むつこ
あり得ないシチュエーションなのに、すぐさま馴染めてすぐさま萌えられる。
なんだろう、ふつうは欠かせないはずのダルい導入部分を取っ払っても「背景が想像できるし萌える」という…いきなり萌え部分だけをどーんと読まされても普段の私は萌えることはないもんで、ヨネダコウさんはさすがだなとつくづく思います。
10年後の山本もやっぱりヘタレw
けど、若いヒバリから嫉妬を引き出してキスされるところまで持っていけるあたり、オトナの余裕も出てきて…ないかw
しかし見惚れるキスシーンだ。
柔らかそうな唇とか、絵になりすぎの二人の立ち姿とか、穴があくほど見てしまう。
コピーして壁に貼りたくなるよw
ヨネダコウさんの同人作品。
わたしの中でヘタレといえばヨネダさんの山本、
ツンデレといえばヨネダさんのヒバリ、というくらい定着している
愛すべきリボーン・山ヒバシリーズです。
今作は、未来から10年前の過去の世界にやって来た大人山本が
中学の屋上で中学生ヒバリと出会う話。
ヨネダさんがあとがきで書いていらっしゃるように
こちらは、ヨネダさんの山ヒバ作品の中でも
一番のツンデレヒバリを見ることができます。
大人山本に子ども扱いされたり、自分にはわからない未来の話をされたり
何より、大人ヒバリと比べられたりして、
拗ねるように怒って山本に挑む中学生のヒバリがすごく可愛い...
そして他のレビュアー様も書いていらっしゃるとおり
特筆すべきは、ふたりのキスシーン。
本当に美しいです。
夕暮れ時の屋上、薄暗く浮かぶふたりの姿。
山本は気を遣いながらの、ヒバリには少し背伸びをしたような、
触れるだけのやさしくてもどかしいキス...
もどかしいんだけど、どこか色気があって、きれい。
こんな雰囲気、ヨネダさんにしか描けないのではないかとさえ
思ってしまうほど素敵なキスシーンです。
わたしはヨネダさんのヒバリがとても好きなので
中学生の自分に悪いとか、俺の立場がとか言う山本に
もうっ、ヘタレなんだから!と喝を入れたくなるのですが、
結局はそういう山本込みでの山ヒバ好きなので、仕方ないですね。
原作を知らないと、設定等に戸惑いがあるかもしれませんが
ヨネダさんファンの方であれば
このキスシーンを見て損はないかと思います。
こうして山ヒバ作品を読み返すと、
ヨネダさん、また山ヒバを描いてくださらないかな、と
毎度切実に願うばかりです。
難しいかな...でも、願うだけ、願うだけ。
美しいですね~二人のキスシーン^-^
背景の空と屋上のフェンスがまた二人のシルエットを浮かび上がらせていて、白黒なんですけどカラーでも想像してしまうというか、そんな感じです。
10年若い雲雀にすごく気を使って何も出来ない山本が可愛い(ヘタレっていうんでしょうけど。笑)。
獄寺と山本の会話では、ニヤニヤ笑いが止まりませんでした。
雲雀もですね、ムキになったり嫉妬したり(自分では分かってないと思うんですが)、とても可愛いです。
すみません、ネタバレしないように書こうと思ってるんですが、なんの事か分かりませんよね、これじゃ。
とにかく、素直に楽しく読めた一冊でした。
10年後山本×中学生ヒバリ。
未来編で10年前へと帰って来た山本。並盛中の屋上で中学生ヒバリを発見。そしてヒバリはまだ入れ替わってなかったことを残念がるのだが…。
10年後山本とのいろんな差を見せつけられてイライラするヒバリ。
タバコ、顎の傷、また伸びた身長。
強さはもちろんのこと、子供扱いされることにすらイライラする。
「こっちの雲雀」「10年後」「幼い」
今のヒバリと10年後のヒバリを無意識に比較している山本に苛立ちを隠せないヒバリは、山本に迫りキスを!!
山本はそれでも大人の対応で、さらっとかわしてしまうわけなのだが、内心はいっぱいいっぱいで(笑)
大人の魅力みせつけまくりかと思いきや、想像以上にヘタレの山本なのだった。
そんな山本でもヒバリちゃんは翻弄されまくってたようだが。
それよりも10年後ヒバリがこっちに来て感動の再会!→イチャイチャvv
が見たかった…なんて思ったりするのだけど(笑)
シリアスとギャグがいーい具合に交じり合ってます!原作では山本はこんなキャラではないんだけどね、ヨネダ節、きいてますよ!