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sekai no chuushin de ainanka sakebeneeyo
この本、とっても豪華なんです☆
菊ちゃん&イチローシリーズの他に、エッセイマンガの「ぼんくら日記エボリューション」そして中村明日美子さんの「カタルンに会いたい」が寄稿され、そして書き下ろしには、「超天国」のデブ攻め治と美系アイドル颯也君がゲスト出演。
イチローのおかげでエロも充実してるし、大大大満足な一冊ですよー♪
菊ちゃん&イチローシリーズは、マンガ家の菊ちゃんとヒモのイチロー。
菊ちゃんがガス欠するとアシの前だろうと、チャージ!!!
フラフラしているイチローだけど料理は上手いし、床上手だし、なんだかんだいって、イイ二人なんですが、イチローがばあちゃんとデキてる!?
そこでわかるイチローの優しさ、ウルウルウル、、、
ということで喫茶店「新世界」←パチンコ屋みたいだ のマスターになるイチロー。
菊ちゃんの昔の男や、元デリヘルボーイの玲二が登場して少し苦いしみじみした雰囲気も演出。
玲二と酒屋ののりちゃんの恋愛と呼べなかった悲しい恋がいい!
そして菊ちゃんの編集が”脳内妄想ホモ”から”リアルホモ”になる話も清々しいぞっ♪
語さんのちょっと不良がかった、ロッカーのようなキャラが大好きだ。
それにしても、このイチローちょっと難ありだけど、嫁にしたいくらい好みですーーーラブ。。。
大好きです、コレ!
「ラブ&カタストロフィー」の菊ちゃん&イチローのその後のお話が読めます。
菊ちゃんが前作よりもまつげバッサバサの美男子になってる~♪
シリーズ第1章の「ラブ&カタストロフィー」では菊ちゃんの過去や菊ちゃんとイチローの馴れ初めが読めるので、そちらもあわせて読むとよりこの二人にハマれること請け合いですが、こちらだけでも読み応えは十分です。
『世界の中心で愛なんか叫べねーよ』
菊ちゃんとイチローのその後。
これ、読めてすごく良かった!愛はすべてを変えるね!!!
イチローはアウトローだし、クレイジーだし、下半身節操なくて、とにかくめちゃくちゃな男なんだけど、菊ちゃんへの愛はホンモノだって分かるから嫌な感じが全然しなくて、むしろカッコいい。
こういう奴こそが人から沢山愛されて、人生を目一杯楽しみ切って死んでくんだろうな~って思うロックンローラーな男前キャラ。
菊ちゃんは意外と堅実なタイプで、ちゃんと未来を思い描ける真っ当な人生を送りたいと思ってるから、破天荒なイチローのやることなすことに疑心暗鬼だったり腹を立てたりするんだけど、それでもやっぱり菊ちゃんの世界の中心にはイチローしかいなくて、イチローの差し出したハチャメチャな人生を一緒に生きてく覚悟を決めるのが泣ける。
途中で出てくるイチローと八重のエピソードに「本当の優しさってこういうことだよな…」って考えさせられたいい話。
以降3つはイチローの経営する喫茶店「新世界」を舞台に、菊ちゃんや菊ちゃんの周りの人たちのお話が群像劇っぽく読めます。
『マフラーの揺れる間に』
菊ちゃんがイチローと2年間音信普通だった間に付き合った男の話。
(「ラブ&カタストロフィー」の最後の方で菊ちゃんがちょろっと触れてる“ヒドイ経験”の話がコレ)
イチローの喫茶店でその男と数年ぶりに再会して、それまで“思い出したくない過去”として封印していた過去を昇華させるちょっといい話。
二人がキスしてるのを見たイチローが嫉妬する場面は萌え萌え。
『恋の門』
菊ちゃんと過去に面識がある元デリヘルボーイ〔麗二くん〕(本名は玲二)の話。
玲二を女の子と勘違いした菊ちゃんの友達の〔のりちゃん〕が、玲二を男の子だと受け入れられないまま玲二に恋をしてしまうんだけど、玲二は玲二でそんなのりちゃんに付き合って一緒に過ごすことで、それまで知らなかった“恋をする”楽しさやつらさ、切なさを知るいい話。
何も言わずにそっと見守ってるイチローの優しさにまたホロリ。
『それぞれのマイウェイ』
菊ちゃんの担当編集〔山本さん〕の話。
ノーマルでありたいと願いながらも、菊ちゃんを始め、色んな男子を脳内で愛でることが止められない山本が、職場に新しく入ってきたカミングアウターの年下ゲイ〔高村〕に徐々に諭されて、本当の自分を解放する(=ゲイだと認める)いい話。
ステキなオチ付きw
レビュー書いてて気付いたけど、どのお話も新しい世界に一歩を踏み出すお話だ。
「新世界」って通天閣かよwwって思いながら読んだのに…さすが語シスコさん。
最後の『恋する惑星』はシリーズ外の読み切り短編で、菊ちゃん&イチローシリーズとの繋がりはないけど、これもまた【世界の中心】をテーマにしているお話でした。
お兄ちゃんが大好きで、お兄ちゃんを中心に世界が回っていた弟くんに突然訪れた“エンド・オブ・ワールド”(=お兄ちゃんの結婚)。
といってもこれは禁断の兄弟愛的な話ではなくて、家族愛と恋愛がごっちゃになってるブラコンの弟くんを自分の結婚を機に兄離れさせてあげようとするお話で、これまたいい話だった。
恋の“ビッグ・バン”はある日突然起こるものだよね!
