Love & Trust(2) Erotic Perfume

Love & Trust(2) Erotic Perfume
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×215
  • 萌10
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
9
得点
125
評価数
33
平均
3.8 / 5
神率
21.2%
著者
榎田尤利 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
石原理 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
シリーズ
Love & Trust
発売日
価格
¥860(税抜)  
ISBN
9784813010036

あらすじ

「媚薬らしいぞ、それ」書類から盗品まがいのものまで何でも運ぶアブナイ運び屋、坂東兄弟。
兄の核、弟の天、そして天の幼なじみ・正文が【坂東速配】に加わって数ケ月が経った。
ある午後、ホテルで大物ヤクザ・沓沢と優雅な情事を楽しむはずだった核は見知らぬ男たちに拉致される。
それが全ての始まりだった!兄弟に託された新たな配達依頼品は、香水。
しかもただの香水ではなく天才調香師・角が特別に創りあげた媚薬だという噂が!?媚薬を狙って暗躍する男たち、そして正文と天を襲うアクシデント!毎日をクールにタフに、ヒート・アップし続ける男たちの痛快愛情物語。

表題作Love & Trust(2) Erotic Perfume

核にご執心の某組の幹部ヤクザ
弟の天とともに運び屋を営む美形

同時収録作品Erotic Perfume

兄の核と共に運び屋をする大学生
昔天に苛められていた大学生

レビュー投稿数9

媚薬らしい、って何が??

相変わらずテンポ良く飽きさせない展開の、ラブトラシリーズ第2巻目。
サラッと読んでももちろん面白いですし、
媚薬の意味するところや、家族のあり方を思い巡らしながら読むと、
また味わい深くもある一冊だと思います。

「姫君」「女王様」とお相手の沓澤から呼ばれる、
兄・核にすっかりメロメロになってしまったわたしは、この巻も大満足♪
弟・天をバスタブに引きずり込んで一緒にお風呂に入る姿は可愛いかったし、
誘拐されてもタダでは起きず、セックスに対して貪欲な男なだけあるその行動は、流石。

個人的に特に好きだったのは、兄と弟とのやりとり。
今回の配達依頼品の香水によって、
弟・天が幼馴染みのフミと距離を一気に縮めたけれど、すべては核の思惑どおり。
素知らぬふりで上手に天とフミをその気にさせて、くっつけた☆
押し引きをわきまえたその技には、見惚れたし、笑えましたw
そして、くっつけただけでは終わらず、その後も兄としてしっかりフォロー。
決して「ヤッたのか? で、どうだった? 美味しかったか?」
なんて聞かずに、しれっと色々質問して上手~に誘導~~
このやりとりが、なかなかレアな女王様の一面を覗かせ、とてもよかった♪

でも、この巻で一番好きだったセリフはこちら
「僕をベッドのない家に連れてきてどうするつもりです?」

ベッドがあっても、なくても、女王様は聡明で淫乱で、繊細で大胆で・・・
まさに・・・。

最後のページのあの言葉に、読んだらあなたも同感では?


4

弟カップルが好き!

自分は弟カップルの方が好きなんですけど、どうも世間的人気&絵榎田さんご本人も兄カップルの方がお気に入りみたいな気がするんですがどうなんでしょうねー。

魔性の男・兄の核と、元気喧嘩強いよ系な弟・天とのブラコンっぷりは相変わらず。
でも天と、メソフミこと正文との関係が恋愛かもしれない関係から恋愛関係へと変化していきます。
ともかく正文が傷付けられるとブチ切れる天が格好良い!!
香水が媚薬効果があると聞いて、身体が熱くなっちゃう正文が可愛い!
あ、自分は弟カップル、特に正文が一番好きです。

今回の運び以来は香水。
その香りが何なのかは最後に明かされますがしみじみいい話。

ともかく天と正文がお気に入りです。あと兄弟のブラコンっぷりもね!

1

弟カプの恋が進展

ラブトラシリーズ2作目。
本当に面白い。

今回は謎の香水をめぐって、坂東兄弟と正文が事件に巻き込まれます。
香水が媚薬なのか?!
事件よりも兄の核が弟の天と正文を暗示にかけ、二人の恋を進展させてあげようとする機転の良さに感服。
見事に暗示にかかりやすい二人だったので笑えました。

それにしても正文の天然っぷりがすごく、料理のセンスには毎度驚かされます。

核と沓澤のカプも相変わらず飄々としていて大好きです。
キザなことを平然とやってのける沓澤が良い(^^)
はやく核に素直になってもらいたい。

1

核こそが "Erotic Perfume"!

愛情過剰・スキンシップ過剰!規格外な美形兄弟、天と核が繰り広げる痛快活劇Love&Trust、2作目です。
その名も「Erotic Perfume」!!

今回は、香水に見立てた、怪しいおクスリを巡るお話…
とはいえ、天と核の営む「坂東速配」は、麻薬の類には一切手を出しません。
そう、怪しいおクスリとは、ズバリ媚薬…!!

