本仁作品は一筋縄じゃいきません。巻末の『浸食する死のガスパール』は伝承部分をピックアップした短編小説です。
・『コロシヤドロップ』
凄腕なのに意気地なしな殺し屋のお話。怒涛の台詞で構成されたちょっとシュールなハードボイルド。
エアコンの代わりに窓を開けたら、蝉の声がわぁ~と入って来て、他の本を読んでも本仁先生の新刊『グラン・ギニョール』でいっぱいだった頭の中に「ヴィスコンティの映画のように」が浮かんできました。耽美には夏がよく似合います。
この一冊を開く事は、今となってはBL世界(特にコミック)でもあまり見られなくなった「ザ・耽美」を存分に堪能する時間を得ること。
「ヴィスコンティの映画のように」
『大募集!(一名)みそ汁の上手い家政婦(できれば美少年)』
この1ページ目からどうやって怒涛の耽美へなだれ込むのか見当もつかないはずなのに、応募してきた三須(みす)くんの憂い顔を目にした瞬間からページを手繰る手はもう止まらない。
多分40代後半の作家、宝条紫乃(本名)と三須くんの会話あるいは共有する芸術の知識は、読み手の私達にも緊張感を強いる。三須くんはその文学の素養で「あの」家政婦募集の貼り紙に純文学とプラトン的愛を読み取り、みずからをヴィスコンティ作「家族の肖像」のコンラッド(演ずるは美しきヴィスコンティの恋人ヘルムート・バーガー)になぞらえる…
だが、紫乃には三須くんの美化は重かったのか?
「僕は君の美しい夏を壊す 壊した夏の一片で 君の心に傷をつける」
「ロマンティック」
没落子爵とドイツ人執事の、清らかで痛々しく淫らで快楽にまみれた死。
子爵のいつも伏している視線、それでいてコンラートの手首に指を滑らせながら「食べたい…」と囁く時の眼。
二人の死のその時。二人きりのロマンティック。
「浄められた夜」
男、血のつながらない姉、姉の夫。
姉が自殺して、歪んだ三角形が行き場なく消える煙草の煙に形を変える。
義兄は知っている、行生が自分を愛し欲望を抱いていることを。死にまつわるクラシック曲が場面を彩る。ラヴェルのクープランの墓、Rシュトラウス四つの最後の歌、フォーレのレクイエム、シェーンベルク浄夜…
義兄は行生を「四つの最後の歌」のソプラノが響く中で誘惑する。義兄もまた、死にたいと苦しむ行生を見て昏く悦ぶ悪癖を抱いていたから…。
上記3点は、冒頭の作家宝条紫乃の初期純文学作品の題名と同じ、というひねった設定となっています。
「ヘタリマ!」
義理の兄弟もの。兄はオッドアイを持つ超能力者?弟の方が迫っている?
と思っていたら伝奇モノというか斜め上の展開になります。へ〜と驚く。
「コロシヤドロップ」
小心者の凄腕殺し屋のお話。BLではなくギャグ系?
「侵蝕する死のガスパール」
これは小説です。本仁戻さんは元々小説をお書きになっていたそうです。
設定は「ヘタリマ!」の兄弟二人。伝奇の部分を膨らませた、かなりのホラーテイストでした。グロい部分もあるけど、耽美臭もあって凄く面白い!
