乱菊
稲荷家房之介いわく「暑かったのでエロです」とのことだが、その言葉通り表紙も裏表紙も中身も、全編にわたり肌色満載のエロな一冊。
しかしこの作者がただの裸祭りをするはずもなく、もちろんきっちりと最初から最後まで、芯となるテーマはぶれずに描かれている。
それははぐれたヒナ鳥が親鳥を呼ぶ生命の悲鳴。
外敵に見つかり襲われる危険性よりも、自分を救いあげてくれる可能性にかけた本能の叫び。
それを自分たちに当てはめながら、ヒューズをヒナ鳥扱いするロイがたまらなく男前!
手を取られ引き寄せられ、ヒューズはもう二度と離すまいとロイを抱きしめるんだけども、それはとても不安定で心許ない。
いつの日かヒナの声は途切れて届かなくなるのが解っているだけに、必死にロイにしがみつくその姿には少々切ないものがあった。
しかし残された親鳥はもっと悲しいのにね・・・と、つい原作にシンクロしてしまいたくなるお話だった。
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