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緻密な作風と認識されがちな藍川さんですが、
そう言う先入観でこの作品に対峙したらかなり
戸惑われる事かと。
この作品を読む際に要求されるのは『空気を
読む』技術ですから。
この空気の造り方は、真似しようと思っても中々
出来ないでしょう。そう言う巧みさがさり気なく
織り込まれた佳品です。
さらっと読んでしまえばつまらない漫画に感じるのではないだろうかと思います。藍川さとるさんの中では異色の作品です。
ポイントは「恋愛」とか「好き」ってどういうことなのか、ということに関してのひとつの考えとか感覚ということかな、と思います。
あくまで個人の感覚だと思っていただければ幸いですが、私はとても共感しました。
表面的にはとにかく電波でめためたな部分だらけですが、冒頭の言葉とか作中のクールな友人の話からこういうことか、と思ったときは妙に感動しました。実は「萌」というより、「すごい」とか「好き」という評価を付けたほうが正確かしら…。
藍川さとるさんは非BLの人なので、それをふまえて読まれるといいかもしれません。当然のように同性を対象に恋愛をするBLに対して作者がわたわたしている部分があります。描けっていわれて頑張ったのね、というのが後書きに書かれております。
面白くなかったです。
全体的にノリについていけなくて、読むのが苦痛でした。
コメディなのにちっとも笑えないし。
致命的に私には合わないノリなんだよなァ…と思いました。
攻めが電波で、世界征服をたくらんでて、学校で恐れられている。
受けはめちゃくちゃ可愛くて、攻めを見たときに怖くてドキドキしたんだけど、「これは恋のドキドキだ!」って勘違い(?)して突っ走っていく。
有名なつり橋理論をネタにしてるんですが、それを説明するかのようなポエムがちょくちょく挟みこまれてるのも、ナンダカナァって感じでした。
なんか寒いぞ、みたいな。
つまり私にはとことん合わなかったということです。
スイマセン。