短編集となります。
「ビスコンティの映画のように」
みそ汁の美味い家政婦(できれば美少年)
この文章のインパクトにおののき、そうしてやってきた美青年とのひと夏。
夏の暑さに浮かされるかのようにじっとりとした美しさとエロチシズム。
破綻するまでのほんのひと時を、汗ばむような熱量を感じながらノスタルジックな余韻に浸りました。
「ロマンチック」
見つめる視線、触れる指先。
日常そのものを官能的に見せびらかし、1ページ捲るごとに気持ちが昂ぶっていきます。
周囲の邪推と悪意に疲弊しながらも貫く愛の高み。
愛に殉教する2人が、清らかな気持ちを守る為に手放した理性。
ラストの絶望に甘く痺れてしまいます。
「浄められた夜」
行生、姉、その夫。
欲望をむき出しにする姉に支配され続けた行生が愛する姉の夫。
2年前に死んだ姉の影が未だまとわりつき、3人の歪んだ愛情と執着が、薄い膜の中で暴れ、いつ突き破ってしまうのかとホラーに近い空恐ろしさを感じました。
愛するが故に苦しみ続ける。
静かに狂気に飲み込まれていく2人の変わらない日常がより恐怖を感じてしまいます。
上記3編、タイトルに象徴される通り「美」を前にして、崇め、かしずき、蹂躙される悦びが詰め込まれていました。
そしてガラリと趣旨が変わり「ヘタリマ」
ヘタレな秀洲の、一歩踏み込もうとしないジレンマをもどかしく感じながらも、挑発し続ける夏津を守る健気さに胸がときめきます。
ほんわかタッチなせいか紫に凝り固まった思考がゆっくりとほぐされました。
「コロシヤドロップ」
ノンBL作品です。
時代を感じる作風ですが、ゆるいキャラたちのこれでもかと詰め込まれたぐだぐだ感にまったりと現実に引き戻され、ラスト。
「侵食する死のガスパール」
ヘタリマ続編の小説となります。
思いの外ちゃんと引き込まれてしまい、引き出しの多さにまだまだ次を楽しみできると思わせてくれました。
今あえて「耽美主義」と銘打ってコミックスを出すなんて、その独特な存在が好きです。本仁さんv
1つだけ非BL作品があり(コロシヤドロップ)それは耽美っぽくないのでちょっと置いといて(ギャグっぽいし)。
さて、これは短編集なのでお話は様々なのですが、総じてタイトル通り「耽美」です。
しかし古くささは無く、スタイリッシュで美意識に溢れた作品。
死や悲しみを漂わせたその退廃的な雰囲気は、まさに耽美の王道です。
1作目は元純文学作家で現在は人気ミステリー作家と、張り紙を見て家政婦に来た青年の一夏のお話。
これは、究極の美「プラトニック」を貫こうとした青い若者と、既に若さを失い大人のずるさを身につけた男との危うい関係を描いた切ないお話です。さて、この2人は最後までプラトニックを貫けるのでしょうか・・・
2作目がまた退廃的。爵位制度?の残る日本で、没落寸前の美貌の子爵とその独人執事(眼鏡)。
周囲から「外国人の男妾なんかを」と嘲笑されながらも、実は2人には肉体関係はありません。
子爵のために、体を張って周囲を黙らせようとする美しい執事。しかし、嫉妬に狂った子爵の妻に追いつめられた2人が最後に選んだ手段は・・・
このラストは、まさに「耽美」。狂気の美しさですかね。
狂おしい程に相手を欲しながらも決してその躯に触れず、破滅に向かう子爵と執事。2人ともM過ぎる。
3作目は義兄×弟のお話。姉の夫である義兄を恋慕しつつ、故人である姉の妄執から逃れられずに苦しむ弟。
姉も交えた3人の関係の危うさが「耐える」感じのエロスを醸し出してます。義兄への想いをずっと抑えていた弟はとうとう逃出そうとしますが・・・
短いお話ですが、登場人物達の背負う業の深淵さは一番かと。
4作目は、本仁さんにしては珍しい感じのヘタレ攻×健気美青年受です。
私はこれが一番好きです。受君が超可愛いから!ヘタレ攻もいい!
しかし、これは耽美と言うより異色かな。
ヘタレサラリーマンの秀洲(ひいす)と、心優しい彼に少年の頃から思いを募らせている夏津(なつ)のお話。秀洲は不思議な能力を持つ青年で、その力で夏津を守りつつ、またその能力故に夏津の想いに応えられず、ぐずぐずしてしまうのです。
ピンチの時にも「秀洲くん心配してる・・・?おれのこと頭に浮かべてくれてる・・・?おれが毎日毎分毎秒そうしてるみたいに、秀洲くんもおれのこと思い浮かべてくれたらいいなあ・・・」なんて思っている夏津。か、可愛い!!
