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俺のこと好きって言えよ。大人の男の[天然無神経×純情無愛想]!!
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
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【坂道をのぼって】が一番好き。古本屋店主と何でも屋の年下ヘタレワンコくんのお話。なんとか告白させようと店主は色々と仕向けるんだけど、ワンコくんはヘタレなもんで「俺、木戸さんの事が、す す す すみません!また来ます!」と逃げてしまって可愛い。
表題作【その気持ちに名前をつける】は天然鈍感男の梶と好きな人にだけツンの皮肉しか言わない宇佐美という絶望的な組み合わせのお話。梶は宇佐美の高校時代からの片思いに気づくどころか、別の仲間のことがずっと好きだと思い込んでいるんだから始末に負えません。
あまりに二人の仲が進展しない事に業を煮やした仲間(ゲイのバーテン)のはからいで……。
【恋の呪文】はそのオネエ口調のバーテンの店にやってきた年下ワンコくんのお話。めげずに30回以上告白しては断られて続けていたのだけど……。
抱くつもりがまさかの「ケツ出して」に、え?と驚くワンコ君でした。
描き下ろし【その気持ちを名付けた後の】は表題作と恋の呪文の4カップルが登場します。相変わらずの様子にクスリとさせられる。表題作のカプは未だに宇佐美が「一度も好きだ」と言ってくれていない事を不満に思っていて……。
ツン男の宇佐美がようやく好きだと言うんだけど、その表現の仕方がひねくれていて可愛い。
【フィックストスターの恋】これも年下ワンコくんのお話。
【あらがいがたい】と【セカンドサークル】はちょっと好みではない。
【あらがいがたい】は再会ものなんだけど、別離の理由は子供ができて入籍することになったから……というもの。
そして【セカンドサークル】はモヤモヤする。何年も片思いしている友人が家に転がり込んできて一緒に住むようになったのだけど、友人は主人公が自分のことが好きでいる事を知っていて利用するんです。
孤独になってしまった自分の心の安定を図るために俺の事を好きだと言ってくれ。だって友達だろう?と迫って告白させる。その後は二人で一緒に住み続けるけど何の進展もない。
それでも出て行けと言えない主人公が可哀想だし、友人が狡くて後味悪いです。
私がトピ立てした「ちるちるのランキング圏外だけど、心の琴線に触れた作品を教えてください」
http://www.chil-chil.net/answerList/question_id/4967/#IndexNews
で教えていただいたのが、桃山なおこさんの3作品 「恋を胸に」「その気持ちに名前をつける」「恋の中」でした。
お話としては三つの中でこちらの「その気持ちに名前をつける」が年下ワンコが3人もいたり(ワンコ好きなので)、他にも面白いキャラクターがいて、一番登場人物たちが生き生きとしているように感じました。
教えてくださり本当にありがとうございました。
私の好きな、せつなさがいっぱいつまった大人の恋の短編集です。
表題作は、高校生の頃から実は相思相愛だった二人が、思いを通じ合わせるまでのお話。
思い込みというのはなかなか残酷なものですが、誤解が解けて想いが通じ合って、本当に良かった良かった。道端に座り込んでの愛の告白シーンは、なんともいえない現実感があり、ニマニマしてしまいました。漫画なんだから、「絵で魅せる」って大切ですよね。
色々なシチュエーションの短編が揃っていますが、他作品も通して、エッチシーンなんか無いに等しいのに、全体から漂う大人の色気と、大人だからこそ抱えてしまう悩みなど、ウルウルしながら読みました。○○だから評価を下げましたっていう理由が見つからないので、神。
「フィックストスターの恋」の攻めは高校生だけど、彼の行動は大人な気がします。
もう一回パラパラしてみたら、後半2作品はキスすらしていません。でも、そんなもどかしさがまたいいんですよね。「坂道をのぼって」なんかバラバラ餌を撒いて誘い受けしてやろうとしているのに、んーーーもどかしい。「す・す・す・・・すみませんっまた来ます!!」(好きですって言えなかったわけです。)かわいいー。でも、恋ってそんなんじゃないですか?
