真空融接 春

真空融接 春
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神15
  • 萌×28
  • 萌3
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
9
得点
118
評価数
28
平均
4.3 / 5
神率
53.6%
著者
びっけ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
エンターブレイン
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
シリーズ
真空融接
発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784757747470

あらすじ

供給者と補給者。力を与え、力を受け取る。力の受け渡しは、唇から。全寮制の学校で暮らすラエルとアレクシ。ふたりは供給者と補給者という、お互いに決められたパートナー同士。唇を重ねてはいるけれど、恋人ではなく…。びっけの大人気シリーズに、最新作登場!! ここでしか読めない、珠玉の描き下ろし作品は必見!!
出版社より

表題作真空融接 春

力を受け渡す供給者体質
力を受け入れる補給者体質

その他の収録作品

  • 第8章 過ぎた季節の物語
  • 第9章 今日も明日も
  • 第10章 君がいる場所に帰ろう
  • 第11章 春を迎えて

レビュー投稿数9

年季が入れば、

ラエルとアレクシの関係も円熟期になったと
そこはかとなく感じる今作、供給者と補給者の
関係が四つの視点で語られます。
ラエルとアレクシの出会いの物語、二人の
友人・キィルとエリアスの絆の物語、アレクシの
二人の父・ジルとフロランの絆をジル視点で
語る物語。そして最後はBLの範疇から外れますが、
彼の国の王子とパートナーである少女の恋物語。
以上四つの物語が、彼の国の形を改めて静かに
語ってゆきます。

元々芯の強い性質のラエルでしたが、今作では
そこに余裕めいた態度が加わり、アレクシの
ヘタレっ振りが又際立って居る様な気が致します。
そうやって、日々は重なってゆくのでしょう。

3

第3弾も!!

相変わらず、びっけ先生は凄いです!! 神ですか

今回は、
アレクシとラエルが出会った時の話
1弾,2弾よりも成長したラエル,アレクシの話 などなど...
 4話入ってます。

とにかく成長したアレクシが格好いい(*´ω`)
お父さんにそっくりですw
あと、全体的に(力の受け渡しですが)キスシーンが多いです。
  是非是非、1弾2弾も合わせて読んでみてくださいw

3

純粋です

いやらしさがなく、純粋な気持ちで読めます

3

お話だけじゃなく、余韻でも充分萌えられます!

なんかっ!ラエルが男前にっ!
そうすると際立ってくるのがアレクシのへタレっぷり(笑)
可愛いなぁ~、この2人。

ちょっぴり大人になったアレクシのカッコいいことカッコいいこと……。
そんで、ラエルにはなんか、大人の余裕みたいなのが出てきてるのかな?
もう思う存分独り占めしちゃって!って感じで、この2人にはホント、ご馳走様って感じでした。
出会い編も、アレクシ初めてのお使い編も可愛かった~♪

で、キィルとエリアスですが、こちらはまたちょっと、違った色の2人です。
お互いに一度パートナーを失っているので、より相手を不可欠な存在なんだと知っているんですよね。
凄く繊細な感じがします。
そんなときに起こったキィルの事故。
エリアスは前のパートナーを事故で亡くしているので、本当にぎゅっとなるほど切ないし怖い。
エリアスが、公演や練習に休まず出て行ったのが、なんだかものっすごくジーンと来ました。
強くなったなぁ…って思いもあるし、日常を過ごすことで大丈夫って言い聞かせているんだろうなぁって切なくもあるし。
この2人は、もう何があっても離れちゃ駄目だ!って思います。

そんな2人にそっと寄り添って、元気付けたり、充電してあげたり(それを黙って許したり/笑)するアレクシとラエルの姿が、メインではないけども嬉しかったです。
なにこの熟年夫婦の貫禄!(笑)

最後のお話はノマカプ!
「え?」と思ったけど、これも素敵なお話でした。
生きるための「キス」が「最高の快楽」なんだから、言葉を省略しがちなのは分かる気がします。
だからこそ、言葉にする努力を惜しまないことが大切なんだな~。


3

離れては生きていけない2人

高校生たちの可愛いラブストーリーが詰まった1冊の、春の巻になります。今回も、アレクシたちの子供の頃の話があったり、王子様の恋(相手は女の子です)があったり、どれも可愛くて萌えます。

だけど、泣けたお話は、キィルとエリアスのカップルです。
エリアスは、一度パートナーを事故で亡くしています。現在のパートナーのキィルとは、紆余曲折あって、やっとパートナーになった経緯があります。
そんなトラウマありのエリアスに、また傷をえぐるような出来事が…。
でも、今回はキィルの復活を信じて、(強がってる部分もあるけど)前向きに頑張ってる様子にキュンとなります。
その願いが天に通じた時の、エリアスの嬉し涙に、またまたもらい泣きです。本当にハッピーエンドで良かったです。

アレクシたちのカップルは、巻を重ねるごとに夫婦のようになってるのが萌えます。アレクシのパパたちカップルも、いまだに新婚さんのようにアツアツだし。

それぞれのカップルの、離れては生きていけない二人の、熱くて揺るぎない絆にキュンキュンします。ほんと、心が優しくなる、癒し系BLです。これで終わると思うと寂しいです。