この後、この2人の話が「小説」で入っておりますが、読み応えあります。
いずれの作品も読み応えがあり、読み終った後は「読んだゾ」という満足感を感じられると思います。重いかもしれませんが、こういう漫画があるからBLは奥が深くて楽しいのだと思います!
本仁さんの本を読むのは、ヴィスコンティの作品を見たり、三島の小説を読むのと同じ感覚だ。
憧れの世界観を理解したいと少し背伸びをして挑む。
私にとって、耽美は萌えの対象ではありません。BLとは別のものとして処理しています。
(評価では萌を選んでいますが4つ星くらいのニュアンスです。)
この本は構成が面白いです。
1話目『ヴィスコンティの映画のように』、2話目『ロマンティック』3話目『浄められた夜』は 作中の宝条が書いた作品を漫画にしたようで、1話の中で引用されます。
つまり、初見では1話のセリフを全部理解することはできません。
2話、3話と読んでいくうちに1話で三須の言っていたことが分かるようになります。
この感覚が癖になります。曲者だ本仁戻・・・
ともじさんもおっしゃるように耽美の王道です。
耽美がお好きなら粗筋を読まずに買っても大丈夫だと思います。
本仁さんの作品の割には、結構解りやすくて読みやすい短編集でした。
ヴィスコンティの映画=美の追求だったり、没落貴族の退廃美だったり、禁断の愛だったり、妖し絡みだったり、ヘタレの殺し屋だったり・・・確かに耽美の祭典といった感じでありました。
話はそれますが、ヴィスコンティの映画といえば、その昔「ベニスに死す」も「家族の肖像」も「地獄に堕ちた勇者ども」見ましたが、映像美としては「ルードヴィヒ」が一番美しかったと思います。わざわざ岩波ホールまで見に行きました。
しかし、私にはどうしてもヘルムート・バーガーが美しい人に見えないので・・・「ベニスに死す」のビョルン・アンドレセンも美少年ではありますが、からだが貧相なものだから顔の大きさが目立っちゃって・・・好きな方、ごめんなさい。
えー、この本の中で一番好きなのは、秀洲×夏津のお話です。
「ヘタリマ!」という漫画と「侵蝕する死のガスパール」という短編小説の2作になります。
いつもの姿はヘタレサラリーマン・犬神持ちの秀洲(“ひいす”と読むところが耽美の極みだと思う、森茉莉の「枯葉の寝床」的ネーミング!)と彼にほれ込んでいる義弟?・夏津が主人公ですが、幾分ホラー寄り。
この二人でいろんなパターンの作品ができそうですよね。
岩波ホール、私も通いました。
あと、池袋の文芸座地下でしたっけ
ぴあで探して、2本立てとかで見に通ったなぁ
ケン・ラッセルの映画とかも見ませんでしたか?