しかもあらすじを読んでみると、エ!!核が見知らぬ男たちに拉致されるだって!?
いや〜も〜媚薬に拉致が絡んでくるなんて、その先の展開にワクワクドキドキが止まりませんね!!

…と、本当〜に胸を高鳴らせていたのですが……なんだか、残念!

ここから先は思いっきりネタバレになるので、平気な方だけ読み進めてくださいね。


♦︎ ♦︎ ♦︎ ♦︎ ♦︎


結果、媚薬と言われていたブツはただの香水でした。
媚薬によるワクワクドキドキな展開への期待は、最後まで叶いませんでした…笑
天と正文は、まあ、偽媚薬のおかげで色々と致してるんですけども、核推しの私としてはなんとも不完全燃焼!核の出番はほぼ無し!

この「Erotic Perfume」では、完全に天と正文がメインな感じがします。

核の拉致展開も、結局最初から最後まで相手より核が圧倒的に上手で、まあそこはさすが核サマ…って感じではあるんですけど、"拉致される"ってことに関する萌えは…なく…。
相手が小物すぎたのもありますけど…。

ま、まあ、それでこそ、いつか核が陥落する時がより楽しみになるわけなんですけどね!


しかしストーリー展開をとってもいまいちパッとしません。
"なぜこんなにもその香水が狙われるのか?"という謎に対する答えが、ここまで引っ張った割にはあまりに素朴だし、登場人物に対する感情移入もしにくい。

今作では、
媚薬と疑われた香水の作成者・昭由、
なんか狙われている謎のお爺さん、
そしてその息子・昌弥が主な主要人物として登場します。

お爺さんが昭由に香水の調合を依頼し、それが後にハイスペックな媚薬だと勘違いされて狙われるわけですが、なんだかな〜…!
最終的に黒幕?の位置にいたのは昌弥というわけなのですが、ヤクザやら関係のない他人やらをこれだけ巻き込んでまでやることか⁉︎な感が強いです。

しかし、動機となる昌弥の、憤り、怒り、やるせなさは分かります。
ここまでの騒動を起こすまでというのにはピンときませんけど、感情自体は分かるのです。
だから余計に、お爺さんこと島津に対して納得ができない気持ちがあります。

昌弥ばかりが、最初から最後まで嫌味で器の小さい、子供のような男、に描かれているのがどうしても引っかかります。
確かにやっていることはまさにその通りなのですが、その原因を作ったのは島津なのに、彼の、1人の女性に向けた愛情や思い出ばかりが美化されている。

その愛も、思い出も、純粋で綺麗で美しいものだろうけど、間違いなくその裏でもう1人の女性は傷付き、そのせいで息子が、死にゆく母のために憎しみまで背負って、形だけ裕福に育っても心は貧しくなってしまったのに、それは見て見ぬ振りでいいの?
過去のことだからって、愛人との思い出に浸ることは許されるの?裏切り続けて、今なお苦しむ息子がいるのに?

歳をとって丸くなったとしても、島津がかつてやってきたことは事実で、それで傷付いた人間を小悪党程度で片付けてしまうことに引っかかりを覚えます。
最初から最後までこの香水を軸に物語を展開しているのだから、この一冊の中で昌弥にもその母親にも救いがあっても良かったのでは?と思ってしまいました。


あとさらに言わせてもらうと、今作では天や正文にもちょっとイライラ…笑

天が、精神年齢が小学生男児で、バカで乱暴なのは分かっていますしそれが魅力でもあるのですが、全体的にスッキリしないテンポで話が進んでいくせいか、その傍若無人さや馬鹿さ加減がなんだか素直に受け入れられない状態に!笑
正文が、とても良い子でお人好しで、弱いのに無鉄砲でおまけにボコされながらも粘るししつこいっていうのは分かっていますしそれが魅力でもあるのですが、ちょ〜〜〜っと君いい加減にしとこうか!と言いたくなってしまいました。

いや〜…。途中、昭由が拉致されるんですけど、正文まで一緒に拉致された時は、まあいろんな意味でため息がでましたよ…。ほんとやってくれるよ…


期待が大きかっただけに、スカッと肩透かしをくらってしまった感じで、Love&Trustが好きだからこそ余計に反動で酷評みたいになってしまいましたが、ちょこっとだけの沓澤さんと核の逢瀬はやっぱりドキドキさせてくれるし、何よりもう石原さんのイラストが相も変わらず美しい!(T-T)尊…
表紙の核も素晴らしいし挿絵の核も素晴らしいし、くっ…!!!(T-T)好きすぎて辛い…


色々と好き勝手に言ってしまってますが、この先に続く3作、4作目はもう抜群に面白いんです!!
核も、そして沓澤さんもしっかり活躍するんですよ〜!これを待ってました…!!
榎田さんありがとうございます!!(T-T)