明け透けな様でいて繊細な恋をする男と言うのは、
見ていて惚れ惚れします。
絵柄の所為もあるのでしょうけど、どの恋も湿っぽい
所が無いのですね。
ああもう。
ええ歳こいた馬鹿ップル程始末におえないものは
ございませんね。
エロに走ってくれた方がいっそまだ恥ずかし気も
無く読めるのに。
「恋の中」が大変に心に残り気になってしまった作家さんでしたので、速効読みです。
登場人物たちの過去があって、現在の気持ちの行方を静かに魅せている、その作風は大人な仕上がりで、じわじわと心に染みいるものがあります。
表題は、高校時代からの友人の結婚式をきっかけに、当時のつるんでいた仲間の一人の気持ちにあらためて気が付くノンケ男の話。
この主人公が、デリカシーがないと自分も自覚するストレートな物言いで、そのストレートさゆえに思い込みと思い違いを招いていたという、ホロ苦くも切ない恋の話となっているのです。
そのくせさっぱりと、あっさりとしている為に、その後の展開がとてもさわやかです。
『恋の呪文』
表題の友人の一人ゲイでバーのマスターの恋話。
『フィックストスターの恋』
保険医を好きと言い続ける高校生の話
『あらがいがたい』
以前関係のあった男性との再会
『セカンドサークル』
ずっと好きだった友人が家に来て、心を苦しくする話
『坂道をのぼって』
仕事の依頼を受けた古書店の店主を好きになるが、店主は一体?
やはり全体にエロ度は低く、気持ちの機微に重点を置いたストーリーです。
特に『セカンドサークル』は気持ちのやり場に苦しむ、”友人”と言う言葉に縛られている主人公の切なさややりきれなさ、意図があるのかないのか、平然と”友人”を盾にとるその友人の姿に胸が痛くなりました。
絵もシンプルですが、本当に心を綴るのが上手い作家さんです。
短編集です。
「その気持ちに名前をつける」
鈍感なリーマン・梶が、自分の気持ちと、いつも見ていたつもりの友人の気持ちに気付く。周りはとっくに知ってたみたいだけど…という話。
梶は鈍感なのに俺様っぽくて、宇佐美は前途多難だよなぁ。
「恋の呪文」
「その気持ち〜」のバーのママ(オネエ)・古見のお話。
若いコ(♂)に惚れられて、アタックされまくって、付き合う事になる。実は「攻め」です。
「フィックストスターの恋」
fixed starとは恒星の事。
高校生の恒星くんは養護教諭の先生に恋してて、先生の方は好きって言われても受け流してたんだけど、恒星くんが本気だって知って戸惑いつつ。
恒星くんはケロっとして、もっと押してくるみたい。
「あらがいがたい」
女性との間に子供ができて結婚ということで別れた元カレ。会わないように避けてたのに再会してしまう。
そしたら離婚したからまた付き合おうって。
私的にはナニソレ〜ッだけど、主人公さんは抗い難く流されていきそう……
「セカンドサークル」
同級生の辺見をずっと想っている剛志。
辺見は離婚して剛志の家に転がり込んできて、剛志に面倒を見てもらっている。剛志は気持ちを言わずに過ごしているが…
この辺見。ナニソレ〜ッの第2弾ですよ…剛志はただのだめんず好きなのね。全く報われないままです。
「坂道をのぼって」
単純でワンコで可愛い年下の男。鈍感なふりして相手からの「すきです」の一言を待ちうけている?古書店の店主さん。
カキオロシ「その気持ちを名付けた後の」
古見のバーにて、梶がくだをまいている。宇佐美が「好き」って言ってくれない。
でももちろん宇佐美は梶に惚れているのです。
全部通して初めてエロシーンあり。
エロシーンなどはほとんどないのだけれど、ちょっと大人めのBLの空気が良かった。