「読んだのにタイトル忘れてる本の新装版の買い直し」だと思って買ったら、
実は新刊でした。
イヤ、だって、今のこの時代に、タイトルに「耽美主義」なんてつく本が、新刊だなんて、普通、思わないって、
ビスコンティっていったら、没後33回忌も済んでいるような、映画だって40年近く前の作品
私だって、今このBLまみれ状態に陥るまで、若い頃に、そんな耽美な本だの映画だの見てたの忘れてたような過去なの言葉なのに
本仁さん、ずっと「耽美主義」から離れずにいらしたのね。
そう思って読むと、確かにこれは現代的なライトさの「耽美主義」
懐かしい香りもするけど、昔のままの耽美じゃない。
絵の耽美な流麗さはいうまでもないけど、饒舌に省略されたテキストもとっても耽美
同録の中二病風味の、殺し屋さんのギャグや、犬神ホラーも、
♂♂物が、BLといわれる以前の、耽美と括られていた頃の味わいが濃くて、おもしろかった。
雀影様、コメントありがとうございました。
私からの初めてのコメントをさせていただきます。
ずっとレビューの内容を読ませていただいていて、
かねてから雀影さんは同年代ではないかと思っていたのですが、
池袋文芸座地下までご一緒だとは・・・感激です。ああ、なつかしい。
ケン・ラッセルは「バレンチノ」くらいでしょうか。
少なくてすみません。
どっちかといえば、パゾリーニの3本立てとか・・・
耽美というよりエログロの方に重きを置いていましたので・・・
私は、シティ・ロード派でしたよ。
(ぴあはちきさんのイラストが良かったですよね。)
極限まで高めた抑圧と罪悪感を一気に解放し、
刹那の快楽へ至る物語という印象です。
兎にも角にも、これが短編であったのが幸いでした。
先生流の「耽美」は、なまじモノローグと絵が
結構濃くて、ちょっと酔いが回ってしまったのですよ。
しかし、このじりじりと身を焦がす淫猥さも嫌じゃないです。
美しくエロスを感じる人物達が際立っています。
本仁先生は、これぞ青春!な「DOG STYLE」から入ったので、
ふり幅の大きさに驚きましたが、
こういった嗜好性の強い物語が驚く程絵とマッチします。
その相乗効果が好きと嫌いの両方に跨っているのが、
諸刃の刃となるか否か。
以後、恐る恐る他作品も手に取っていく羽目になりそうです。
「この人きっと中二病なんだわ」と思っていいらしいです@あとがき
耽美でまとまってるかと思いきや、案外と幅広な気もする。
◾︎ヴィスコンティの映画のように
「ベニスに死す」を見たのがだいぶ前で記憶は曖昧ですが、タイトルとキャラクターの登場からもうソレですよね。BL(なのかこれ?)漫画には珍しい髭が、明らかにアッシェンバッハ。白塗りでこそなかれどこか滑稽で。本仁先生の、先生にしか描けない作品だぞ、という圧を感じる。
◾︎ロマンティック
「コンラート 自慰を見せてくれないか」「お前の恥部が見たい…」最初から濃すぎる、主×従モノです。ただ読み進めるうちに最初の濃さなどものともしないぐらいより一層濃くなります。ドス黒。こういう作品で黒すぎて逆にピュアな気持ちになる時もありますが、絵柄も相まって自分はそこには到達せず。「グラン・ギニョール」未読なので読まないとな。
◾︎浄められた夜
映画のようでもあるし、週刊誌の中程にある安っぽく下品な小話のようでもある。嫌いじゃないです。
◾︎ヘタリマ!
某国漫画ではなくヘタレなサラリーマンの略らしい。
連続で義兄弟…義兄弟モノと言い難いのはもっとパンチある設定がついてくるから。大丈夫、君らが末代だ。
秀州くんは「特命◯長只◯仁」的なキャラクターでそそられます。
◾︎コロシヤドロップ
面白さとダサさが混じり合う謎の空気。この並びで突然のコメディ…コメディなのかも疑わしい。
◾︎侵食する死のガスパール
ヘタリマ!の続きを小説で。雰囲気は少々違います。
大変読みやすいです。黒い塊の描写なんかは、漫画よりもむしろワクワクして好きだった。
萌〜萌2
耽美っていうのがイマイチよく分からないままに手に取った本です。
サンクチュアリに踏みこんだと思いました・・・!
官能的で、神秘的。ストーリーとしても全体的に暗いんだけど、一種の華やかさを垣間見る瞬間がある。
表題作は、耽美とユーモアの共用がとても斬新で面白い世界観です。
私が一番印象深かったのは「ロマンティック」。
気が狂う程の嫉妬と救われない愛への執着。耽美という枠でなくても、こういう退廃的な物は大好きです。すごく入り込みました。その先にある物がたとえ救われないものであっても。
すごく絵も綺麗で、ストーリーとしても興味深く面白かったのですが、自分的には合わないと感じたので(BLという概念で)このような評価とさせていただきました。