1

シリーズ2作目はさわやかな恋路

今回は、ウブな弟、天と正文のさわやかなカップルがメイン。相変わらず運びやを中心にした事件が骨太で読み応え有ります。

タイトル通り、香水がテーマ。さりげなく香水にまつわる蘊蓄が出てきて、これ、nez につながったんだよなぁ、と思わされます。

古い作品のようですが面白いです。

0

ピンチの連続な二巻

相変わらず兄弟もいちゃいちゃしているけれど、それぞれの相方ともいちゃいちゃしてます。
兄弟ものではありませんのでご安心を。

女王様なお兄ちゃんと下僕志願(笑)なヤクザの沓澤のカップルが良いなあ。
足の爪の手入れを学ぶためにネイリストに師事ってどんだけですか沓澤さん。
一方で初々しい弟カップルも色々あって多少前進です。
核と天。
兄弟離れの日は……まだもうちょっと先かな。

しかし相変わらず榎田さんの作品はBLのBLのL意外の部分でも読ませてくれます。
今回の香水の正体とか、それを取り巻く周囲の人々の思惑や人間関係とか。
わくわくしながら読みました。

2

面白いに決まってる!

もうっ!
天と文が可愛いよぉ~~~~~><

しょっぱなは人違いで攫われた兄さんの逆襲があまりにもあんまりで(笑)、この人はどんだけ大物なんだと惚れ惚れしてましたが、やっぱ私は天と文が可愛くて仕方ないなぁ~。

自分の恋心に気付かずイライラしちゃうってのはちょいちょい読むけど、天はそれが文のせいじゃないってちゃんと分かってるから愛しいですww
そんでまた、いちいち兄貴に相談しちゃうところが本当に可愛い///
馬鹿な子ほど可愛いって、こういうことを言うんでしょうね~☆

この兄弟、ホントにラブいなぁ~。
それぞれ大事な人が出来ても、この兄弟はずっとこのままイチャコラしてて欲しいです。

今回、天と文は一歩前進!
一方ヤクザと兄貴はというと、これまたより一歩深くなったんじゃないですか?
ネイリストに本格的に教えを請うって…、このヤクザはもう、どんだけ女王様に尽くす気だろう(笑)

私的には杣さんがとってもお気に入りです。
いえ、お気の毒です(笑)

ストーリーはもう、榎田さんですから、いちいち感想を述べるまでもなく面白いです。
設定、登場人物、展開、すべてが秀逸で、スカッと爽快な気分になれます!

2

シリーズ二作目

シリーズ二作目は、香水づくりの天才が作った、とある媚薬効果のある香水をめぐるストーリーです。
運び屋やヤクザが入り乱れ、またもアクションたっぷりです。そのせいか怪我率が異常に高い。常に誰かが怪我してるシリーズ。
ワンコな正文が怪我するとワクテカします。心配のあまり天がブチギレてしまうのが楽しくて楽しくて。あいかわらず天のオバカっぷりには癒される。正文への苛立ちの感情が恋愛感情だということをやっと自覚するんだけど、それまで気づかない馬鹿っぷりが可愛くて可愛くて。
私は天と正文のペアが好きだったんですが、一般的にはヤクザの沓澤の人気が凄かったみたいです。私も沓澤のことは好きなんだけど、そのせいでイチオシの天くんが食われてしまいがちなのが微妙に悲しかった。
なにせ次巻の三作目からは、沓澤の出番がめちゃくちゃ増えますw

1

家族愛

ようやく、テンちゃんとフミに進展が!という第二巻です。

誠竜会幹部の沓澤亮治(35)アダルトマイペース献身攻め×坂東核(兄で22)淫乱誘い受け
坂東天(弟で21)俺様ヤンチャ攻め×興福正文(大学生で21)温和天然受け
正文=フミが坂東速配の事務となり、変わった工夫を施される食事を作るようになっての第二巻です。
今回の依頼は香水を運ぶというもので簡単かと思いきや、その香水にある疑惑があって。
嗅いだだけで媚薬になるという噂から、香水を狙われて。

誘拐されたと言うのに呑気で豪快な核に、惚れてしまう感じです。
アダルトなお兄様で、もう素敵過ぎます。
主の沓澤さんの野卑な軽口にも情事にも動じず、任務を淡々と達成する無口な杣さんが好きです。脇役ながら、渋いところがいいというか。
まさかの番外編のEX.での短編主役にも、驚かされました。

兄貴しか好きじゃなかったのに、そこにフミが入り込んで、もやもや全開なテンちゃんが可愛かったです。
なんという初恋のやり直し!ピュア過ぎです!
好きだから、見栄や意地もあって素直になれない。
そんな2人に上級者な核から、ちょっとしたお節介があっての今回の進展ですが……、嬉しいような残念なようなで、読むのをお楽しみにという感じで詳細は秘密にしておきます。

沓澤さんは相変わらず美味しい所を持っていくというかで、いいキャラです。
核を姫呼ばわり、ネイリストに一日がかりで師事するわ、部屋を勝手に用意したりと、愛が深いです。
2巻はどちらのカップル好きにも、美味しい話でした。

総合:★4 事件的には★4で、カップル好き的には★5な展開です。
エロ:★4 アダルトカップルでエロ成分を確保と言う感じで、子供カップルの進展もよかったです。

1

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う