5

恋人同士ではないラブにも萌

全部で4つのお話が収録されているのですが、描き下ろしの『春を迎えて』以外は同人誌からの収録になるようです。
『過ぎた季節の物語』(2006年同人誌発行)、『今日も明日も』(2007年同人誌発行)、『君がいる場所に帰ろう』(2008年同人誌発行)という内容になっています。
パートナーが中々見つからなかったアレクシが幼かった頃のお話、キィルとエリアスのお話、初登場のキャラでこの国の王子ルネとそのパートナー、ミレイユのお話です。
個人的にはキィルとエリアスのお話を読みたかったので、嬉しかったです。
このシリーズは3、4歳で人生のパートナーを決められるので、その時点で一生を見越した長~い付き合いが始まるんですよね。
実は、主人公達は男性同士でパートナーになったカップルが多いのですが、どのカップルもはっきりした恋人にはなっていない。
ちゃんと恋人になっているのは、異性同士のカップルで、フロランにしても恋愛は女の子としています。
なので、恋人同士のラブ度というのは違うのですが、それに近い感情や恋愛感情とは別の人生のパートナーに対する愛情が一杯詰まっています。
お互いをとても大事に思う気持ちに何度も胸が熱くなったシリーズでした。

3

理想の春

このシリーズ、続いていたんですねぇ・・・嬉しい。
BL清純系(?)、優しい作品です。タイトル通り、まさに「春」っていう感じの爽やかで温かな物語。
今回は主人公の二人が少し成長していて、これまたいい感じです。
精神的BLというのでしょうか、キス(といっても意味が違う)止まりのお話ですが、カップル同士の絆の深さや切なさに萌えを感じるタイプの方にはお勧めだと思います。出来れば前作「真空融接」上下巻から・・・

<簡単なあらすじ>
とある国の住人は、不思議な体質を持つ人々。物心がつく頃から「供給者」と「補給者」のどちらかの性質に別れはじめる。補給者は、供給者から「力」をもらわないと生きて行けないし、供給者は補給者に体内から力を吸い出してもらわないと生きて行けない。「力」は目に見えないエネルギーのようなもので、その受け渡しは唇を重ね合わせることで行われる。たいていパートナーは異性同士だが、同性同士ということもたまにはある。この物語の主人公アレクシとラエルは、同性同士のパートナー。前作では、少年だった二人も今作では成長し、大学生と高校生になっている。今作は、少し落ち着いた二人の日常や彼らを取り巻く人々の話、また幼い二人の出会いの話が描かれている・・・

力の供給、補給をし合う人間達という変わった設定ですが、それがこの物語独特のふわふわ感をいっそう印象付けているように思います。「必然」のキスもいいんですよね・・・
アレクシとラエルは可愛いし、アレクシの父親フロランとパートナーのジルの二人の甘々な空気も素敵。アレクシの研究室の先輩と少年聖歌隊のソリストカップルは、年の差カップルっぽい雰囲気が微笑ましい。
供給者と補給者には、相性があり、自分のパートナーと力のやりとりをするのが一番気持が良いのだそうです。だからでしょうか、ただのキスシーンがとても色っぽい。特に、今回は大人っぽくなったアレクシ&ラエルと、若い頃のジル&フロランが魅力的で、前作より妙にドキドキしました。少年の二人の可愛いやり取りも、そりゃあ素敵でしたが!!

私は、こういう可愛い絵柄は大好きなので大層萌えましたが、人によって好き嫌いが別れるかもしれません。私の友人は苦手だと言っていました。(が、ジルとフロランは好きらしい。少年がダメだっただけかも?)
まだ続くのかな~。出来ればアレクシとラエルのもうちょっと進んだところが見たい・・・って思うのは、やはり私が汚れた大人になっちまったからでしょうか・・・

2

うーん…

生きるためにキスをする。
キスをして与える者と貰う者と、二人は共存して生きていかなくてはならない。
その設定はステキです。
前作がとても好きでしたので、今回も手に取ってしまいました。

しかし、私は今回はちょっと辛口でして…。
暖かな人間味溢れるお話には変わりないのですが、切ない部分や盛り上がるところがどうしても物足りなくて。
前作で泣けたことが尾を引いているのでしょうか…。
今回はあまりにもアットホームな雰囲気に、心はホカホカなんですがストーリーには物足りなく感じてしまいました。
絶大な人気を持つシリーズだけに、大変申し訳なく感じているのですが…どうしても。

4

シリーズ通して非BLでは?

10年前の作品ですが、今更ながら全部通して読んでみました。
独特の世界観が興味深くて引き込まれるように読み耽ってしまいましたが、うーむ、これはBL?

力の供給者と補給者という特異体質の国のお話です。
国が決めた相性の良いパートナーという間柄で、パートナーが男女であればそのまま結ばれるのもあり(結婚という制度がない国です)、パートナー以外と結ばれるのもあり、という設定。
力のやりとりはキスで行うことと、この作品のメインであるパートナー同士が同性であることからBL区分になっているようですが、適合すればパートナー以外とも力のやりとりはできるし、他国の人も供給者とのキスは気持ちいいようです。

異性間の恋愛がわりと長めに描かれていて、同性同士の方は恋愛というよりパートナーの絆しか描かれていません。
パートナーがいないと力の補給と供給ができずに死んでしまうことから、ある意味自分の命を預けている相手を大切に思う気持ちは溢れているのですが、BLとして読もうとすると「違う!」という感じでした。
話としてはすごく面白かったのですが、異性間の恋愛(下巻の大部分を使って描かれているアレクシの誕生秘話)やこの巻の最後の王子と供給者の女の子の話は完全に少女漫画で、アレクシ誕生の方に至っては、BL目線で読んでしまうとアレクシの父親のパートナーであるジルが可哀想になってしまって、イライラが止まりませんでした…。
非BL扱いだったらそんなことを思わずにちゃんと読めたと思うので、この区分が残念でなりません。

「佐々木と宮◯」が非BL扱いなら、この作品はもっと非BLです。
もしこれから読むという方がいらっしゃったら、BLと思わずに読んでください。
余計なやきもきでイライラせずに、この世界観に浸ってほしいと思います。

1

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