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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
社会人二人のお話。いわれてみればそうですね。
日輪先生といえば、ファンタジーチックなお話やショタいろが強い印象ですね。
しかし、この作品すごくいいwww
普通っていうのが一番難しいんですよ。それをこうも気持ちよく書き上げていただくといっそすがすがしい。
表題『今宵、君に~』
付き合っていた彼女に別れを告げられて自棄酒。バーで飲みすぎて、朝起きると昨夜の記憶が無い。しかも、自分は裸で知らない家のベッド。
現れたのはなんと男!?俺、男とやっちゃったの!?から始まるストーリー。
特別な出来事があるわけでもなく、日常にそった話作りになっているのに、お互いがお互いを想う気持ちがすごく感じられるのがいい。
もともとノンケの受が、すごく攻を求めてる感じがいいんですよね~www
逆に、攻も「コイツはノンケだ。コイツはノンケだ。コイツはダメだ」と言い聞かせ~はじまり、メロメロになり、嫉妬心を抱いた表情を見せてくれるあたりがツボ。
途中、日輪先生の作品マンネリ~と思っていたときも有りますヶ、ぶり返してきましたねwwwwウヒョw
絵もお話も好きな日輪早夜さん。ファンタジーなのも良かったけど、現代ものも良かったです。
ノンケの碓氷がヤケ酒をしている時にゲイの永岡と知り合います。朝目覚めると、横にいたのは男で…。それっきりになるかと思ったら、仕事でも一緒になり…とお話が進んでいきます。
大きな事件があるわけじゃないけど、小さな擦れ違いから怒ったり泣いたりして、ぶつかっていきながら愛情が深まっていく2人が良かったです。
この作品は何度も読み返し、同人誌まで買ったぐらい好きです。一途な碓氷とカッコイイ(私的には)永岡になぜかはまってます。
タイトルの響きが素敵ですよね。
短編のタイトルがすべて「今宵、君~」で始まっています。
もともとはそんな縛りはなかったそうなんですが、
後半タイトル縛りのせいで苦しんだそうです。
ゲイ攻×ノンケ受
サウンドクリエーターの永岡(攻様)は
会社でデスクに向かってって仕事ではないんだれど、
徹夜したであろう無精ひげで出てきたり、
ジャズバーでピアノを弾いたり、
そりゃあね。惚れるよね。
碓氷(受様)はノンケなのに、
永岡が仕事仲間と会ってるのを見て、
ぐるぐるしたり、嫉妬したり
恋愛慣れ(?)してない感じがかわいいです。
ストーリーの始まりがベッドの中だし、エチもあるんだけど、
なぜだか全体的に爽やかな印象です。
絵のタッチがきれいだから、なおさらそう感じるのかな。
ただ単にいいなーって思っただけなんですけどね。
アクアリウム越しに垣間見るエチ。
なんかこう情感たっぷりで。
お酒飲んで覚えてなくてもキスされながら、
“この感覚知ってる”ってアクアリウム越しに思い出すのがキレイだなーって。
日輪さんの作品て、以前 読んだの好きじゃなかったんで
これは当たりで良かったです。
あんなに永岡の事、警戒してたのに
1度警戒を解いちゃうと気の許し方が極端ちゃうか。
泊めて下さいって行っちゃうし、
よく我慢した、永岡。
“これみよがしに咳する嫌煙家って嫌いなの俺”
っていう一連のシーン
一場面一場面ごとに2人の距離感とか気の置き方、使い方が
パチッパチッと切り替わるのがイイ感じなんです。
今までの恋愛と勝手が違う。
足りないもの 求めるもの 埋めてくもの
それらが2人、しっくり来てて穏やかな感じです。
この雰囲気が一冊通してあるので
それがアテクシ、このお話の好きな所なんではないかと思います。
BL読んで、感想が“穏やか”てなかなか出んぞ。
なんか、ほんとに語彙が乏しくて
うまく表現できなくてスイマセン。。
普通の社会人のお話で1冊のコミックは初めてとの事ですが…
