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あとがきで湯華さんが書いているとおり、「家庭教師ヒットマンREBORN」2次、ツナと獄寺くんのリミテッドバージョンです。
このカップリングだけをめとめた3年間の創作活動がこの本です。
3年にわたっているので、絵柄も微妙に違っていて、2006年のタッチは、ほんわかほのぼの。2007年のタッチは、ちょっと荒めの線を使った描き方で、内容もドラマチックでリリカルな感じです。2008年になると、コマ割が細かくなって、題材も日常のささいな出来事、ちょっとした勘違いを扱う内容です。
私は、ちょっと線の荒い2007年の作品が好きです。湯華さんのプライベートももしかしてかなり激動だったの?というぐらい、ストレートにせつない感情が伝わってきます。
それに比べて2008年の作品はかなり穏やかになっていますのよね。幸せな日々をすごされているんじゃないか、と勝手に想像してみたりします。
特にお気に入りの2007年「星の棺」は、ツナが十代目を辞めると言い出して、それを思いとどまらせるために、冬の海に指輪を放りなげます。発言を撤回してくれるなら、海に飛び込んで探してあげようというのです。十代目のためなら、冬の海に飛び込んでもいとわないという、獄寺くんの痛いくらいの気持ちが、冬の光とクロスオーバーして萌えさせてくれます。そのあと2人で旅館に泊まりますが、その場面もよい風情があります。
はかなさとせつなさがとても伝わってくるこのコミックスを代表するような作品です。
獄ツナファン以外の方もぜひ読んでみてくださいね。