酸いも甘いも君と共に（表題作 幸あれ）

Ｈ度高し

初読み作家さんです。
表紙を見ただけでは全く想像できなかったのですが、かなりエロい作品で、フェチも入ってます（このフェチに関しては好みが分かれるかと思われます）。
表題作に当たる作品はなく、裏表紙に紹介されている作品は５つの短編のシリーズになっています。
受け様は設定は２０才以上のようなのですが、見た目は体格も小さく少年のように見えます。
一途に攻め様の事が好きで、まるでストーカーのように神出鬼没。
この受け様が見た目に反しかなり大胆な子で、困ったちゃんなんですが、攻め様に対する思いは真っ直ぐで、どこか憎めません。
かなり困ることを攻め様がされているのですが、攻め様も人が良くていつも流されてしまってます（笑）。
かなりH重視な作品なんですが、毎回Hのテーマが違っているので、シチュエーションとしては色々あります。
ただ、ノリはBLというよりエロ漫画に近いかと。

他に短編が２作品収録されているのですが、こちらの方が恋愛モノっぽいです（ただし、こちらもエロ度は高めかと）。
「画面の向こう」はワンコな高校生ｘアナウンサーのお話なんですが、このお話が一番好きでした。

表紙の２人のお話も、ラストに収録されている「Secret at midsummer」もキャラの設定がもっとあるんじゃないのかな？と思わせる所で終わってるので、もう少しそういう所があれば評価が違っていたかなと思います（例えばこれらのお話の受け様は一体何者？という所とか）。