他の方も書いてますが、"普通"がいいな~と思う作品でした。
永岡がおっさんぽくて(笑)萌えた…。
攻も受もみょーにきゃぴきゃぴしてないところがいい。
でも、大人の男の可愛さがあって…v
男同士と言う点はおいといて、ごく普通の恋愛の、あれこれを見ているようで
お互いの気持ちが、ちょっとづづ近づいていく感じが違和感なくて…
丁寧に描いているな~と言う感じがしました。
心がじんわり温かくなるような、そんな気持ちになりました。
サウンドクリエイター・永岡×広告代理店・碓氷。
可もなく不可もなく、といった出来です。
付き合う前も、付き合いはじめてからも、事が起きていったんは険悪になるけれど、そのつど仲直りするパターンの話。H は付け足したようで、淡泊です。
碓氷は思考パターンが偽善者ぽくて、あまり好きになれませんでした。あと、付き合っているのに碓氷が敬語を使いつづけるのが、気になりました。永岡のほうが年上なので、もっともなことかもしれませんが。最後のページで永岡が「いつになったらタメ語で喋ってくれる?」と言っており、1冊まるまるかけて、やっとここまできたか! と感慨深いです。まだまだ2人の愛はつづいていくのですね。
今まで日輪さんの作品は時代物をいくつか読んだことがあったのですが、それ程好きなタイプのお話ではなく、それ以降読んでいなかったのですが、この作品はドラマCDが出ているのとタイトルに惹かれて読んでみました。
丸々一冊現代もので社会人のお話というのは日輪さんにとってこの作品が初めてだそうです。
お話自体はゲイxノンケで、目が覚めると全裸で~というBLにはよくある展開だと思うのですが、最初は結構強気に攻めるのか?と思わせた攻めがヘタレだったり、ノンケの方が積極的に気持ちを伝えてたりと、意外な面が可愛く見えた作品でした。
恋人同志になっても以前と変わらず敬語を使い続ける碓氷がなかなか見かけないタイプで、私は好感持ちました。
きっと仕事でもプライベートでもきっちりと敬語が使える人で、仕事で使ってるとなかなかプライベートで崩れた言葉に切り替えにくいんだろうな、と分かる気がしました。
どちらかというとゆっくりと進んでいく恋のお話だと思います。
何も障害は無いはずなのに、重い。重いんです!息が詰まる。
碓氷は職場恋愛していた彼女に振られ、クダを巻いていたところ、ゲイの男にお持ち帰りされ抱かれてしまう。後に最後までヤラレてはいないと分かるものの。
碓氷はアッサリ恋に落ちる。何故ー⁈ ノンケ落とし恐るべし。
永岡さんはイケてるサウンドクリエイターだが、碓氷と恋をする事で創作意欲も湧いてめでたし!
なんだけど、意外とモテるので、過去に遊んでいた男のカゲもちらほら。
いつもキリキリするのは碓氷の方っていう。
攻めにギリギリして欲しい派の私にとっても面白くない展開です。
まぁ、恋が楽しいばっかりでは無くて。嫉妬とかドロドロした気持ち渦巻く息苦しさ、というのは分かるんですけども。
永岡さんか創作に行き詰まりを感じる時、水族館へ行ったり。熱帯魚を見ていたりするんだけど。
人が水の中に入ると息が出来なくて苦しいですよね、そんなメタファーもあって。
熱帯魚を見ている碓氷は本当にもぅ息が苦しいのが分かって、辛いんです。
モテる永岡さんにとっては、碓氷は好みのルックスで可愛くて惹かれた、というだけのキッカケだったかもしれなくて。けれどノンケを落としたっていう自覚をもうちょっと持っていて欲しかったなぁ。
後半には仕事でライバルの津久井が現れて、碓氷狙われ危うし!事件もあったりして。ちょっとだけ永岡さんもワタワタしますが。終始碓氷の方が永岡さんに惚れてるのが見え見えなので、事なきを得ます。
碓氷が割と大手の広告代理店の営業というのに、そのスーツ姿もちょいダサくて。うーん。あとがきによると、作者はスーツ描くの難しいとあったので。無理しちゃったのかもしれません。どちらかというと、公務員ぽかったかも。