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読む人を選ぶ本、というか、読む人が選んでこその1冊だと思います。
苦手な人も多そうな内容やプレイをふんだんに含んでアブノーマルを貫いた1冊です。
大多数の方に苦手に思われたとしても望んでいる人の手元に届けば神がかった作品ではないでしょうか。
作者さんの嗜好が一貫していて、描きたいもの、何をしたいかがはっきりしています。その上でここまでディープに描きあげた作品はなかなかないのではないかと思います。特に古い作品だからか修正が薄いのは見事だと思いました。
こういうのって、手放さないで大事にしたいと思う。もうこの先の時代、こういう作品には出会えないだろうなぁと思うからです。
えろくてマニアックなんだけど、単純にえろいだけではありません。
耽美で優雅な感じです。非常にマニアックなプレイを「上流なお遊び」のように描いています。
このお話の登場人物らは恋愛がしたいわけではなく、自分の隠した嗜好を全部さらけ出したいとか、こうされたいとか、見られたいそういう欲望を持っています。人には見せられない嗜好を持った人々の間でだけ、混じり、見られ、交わされる行為です。
痛かったり、マニアックだったりするけど、全部受け側が望んでいることなのでドロドロした感じはなく、どんな行為を強制されても幸せそうです。
ここまでするかっておもう濃厚なプレイを見たのはこの作品が断トツかもしれません。なんとも畏敬の念を抱いてしまう1冊でした。