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恒太郎(大学生・作家)×純一郎(大学生)のお話です。
社会不適応者チックな幼なじみの恒太郎と同居し、風呂に入れと怒鳴り、ご飯を作って…と、まるでお母さん(笑)のように面倒をみている純一郎。
女の子は大好きだけれど、なぜか恒太郎に欲情してしまう自分に戸惑うようになります。
当たり前に続いていきそうな関係だったけれど、自分の気持ちや、恒太郎をとりまく環境の変化が訪れて―。
普段、小汚くて(失礼)、口数少なく、ぬぼーっとしている恒太郎と、キィキィ文句を言いながら、ついつい世話を焼いてしまう純一郎は、非常にバランスのとれた関係に見えました。『なんで、こんなヤツを…っ』と、思いながらも、恒太郎を意識している純一郎が、可愛いです。
ラストのシーンが、じんわりと心に沁みる感じで良かったー。
恒太郎、意外にビシっと決めてくれましたし、こういう、やる時はやる!というメリハリのついたキャラは、魅力的ですね。ストーリーも無理がなく、テンポが良く、楽しめる作品です。
裏表紙に、崎谷はるひ先生の書かれた詩も載っていて、なんだか得した気分になれました。
冬乃先生の既読の同人誌の中では、この作品が一番好きです。