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ファンタジーモノで、エウクロス王国という架空の国を主な舞台にして人だったり魔法使いだったり、竜人であったりエルフであったり、人獣であったりとそういう種族達が色々居て。
そんな彼らの幾つかの物語。
殆どは同人誌からの再録との事ですが、どの話も完成度は高いです。
大陸の地図があるのも嬉しい!!やっぱりこういう地図を見るとファンタジーって感じがします、いいなー!!ワクワクするんですよ、ファンタジーモノで地図を見ると!
どの話も良いんですが、やはり一番好きなのは「魔法使いと弟子」ですかね。
人間に嫌われて山奥で一人で住んでいる魔法使いウィンチが子供を拾い、その子供・カレは成長して青年となり魔法使いの弟子、魔道士となって一緒に暮らしている。
カレが使える魔法はたった一つ、花を、花を降らせる事。
ウィンチが亡くなり、そしてカレは花を降らせます、たった一つ使える魔法で、ただただ花をウィンチの為に降らせます。
カレには実はもう一つ使える魔法があったのです、ウィンチからもう一つ魔法を教わっていたのです。
真っ白な中に花が降り続け、そして花びらが舞います。
心にツキンと来ました。
他の話もそこで暮らす彼らが愛おしくて、そして彼らはそれぞれに生きていて生活していて。
珠玉の短編集でした。
ユキムラさん、こういうファンタジーも描かれてたんですね。
ほとんどが同人誌からの再録で、ユキムラさんとしては初の単行本だそうです。
一番古い作品は2000年に描かれたものもあるので11年前なんですが、絵柄は余り古さを感じません。
今のユキムラさんの絵柄とは随分違いますが、私は好きです。この優しい物語にとっても合ってる気がします。
どのお話も優しくて、ピュアで、可愛い。
切なさもあるんだけど、読んだ後の余韻はいいです。心が暖かくなります。
もっと、もっと読みたい感じがします。
うわうわ、名作だ。
苦手なファンタジーでも、こういう作品なら大歓迎、っていうかめちゃくちゃ面白かったです。
ユキムラさん凄いです。
エウクロスという架空の国を舞台にした優しくて美しい連作短編集。
『魔法使いと弟子』
切なくて苦しくて死にそうになりました。
読み終えたとき、なんとも言えない喪失感がありました。
「あたたかい孤独」というものがあるとしたら、まさにこのラストだと思う。
ぽろっと涙がこぼれました。
『竜と妖精』
『Sweet Seed』
竜王の性格がいいなァ。カッコいいのにカッコ悪くて。ギャップに萌えました。
一生懸命に森を育てようとする妖精を見守る竜王。
ゆっくり恋へと変わっていけばいいなと思いました。
お互いに長い命なんだから、焦らなくていい。ゆっくりゆっくりでいい。
『騎士と甲冑士』
このお話は微妙だったかな。
いかなる理由があれ、逃亡というのはなんとなく好かんです。
『恋と毒薬』
『見えない虹』
このお話が一番好き。
恋するドキドキがストレートに伝わってきてキュンキュンさせられるお話でした。
お互いに好きで好きで、どっちの気持ちがより強いとかいうこともなくて。
きちんと大地に根をはって生活してる二人がイイ。
ファンタジーはなんとなく敬遠していたのですが、
可愛い表紙につられて購入。
エウクロス王国を舞台として、
弟子×魔法使い
龍の化身の王様×森に帰りたいエルフ
騎士×甲冑士
犬と人間の亜種×薬師
の話が入ってます。
一番好きだったのは魔法使いのお話、エッチは無し。
世にただ1人、生れながらにして魔法が使えたウィンチは、その所為で人々から恐れられる。人嫌いになったウィンチは山に籠り、自分以外の人間も魔法が使えるようになるための研究をする。
ウィンチに拾われたカレは、これ以上ウィンチが異端者とされないように、自分も魔法の修行をする。
って感じの話です。
魔法使いのウィンチは生活力が無くて偉そうなんですけど、臆病でやさしげですごく好きでした。
カレが出した花を綺麗だって言うウィンチが綺麗だったよ・・・。
ウィンチの世話を焼くカレも好きだった。
最後の時間を穏やかに過ごそうと願うカレは、一途な男前でした。
このお話は綺麗で温かくて儚くて、ほんとに危うく泣きそうになりました。
龍と妖精のお話も可愛くてよかった!!
かわいい妖精のアルスが成長した姿が色っぽくてちょっとびっくり。
龍で王様でかっこいいくせに、すぐにだばだば泣いちゃうレイフレイムも好き!