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全体的に薄いです。昭和のお話なのでエチも不足しています。軽く読めるのはいいですが、死オチですし、攻めの彼女とのエロシーンもあり、ちょっと地雷でした。
この時代はこれが限界だったと思うしかなく…
攻めのハーフ設定や家庭環境など、設定もあんまり活かされていない感じ。
うわべを流れていき、個々のエピソードに共感できないです。
行き当たりばったりに設定をぶち込んでるためでしょうか…
私的に最も地雷だったのが攻めの彼女でした。作品によっては彼女がいてもOKなのですが、これはNG。
攻めは受けと関係を持ってもズルズル彼女とエッチしてるし、なにより彼氏がいながら別の男との恋愛を推奨しているのが理解不能。攻めも彼女も、やれさえすればそれでいいのかっ!
誰にも感情移入せぬまま、受けが唐突に亡くなってENDでした。
90年代のムック本、そのあたりの雑誌の漫画特集で載っていたタイトル。
ゲイ公認の少女漫画って不思議じゃないか?と思って二丁目で話したら、知り合いがまさに「切ないわよ〜」と言って借してくれたのが、考えてみたらBLを読み始めたきっかけかもしれない。
懐かしい!
義兄弟になった斑と昴。ソリが合わないと思っていたはずなのに・・・
みたいな内容です。
ふつうに女の子とのエッチとかもあるので、そういうのが嫌な人は無理だし、やっぱり20年以上前なので色々古いですが、
この漫画の切なさはなかなか!
シリアスやせつないBL好きな人には、読んで欲しい名作です。
高口里純さん、大好きです。
出会いは花のあすか組だったかと思うのですが、どの作品も遣る瀬無さとクスリという笑いと人間の矛盾などが扱われているように感じます。
主人公の二人は高校生。斑とすばる。
斑は彼女(元祖腐女子か?高口さんのこういう女子はかなり笑える)がいてちょっと不良で、まあこの時代のイケてる男子なわけですよ。
親の再婚で共に暮らすようになり、そんなきっかけがなければまったく接点のなさそうな真逆の二人でした。
そんな二人がお互いを知るうちに惹かれる話なのですが、なんか陳腐な表現しか出来ない自分に残念度が高く感じる名作です。
この作品は80年代の作品で、多分連載のリアルタイムでの初読みではなかったと思う(確かその頃には二巻まで出ていた)のだけど、今のわたしならばあまりにガツンと頭をぶん殴られる展開に手を出さなかったと思います。
今は先を知っているから読めますけどね。
この作品との出会い。学生の頃、古本屋で見つけてハマりました。
引っ越しの荷造りで久々に目に留まったので再読。
まず、とても好物なシチュエーションの義兄弟もの!
ヤンキーイケメン斑と貧血気味な淡泊イケメンすばるのお話。
恋愛描写は、じわじわ型。キスと少々のボディータッチ程度。けど、表情とか艶めいていてドキリとする場面が多いように思いました。
イケメンて部分はさて置き。物語の進みや登場人物たちも含めてこの作品大好きです。
ヤンキー仲間から悪い印象を持たれている相手が兄弟だと知られたくない斑の努力が可愛らしい。そんな努力も興味のない淡泊なすばる。でも、斑の上半身裸を見て、自室で反芻している所とか潜在的な何かを思わせるような場面もあってフムムとなりました。
ある切っ掛けから始まったキスで、お互いに意識しだして、歩み寄っていく感じにキュン。自分の感情を伝えてからの斑のデレぶりが良い。無頓着なすばるを、結局は面倒みている斑。この二人の関係性に萌えます。
掲載された年が1989年~1991年。この世代ではないので、ファッションや言葉使いなど、時代背景にジェネレーションギャップを感じましたが、中に出てくる女子高生のキャラ達をみて、腐女子は時代を越えて健在なんだと痛感(笑)
続きがとても気になる一巻でした。
思い返すと、これが私の初BL作品だったんじゃないかなと思う。
昔読んで、ぼろぼろ泣いてしまった記憶がある。読むほどに味が出る作品で、何回か読み返しました。
BLというジャンルがあることさえ知らなかったときなんだけど。
今読み返しても、神にしていいかどうか分からなかった。でも、初読みのときの、なんとも言えない読後感が蘇ってきて、また泣いてしまった。やっぱりこの作品、好きだなと思った。
親の再婚で義理の兄弟になった斑とすばる。二人は同じ高校に入ってますが、性格は正反対で、義兄弟になってなかったら仲良くなってないようなタイプ。
最初はたんたんと話が進行します。
お互いに意識してるような意識してないような微妙な同居生活のなかで、なんとなくキスを繰り返す。キスしたあと自分たちのしたことに驚く、みたいな。
二人とも男を好きになったことがなくて、これ以上どうしたらいいかわからなくて、斑には彼女もいて、その彼女と普通にセックスしてます。
さらに腐女子のBL雑誌に『幸運男子』として二人のツーショット写真が載ってしまう。