拓海
ちょっと切なくて心温まる不思議なお話が一つと、『スーパーサイクロンズ』が収録されています。舞台が夏祭りで、ひと夏の思い出という設定に、夏にピッタリな1冊になってます。
『夏祭りノスタルジア』
文博が小学生の頃に田舎に帰省して、夏祭りの度に遊んでいたのは少年のコキチ。そのコキチは、文博の初恋の相手で。
大学生になって、数年ぶりに再会できたコキチは、あの時と同じ可愛い少年のままでした。でも、気持ちが変わっていない文博は想いを告げて、初めてコキチと結ばれます。だけど、人間じゃないと知られたコキチは、大好きな文博の記憶を消さなくちゃいけなくて…。
コキチのショタっぽい可愛さに萌えて、切なさにキュンとなって、文博の子供とコキチがまた仲良くなる不思議な縁に心がホッコリとします。
短いけど、胸に残るお話でした。
『スーパーサイクロンズ』は、いつものごとく、バカバカしい展開に大笑いします。