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princess shield
「プリンセス・シールド」
前回の「100カラット・バンビーノ」の猛の家に犬を届ける犬屋のバイト・磁有とそのイトコで運送屋の樅路のお話。
寺山樅路×磁有
2人はお付き合いしているしカラダの関係もあるのだけれど、磁有はそんな関係を「お願いして、シテもらってんの」そう思っていて。
なんでも思い通りにしてくれる樅路に不満が…。
一方で、樅路はずっと磁有に秘密にしていたことがあって…。
磁有のちょっと投げやりなというかアンニュイな感じが切ないのとは違う気がするんだけど、なんだか放っておけない感じ。
言葉にしてもらわないと不安になることは誰でもあると思うし…。
樅路は言葉にはしてないけど気持ちははっきりしてて。
でも、昔の秘密のせいで後ろめたいのか、それを口にできなくて。
口にしたらしたでものすごいこと言うし(笑)
磁有がちゃんと幸せになれてよかったです。
きっとそれまでは「いつか来る、終わり」を考えずにはいられなかったと思うから。
「シュガシュガベイベ」
犬屋の店長・波留一志×自称オカマの保父・高鳥朱羽
波留は近所でも評判の女たらし。
ある奥さんの代わりにお迎えに行った保育園で、モロ好みのタイプの朱羽と出会う。
朱羽は男で。
だけど、男も平気だと言って…。
朱羽のやることは素直。
そして、いちいち可愛い。
そりゃ、相手が男だから…とちょっとは悩んでみても、性別抜いたら好みなんだから堕ちるよね(笑)
なるほどな、シリーズ最初から読んでないから読み始まりが不可解なんだ・・・。
というわけで、ここからの読み始まり。
日常から始まっているお話なので、カップリング的に
「あれ・・・・え~・・この人とこの人がカップル?どこからスタート」とちょっぴり迷子にはなりますが、短編で読めないことも無い
というのが感想。
犬を押し付けられる人×犬やのバイト
というところなのでしょうか。
受は、自分が攻を脅迫まがいにとりとめて
拘束して、付き合ってもらっている
と、思っているのだが、実際はどっこい、攻の方が受に夢中w
そういう部分がのちのちどんどん見えてくるのが可愛かった。
シリーズこのあとのリリカル~とあわせて読むとよりそれがわかって面白いのではないだろうかと思います。
ある意味、欲望にすなおなことは、見ている側にも萌をもたらしてくれるのだw
すきすぎるが故の暴走wwwなんてすばらしい
シリーズのほか作品もきっと眠ってるはずなので
チェックしようと思います。
イトコの磁有が大事で大事でたまらなくて、
ついまめまめしく奉仕してしまう樅路。
樅路のご奉仕と寛大さに不安を感じつつも
素直になって良いのか踏ん切りがつかない磁有。
まどろっこしさこそがこの物語の醍醐味かと。
やる事はやってるんですけどね、この二人。
同時収録は『犬屋』のオーナー・波留一志と
天然系幼稚園教諭・高鳥朱羽の出会いの物語。
こちらも尋常には進行しません。
甘く不思議な世界で消耗して下さい。