Coo
お寺の息子・蒔田竜之介(中3)と、
教会の息子・真田啓(中3)のロミジュリなお話。
学年にクラスが一つしかないような田舎の中学校に通いながら、
ほとんど話をしたことがなかった二人が、
飼育係になったことにより仲良くなっていきます。
双方のお父様たちが「あの家の子とは仲良くしちゃイカーン!」と、
敵意剥き出しなところに、「そんなバカな!」と、笑ってしまいました。
そんなお父様たちの思惑をよそに、竜之介が無邪気で、
キリスト教のしきたりなどに、興味津々なところが可愛いかった~。
真田も、そんな竜之介に心を許していきます。
ある日、二人が仲良くしていることを知った竜之介パパが、暴走してしまい…。
竜之介が恋愛を自覚しているかどうかは、ちょっと謎なのですが、
真田のほうは、かなり意識しちゃってること確実です。
落ち着きがあって、行動力もあるタイプの真田が、
照れている姿が微笑ましかった~。
ほっぺにちゅーだけで、こんなにときめくなんてなかなか無いですよっ!
ほのぼのというか、心温まるというか、
「はつ恋」というタイトルがぴったりな、清らかで可愛らしいお話でした。