とにかく全部が心にぎゅっとくるいいお話ばかりでした。
電子版は、描き下ろしの『月の輝く夜に』や、明日美子さんのページ含む「ぼんくら日記」が未収録なのが残念。
茜新社って電子化の際になんで本編以外のとこ全部抜いちゃうんだろうな~
デビューコミックスの『LOVE&CATASTROPHES』で、強烈なろくでなしキャラとして記憶に残ったイチローと、タフで美しい菊ちゃんの続編が、10年もたって再び読むことが出来る幸せ。続けて読むと感慨深いんだぁ…。
10年後に描かれたのはあれから2年後の二人です。菊ちゃんはますます美人で艶やかにイチローはパーマなんかあてちゃって、渋さがUP↑してます!前作の終わりでは、イチローがどんなロクデナシだとしても、これからは菊ちゃんの為に仕事したり、なんだかんだ頑張っていくのかなぁと想像していたんだけど、この2年間もヒモ同然だったようで笑っちゃいました。さすがイチロー、裏切らないね!
詳しい内容はすでに素敵なレビューがあるので、それ以外のレビューを書きます。
・『GOGO広島 カタルンに会いたい』
ぼんくら日記の特別編で中村明日美子先生の漫画エッセイです。明日美子先生ファンを公言しているカタル先生と、(ほぼ)初BLがカタル先生だったという明日美子先生。同じ日の出来事がそれぞれの視点で描かれているのですが、持ち味が出ていて本当に面白いんですよ。お二人とも私の大好きな作家様なのですが、作風が真逆じゃないですか。カタル先生はモノローグと台詞を多用していて、文字も絵も汁も汗もいっぱいの画面と同じように、心の中にも嵐が吹きこんでめちゃくちゃにかき回される。台詞の裏の延々と続くモノローグの破壊力がものすごいんですよね。
明日美子先生は極力モノローグを排除した、絵と台詞で魅せる空白の余韻が持ち味で、そっと心に寄り添う感じです。絵がすばらしかったり、大好きな漫画家様は数あれど「天才だ」と思うのはこのお二人です。真逆の作風なのに惹かれあうのは必然なんだろうなぁ。
明日美子先生が初めて読んだカタル作品は『ラブ?YES』に収録の『マイビューティフルライフ』だそうです!あれは私も大好きな作品なので、明日美子先生が資料なしで描かれた、りん&マコちんには感激しました。カタル先生をJに見立てて描かれているので、りんとマコちんとJが並ぶという豪華さですよ( ´艸`)クフ
カタル先生が明日美子先生を白バラで描かれているのも、明日美子先生のイメージにピッタリで面白いです。
明日美子先生は帯へのコメントとカバー下には菊ちゃん&イチローも描かれています。明日美子先生の絵柄の菊イチも美しいです~。もっと大きなサイズで見たかった!!
・『月の輝く夜に』描き下ろし
スランプでエロシーンが描けない菊ちゃんをハッテン場に連れ出すイチロー。様々なエロを覗き見てエロゲージをためるのですが…。
『超天国』の治と颯也、3連結、お爺さん同士などを見ておなかいっぱいになった菊ちゃんと妙に優しいイチロー。イチローが優しい時は要注意ですね!菊ちゃんの貯金通帳はこれからも貯まっては無くなるを繰り返すのでしょうか!?悪びれないイチローが好きです。
デビューコミックスのプロフィールやあとがきを読むと、「イカレテル」という言葉がぴったりな豪快で型破りなカタル先生でしたが、10年経つとあとがきもすっかりマトモになりましたね(笑)それでも作品の勢いはあの頃のまま、やっぱり「天才」なのだと思います。
いや〜濃い!面白い!
