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幻獣王ウランボルグ、聖騎士アーカンジェル ついに別れの時!
yasashii ryuu no koroshikata
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
3巻には第一部のクライマックスと、陰陽二つの世界でそれぞれ新たなスタートを切ったアーカンジェルとウランボルグの再会の話が収録されています。
2巻からの引きで嫌~な予感で終わっていましたが、ついに恐れていた事が起こってしまいます。
陽の気を大量に浴びてしまったウランボルグが狂ってしまって・・・
狂った竜を一発で息の根を止める力を持つ聖王の血筋である、ドウマにウルはもしもの時があれば頼む、と自分の始末を頼みます。
ドウマだってそんなことしたくない、でも傭兵とはいえ王家の姫で女の子のクローディアや、男だけどウルの誓約者で恋人のアーカンジェルにはやらせる事ができない。
ふたりにさせるぐらいなら、自分がと決断する。その事態は回避できないのか!?と思ったけれど、アーカンジェルの誓約破棄によって、再びウルは正気を取り戻すという流れです。
アーカンジェルが味わった辛い立場は、今までの誓約者が味わった辛い運命で、その重たさに自棄になってしまったアーカンジェルにカツを入れるドウマが男らしくカッコイイです。
気のバランスが保たれたところで、ウルは自分の世界に帰還する事に。せっかく保たれた気のバランスがウルが留まることで崩れてしまう事を防ぐための別離です。
多少駆け足感がありますが、ここで第一部完。
第二部は統一を目指し戦うアーカンジェルの危機に現れた竜。
ウランボルグ似良く似た黒髪の・・・過去陽界に訪れた竜王アルファード、彼の誓約者は光王カーライル。
アルファードはカーライルが即位する前に気が狂ってしまって、彼のその後を見ていません。
アルファードの中では幼い子供の愛らしいカーライルのままで。クローディアから、カーライルは幸せに暮らしましたよ~というような話を聞いて、凄く安心した顔をしていたのでだけど、真実は?という所など、今後アーカンジェルが彼を好きになれない要因になってきます。
人間の世界で、統一国家を目指すアーカンジェルにごたごたが起るように、竜の世界でも王位をめぐってウランボルグにもごたごたが起ります。
陽界にいって、気のバランスを保つため世界の贄になって、陰界には戻る事が無いだろうと思われていたウルが帰還した事によって、ウルの後に王位を継ぐ筈だった竜・ラーサルグフルが王位に就けず。二派に分かれての王位争いに発展。
アーカンジェルの危機に駆け付けたウランボルグは直前にラーサルグフルをとの決着を付けて、駆け付けた・・・筈だったのですが、実はラーサルグフルは生きていて、しかも陽界に召喚されている事が判明。
裏で糸を引いていたのは、ダンタリオンでした。
そして4巻に続くです。
3巻にもなると、キスシーンが自然で、アーカンジェルも嫌がるどころかっ!
ひっしっと抱きあってのキスシーン素敵です。
遠距離恋愛みたいなもんでおいそれとホイホイ会いに行ける立場ではないふたりなので、余計になんだ思うと熱烈にもなろうってもんですね。凄く自然に、抱いたり抱きしめあったりというスキンシップが多いのでシビアな場面意外ではにこにこと萌えさせていただけます。
特に11話のふたりのイチャラブはほわっと幸せになれるシーンの一つです。