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not love
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
WALKERSシリーズ愛蔵版第2弾。
ジャンキーのアキオさんはどこへ行ったの?存在が皆無になってしまいました。そりゃ、これはWALKERSシリーズでエンジェリックシリーズじゃないんで、アキオさんが出てこないって文句は言えないんですが、第1弾で気になる存在だったから却って出てこないのが気になっちゃって・・・
というわけで、主役はブンなので問題ないわけです。
自堕落な生活でアパートまで追い出された大学生時代、探偵の戸田大介のところへ転がり込んで、始めは家賃代わりと勢いで体の関係を持ちますが、だんだんとお互いを思うようになります。
この巻全体で感じるのはブンの愛>大介の愛だなと。っていうか、多感な時期に大介から受けた影響は相当大きかったんだろうなと。
だから、しばらくぶりに会って、妻子持ちになっている大介からモーションをかけられても拒めないっていうのも仕方のないことなのかなっと・・・
私としてはこういうあやふやな関係というのはあんあまり好きではないのですが、このお話の場合はそもそも全体的にモラルを逸脱している状態なので、まぁ、そんなもんかなっと。
「青頭巾」「オブセッション」「MISSING」は便利屋稼業のお仕事が中心なので、結局ブンの心の中の話は棚に上がっております。
いとこの凪子ちゃんは香港デカと上手くいくのでしょうか?
で、ブン(私は大介も大いにそうだと思いますが)はホルモンの奴隷だということで・・・
「Heat(新書館刊)」もあわせて読むほうがいいようなんですが、本の山のマグマになっているようで、探し出せません・・・絶対一度読んでると思うんだけど・・・
宮本作品は同じ登場人物のお話が、いろいろ展開するところがすき。
特にこの便利屋ブンのシリーズは、ブンの楽天的な性格もあって、ユルい感じで話が進むから、読みやすい。
この本の前半は、ラブ風味、ブンと大介の出会い編・再会編
後半がミステリ風味の便利屋稼業編
新装版にするにあたって、いろいろな本をまとめたので、前半と後半では味付けがかなり違う。
でも、「エンジェリック」とこの本が出たことで、ブンのお話がシリーズものとして体裁が整ってよかった。