内容は、デビュー作「ラブ&カタストロフィ」のその後、と短編1作、面白エッセイの「ぼんくら日記エボルーション」、描き下ろし番外編1作、です。
「菊ちゃん&イチローシリーズ」
これが4作品あって、菊とイチローだけでなく彼らの周辺を描く連作的な感じ。
イチローは相変わらずつかみどころのない男で、菊はイチローの存在への不安、イチローに傾けてしまう自分の恋心に絶望してる。それはイチローに抱かれている時にも。
そんな菊の焦燥。
一方イチローは身寄りのない老婦人・八重に取り入っているみたいで、菊は気が気じゃない。
だけど実は…!
菊じゃないけど私も驚いたわ…なんてヤツ⁉︎ってはじめは思ったんだけど、思ったんだけど…思ったんだけど!
アリなんだよなぁ。こんなスリル満点の人生も。そしてそんなドラマを持ってきてくれるセクシーな男との人生も。
そんで、意外と常識人で経済観念のある菊に少しホッとしたりして。
続いて、イチローが音信不通だった時の元カレの話やら。
イチローがオープンした喫茶店「新世界」のバイト・玲二のちょっと哀しい恋物語やら。
菊の担当編集さんがゲイをカムアウトする顛末やら。
ただしどの話も切り口は鋭く、目の付け所はナナメ上な事は言うまでもない。
ただ一言。
傑作。
「恋する惑星」
お兄ちゃんベッタリのブラコン弟のお話。
お兄ちゃんはイケメンで女にモテたけど、この度真面目な女性とご結婚が決まりました。
収まらず傷付く弟に、兄は自分の親友を紹介する。
私、このお兄さんの考え、よくわからない。弟が親友を傷つけちゃうこと予想できるでしょうよ。
弟も親友も傷つけて、自分は奥様とウキウキ結婚って…
ラストは強引にハッピーエンドにしましたっていう感じに読めるんだけど、本当はもっと深い話なんじゃない?結局は弟が兄を吹っ切って兄の幸せを誇りにできる、その過程をもっとエグった部分が読みたかった。
この後は爆笑マンガエッセイ「ぼんくら日記エボルーション」が収録されていて、特に飼い犬ちゃんのとんでもない話に息がつけないほど笑ってしまった。(内容はほんとは笑えないんだけど…犬ちゃんたちがこの後元気でいてくれればよし。)
「ラブ&カタストロフィー」の続編なんですって。
大昔過ぎちゃって、ストーリーを忘れていますわよ。本はマグマの底ですわよ。
なので仕方がないから、新しい感覚で読むことにしました。でも面白かったです。
エロ漫画家の菊ちゃんとそのヒモ(?)イチローのラブラブなお話に絡めて語られる人情もの?でしょうか。
イチローがやったことが犯罪なのか本心なのか結局よく分からないけれど、八重(老女)はきっと安らかに天国へ行ったんだろうなと思えるお話(表題作)を始め、
過去の過ち?に区切りをつけたり、
悲恋を見守る人になったり、
ゲイが自分に素直になるきっかけを作ってあげたり、
寅さん?これって寅さんぽくない?
同時収録「恋する惑星」ってどんな惑星?って思ったのですが、ちゃんと意味が分かったよ。
ゲイでブラコンの智久が兄の友達・池谷と上手くまとまるまでのお話なのですが、最後のコマが最高でした。
あとは、ぼんくら日記というエッセイ漫画です。
「OH MY DOGGY!!」におきましては、腹を抱えて笑わせていただきました。
中村明日美子スキーの皆様には、エッセイ2ページとカバー裏イラストがございます。
〉tyanponさま
私も前作の内容は忘却の彼方でしたが、まったく問題無く読めました。
中村さんのページですが、中村さんが語さんに会いに行った時のエッセイ漫画なので、“中村さんの作品なら何でもいいから読みたい"人でなければ、あまり面白いとは言えないと思います。
カバー裏の菊ちゃん&イチローのイラストは美麗です。