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水城先生の人魚姫をテーマにした作品。
ある満月の夜、海へ落ちてきた青年・巽紀を救った人魚の昴は、彼の笑顔が見たい一身で陸に上がります。
見知らぬ町で立ち往生する声の出せない昴。そんな昴を放っておけずに連れ帰る巽紀。そして、巽紀の恋人・露子と3人の奇妙な同居生活が始まり―。
声の出せない昴。どこかつかみどころのないところのある巽紀。
なんだかもどかしくて、切ないお話でした。
ラストは、ハッピーな結末ではありませんが、不思議と納得できてしまいます。
巽紀の中にも、昴を愛しいと大切だと思う心が確かに存在していたんだな…と、感じられたかもしれません。
昴の零した涙が、とても綺麗で、印象的でした。